お前は、たくさんのものに 愛されて(隣人愛とか、友情と云うものに 包まれて)生きられる。
豊かに 健やかに 生きられるのに、
それを叩き壊すような(偏った 親の価値観を なぞるような)
、真似をしたから。
弱った者(疲れ果て、希死念慮に苦しむ俺)に、
不用意に甘えたからだ。
疲弊し、
早く動けない、
無器用な、
知恵も足らぬ、
努力では越えられぬ壁に激突し、倒れ、
心的外傷に苦しむ人間、
…そのような相手に、不寛容でいながら、
『好きなものだけとつきあって、平穏無事に暮らしたい』と思っても、難しい。
親や兄を見てて、分からないかい?
いい加減、気づけや…と言いたかった。
けど、ダメだった(伝わらなかった)ようだ。
俺の言葉(どうでもいい言葉尻)で、
お前は、憎悪を剥き出して 怒った。
よほど 傷ついたのだと察する。
俺に、悪意は なかった。
お前を 批判した訳でもない。
あれは、俺の悲鳴だった。
でも、傷つけたのなら、あやまるべきなのだろう。
あやまりたいが、言葉が見つからず、1ヵ月以上 経ったような気がする。
お前より、9年も長く生きながら、
兄(姉)らしきことの出来ない自分を、情けなく思う。
俺には、餓死がふさわしい。
生活保護は、俺には敷居が高すぎる。
けど、もしかしたら 申請するかもしれない。
(その場合は、身内に 問い合わせが行く。
そのときは、浮き世の義理と思って、事務的に答えてくれ)
お前と、もう少し話したり、
致命的じゃない喧嘩でじゃれて、情緒を育んでみたかった 気がする。
お前も 俺も、
身体機能や 知能は、一人前に 授かっていた。
だが、大自然から離れ 自然への畏れを忘れた、人工的な環境下で、
子どものような両親のもとで 育ったから、
情緒が未発育だ。
心がタフじゃないのに、
(人を 自殺に追い込んで、ほくそ笑んでいられるような性格じゃないだろう? お前は)
死を願わない日は ない程 苦しんでいる俺に、
乱暴な言葉を 投げつけられる人は、
心が幼く 無邪気だと、俺には思える。
俺の両親、弟、妹、…
精神的な専門家に、俺は(過去)いろいろ言われた。
『多重人格障害』、『境界性人格障害』、『適応障害』とか。
(無責任に、言いたい放題 言われたものよ)
俺自身は、過剰適応に過ぎなかったと、今は思っている。
女の子であることを、否定され続けたから、
男としての価値観を養った。
『お前のせいで家が暗い』
『お前は将来、おそろしい人間になる』
『社会のために、お母さんが責任をとって殺してやる』
…などと決めつけられたので、心を殺した。
(10代の はじめに)
お袋は、後年、
『自分が死にたかった、悪かった』と謝ってくれたが、
…謝ったから、もう済んだと思っている。
(児童虐待とか、心的外傷などに関して、ほとんど無知な人だ)
その上、彼女は思ってる。
『戦中・戦後の 飢えに苦しんだこともない奴が、苦しいなんてふざけんな』とか、
『稼がない奴は、怠け者、ダメな奴』とか、
『自分は、親として 尊敬されないとおかしい』と。
だから彼女は、私を うすら笑うのさ。
彼女は、(夫からの)DVの被害者であり、DVのイネーブラーでもある。
共依存者。心が健康では ない人だった。
(治療が必要なレベル)
(治療が施されなかったので、子どもが悲惨な目に遭った)
俺の心(人の心)は、11歳くらいで死んでいる。
人間以外のもの(虫や草木や鳥や爬虫類)が、慰め、愛し、この世に つなぎとめてくれたけど、
俺の心には空洞がある。
うつろな心は、乗っ取られやすい。
殺しても飽き足らないほど憎んでた 親父の仕事(しかも 俺の苦手な業種・職種)を継ごうとしたのは、
(早死した父方の)祖母に、意識を乗っ取られたからとしか思えない。
(俺の妄想だが)
俺は、自分を否定しきっているのに、
自分にかかわる人を全肯定しようと、努めてきた。
俺を嫌う人や、
俺を利用した人や、
俺をゴミ扱いする人に、
…別れた恋人に臨むような態度で(プラトニックな愛情をもって)接した。
(俺は いまだに、過激な法華経信者だった(マザコン)鼻毛王子(バカボンのパパに似てた)に 惚れているのさ。
楽しかった思い出は、1度だけ バスに並んで坐ったことと、1度だけ 誕生日を祝ってもらったことと、1度だけ 手をつないで、線路脇の道を歩いたこと くらいだけど)
大嫌いな奴に、最大限 優しくするなんて 偽善だと、
お前は言うかもしれない。
でも、俺には 他の選択肢が なかったのだよ。
『赤子より 役立たず』と、決めつけられて育った。
故なき暴力を、浴びて育った。
救いも 逃げ場もなく、感謝を強要されて育った。
変態に(性的におかしく)なったり、死神にとり憑かれて、当たり前なんだよ。
でも、俺はしあわせな男さ。
最高に高揚した記憶が、
武道の見学に来た 男の子を、肩車したことなのだから。
(丹波哲郎も言ってたけど、性的な悦楽なんかに時間を浪費するのは、ガキだ)
胸がでかくて 悪かったな。
単なる隔世遺伝の結果(母方の祖母の)だけどな。
これに泣いたことは数えきれないが、得したことは1度もない。
(恋人に よろこばれたこともなかった)
俺は 心臓に畸型があるから、それを覆う外側も 畸型(規格外)なんだろう。
肉体的欠陥だと 俺は思っている。
(ギブスのような下着をつけなきゃ、仕事場に行けねえんだからな)
そう云うことを、相手を攻撃するネタにすると、実に効果的だ。
排除の理論で生きて行きたいなら、これからも そうするといい。
俺とは あいいれない厳しい生き方だが、お望みなら止めはしない。
1度、断酒会に お前を連れて生きたかった。
断酒会にしろ、アラノン(アルコール依存症者の家族会)にしろ、
構成する会員さんの傾向によっては、自分に合わないこともあるけど、
俺が参加できた 当事者の会は、
DVの被害者に必要な、
寛容さや、加害者からの謝罪などが、間接的に与えられたのだ。
でも、1人では 危険なこともあるからさ。
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