午後5時を 過ぎた森。
参道に 灯が点っていたけど、
それでも、暗かった。
曇天で、鬱蒼としていて、
カラスと、カナカナ蝉の声。
前回、一部が えぐり取られていた コケはどうした?
美しい 緑の絨毯に、6センチほどの 穴が開き、
黒い土を 見せていた苔は?
散らばっていた 破片を、乗せて置いたものが、
連日の雨で、活着したらしい。
置いた カケラが、
しっかり 地面に張りついて、生きていた。
(なにやらうれしい)
(!)
(うぉぉ)
ちょっと姿勢を変えると、傷だらけの足が痛む。
『切り開いて、排毒せよ』と、
スネの肉が、
足首の皮が、
足の甲が、
命ずるので、
手が応えた。
自傷行為は、
正気を保つことが 難しい状況に陥った者が、
おのれに加える 虐待。
健全な快楽を、自分に与えることを 許せない小心者が、
自分に向ける 八ツ当たり。
嫉妬され罵られることや、
否定されること、
見下されること、
だまされること、
利用されること、
排除されることに 慣れ過ぎて、
傷つくたびに 自分を責め、
理不尽な相手を 許そうとし、
周囲(環境)に 過剰に適応してしまう、
無器用きわまりない、
もとは 純情可憐だった、
こども心の なれのはて。
足拭きマットも 敷布も、
黄色い汁(浸出液)と 血で、ベタベタ。
傷口からは、膿(うみ)の におい。
(白血球が 働いて働いて、しんだのだ)
好きで 自分を痛めつける 訳じゃない。
(痛いことは 不快で、うれしくない)
けど、
自分を『駄目人間』て、証明し続けないと、
幼い私(若干5歳)を、
『欲求不満の塊』と 決めつけた親、…
愚直だった私(11歳)を、
『世に仇をなす、死ぬべき餓鬼』と 葬ろうとした親を、…
肯定すること、立てること(親孝行)が できない。
…狂ってる。
狂人の理屈だが、
虐待の後遺症とは、こう云うもの(!)です。
自殺防止サイトなどで、
こうした 狂気に苦しむ者を、
面白おかしく論じたり、
(暇潰しのネタにしたり)
命を分ける 覚悟もなしに、
(痛みや 重荷を 分け持つとか、軽くする 手だてを探そう、などと云う気も ないのに)
その場しのぎの 気休めや、
無責任な 助言を与え、
当人の 現実に そぐわない、
ムダで 無謀な 行動を そそのかし、
更に 深く 迷わせ、
置き去りにする人は、
心の世界では、人を殺してる。
(私と同類だった)
だから、
アルコール依存症だった弟、
暴力を抑えられなかった父、
依存症者を責めながら 操ってた 母や義妹と、
同じような言動を、
(電脳を介して)私にぶつけ、
何の痛痒も感じず、
忘れたのね。
(置き去りに できたのね)
電脳を介する 仮想空間上でも、
私には 現実だった。
心の半分が、死んでいる気がするのは、
まだ半分、生きているからね?
傷ついた者を、
肴にしたり、せかす人は、哀しい。
依存症者に似ている。
困ってる私を責めて、
自分の心を誤魔化し、楽になりたかったのでしょう。
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