忍者ブログ

2011-06-12(Sun)

ラジオの話 ⑥

「何が大事?」
「今 生きてる」
「これは、宇宙の奇跡でございまして」
 はい、奇跡ですよね。
「40億年前に、数ある星の中で、たったひとつ 原始の命が、小さな地球に 生まれてきた」
 んー
「それが、よくも 切れずに 続いてきているから、今日、皆さんが ある訳です」

「皆さん、未来に 残すものは、紙切れの札束じゃない」

「あなたの、あなたの愛する人の、40億年、よくも 切れずに続いてきた、DNAと 遺伝子を 未来に残す 一里塚として、(※ 多くの人の 寿命は)百年足らず、生きていらっしゃる」
「その 懸けがえない あなたの、あなたの愛する人の 遺伝子の、緑の褥(しとね)が(※ 寝床が)…」
「芝生(しばふ)の 30倍 緑の表面積がある、土地本来の、本物の ふるさとの木による、ふるさとの森」
「その森が、0.06% しか 残ってないぐらい…」
 先生、ちょっと、話を 戻して いいですか?
「はい、どうぞ」

 その 潜在自然植生ですけど、それを 取り戻すには、日本では、多分、鎮守の森が、1番 残っているんだって云うのが、
「そうそう、はい」
 先生の お考えで。

 さっき申し上げた、日本て云うのは 基本的に、照葉 樹林 文化ですから、その、自然の森を 再生するために、先生、どう云う方法を お考えかって言うと、
 たとえば、ここですと、赤坂の 近くにある 鎮守の森を 探して、
 そこで、照葉樹が 落とす、…実ね、
「はい」
 たとえば ドングリ。
「いわゆる ドングリ」
 ドングリ。
「ドングリと云う木は ありません。いわゆる ドングリ、おっしゃる通り」
 いわゆる ドングリ。それを たくさん 拾い集めて、
 1番 ここにある 鎮守の森の ドングリを、拾い集めて、
 これで、あの、…根を出して、苗木を作るんです。
『はい』
 ポットって、先生は おっしゃってる…
「植物は、根で勝負します」
 根で勝負。
「根のないのを、つっかえ棒で(※ 添え木で) やっても(※ 支えても、活着しない)」
「今の 植木屋さん、今、1年保証ですけど」
「何を言うかと!」

「相手(※ 植えた植物)は、命を懸けている」
「私たちが、皆さんと、植えて戴く ポット苗、根の充満した ポット苗は、次の氷河期が 来るであろう、9千年 もつような 本物の、命を守る…」
 次の 氷河期までのね。
「はい」

 で、たとえば 釜石で、これから 自然の森を 作ろうと思ったら、
 釜石で 鎮守の森を 探して、そこで、むかーしから、ここで 生えているであろう、潜在自然植生の ドングリ…
「タブノキ、ヤブツバキ ありますから」
 ヤブツバキね、タブノキ、ありますから、
 その ドングリを集めて ポットを作って、そこで、先生の 混植・密植、
 混ぜて、密にして、1へーべー(平米:㎡)、3本 から 5本、密植して、森を作れば いいだろうって話で、…

 ここから先が、お待たせしました、
 復興構想会議 御中で、宮脇先生が 提案している、津波から 命を守る 森の長城プロジェクト。
 これは 何が ポイントかって言うと、がれき(瓦礫)が 使えるって云うこと。
『はい』
「これ 大事なんです」

 これ、何が 1番 大事かって、瓦礫を使って やるんです、この作業は。これが、最も ポイントですね。
「そう、おっしゃる通り」
「今まで(※ 今の人は)、瓦礫を 邪魔ものと 思っている(※ けど)」
「人類文明や歴史で、いわゆる 邪魔ものは、なかった はずなんです」
「で、もちろん、毒は、排除しなきゃいけませんけど」
 毒性のある物はね、
「あとは、すべて 地球資源」
PR

この記事にコメントする

Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass
Pictgram
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

無題

2011-06-24 07:45

良いお話ありがとう。 

うさぎさん、謝謝

2011-06-27 11:09

宮脇 昭さんも、久米 宏さんも、早口で、
何十回 聴き返しても、はっきりしない ところがあり、…推測で補っています。

そのように、あやしいところもある 文章ですが、…

森の精のような 宮脇先生の言葉を、しっかり聴きたくて、
約30分の お話を、10回に分けて、(勝手に)文字起こししております。

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする