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2010-05-22(Sat)

いつの間に

どんぐり兄弟(4〜6本目)を、育苗箱から ビニールポットに移植。

(地上には)1cm 足らずの 芽しか、出ていないのも あったけど、
育苗箱の 底を触ったら、(!)
3本の 太い根が、突き出ていた。

むき出しの根が 傷つかないうちに、ポットに移してやらねば。
そっと 掘り出そうと したのだけど、…1本を 傷つけてしまった。

L字型に 伸びた根が、育苗箱の裏に 食い込んでいて、…
丁寧に 扱ったつもりだけど、先端が 千切れてしまった。
…ごめん。
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2010-05-20(Thu)

気絶するほど愛らしい

どんぐり兄弟を、(育苗箱から)ビニールポットに 移植した。

5cm くらいの丈になったので、(まだ 双葉になっていない、棒状のもあったが)
隣あって発芽した 3本とも、移した。

徹夜明けの朝。
若木の根を 傷つけないように、眼をギンギンに(集中)して、…
右手の 短い指と 手の平(素手)を、移植ごて(センサーつき シャベル)代わりに、
苗を掘り、運び、新しい苗床へ。

哺乳瓶みたいな、重みのある ドングリが付いているので、バランスが取りにくい。
(丸いポットの真ん中から、真っ直ぐ 芽が伸びるように 植えようとするが、これが難しい)

5リットル用意した土を、半分くらい使ったろうか?

可愛い(子どものような)若木の手入れを、
何故、ベストコンデションで 遣れないのか?
(これ以上経つと、根が育ち過ぎてしまう。…傷つけずに移植できる、タイムリミット だった)

莫迦か 自分?
(疑いの 余地なし…)

空は青く、うろこ雲が浮かび、雲雀(ひばり)の声がしていた。
非常通路には ドクダミの白い花と、カリフォルニア・ポピーのオレンジ色の花。
私の左手には、今年はじめての蚊。(ベシッ!)
ジョウロの持ち手には、ナメクジが這い上る。(さよなら、ぽい!)

後頭部を 木槌で殴られるような、頭痛がしてきた。

まともな睡眠を 取らなくなって、久しい。
(心の中で)私が、自分にしてきたこと(裁き)は、
木槌で 殴るどころではない。もっと ずっと 酷いことだ。
どんな病を得ても、文句は言えない。

被害者意識の強い人に合わせようとして、加害者意識が やたらに 強くなった。

だけど、多分、生きることは罪じゃない。

他の命を奪わないと、人は生きられないと云う 見方もあろうが、
(原罪や、契約の神の考え方には、私はついて行けない。気力が萎える)

人も、細胞の塊、…食べたり、食べられたりしている、自然の一部。
…食べ過ぎなけば、ときどき吾が身を省みれば、いつか土に還れば、許されるほどの、存在ではなかろうか?

とりあえず、雲雀は幸せそうだ。
残りの ドングリも、…幾つか、芽を出しかけている。

移植後 30分以内に、水やりを2回したら、もう 電池切れになってしまった。
仮眠をとって病院に行くつもりが、気づいたら 雨の夕暮れになっていた。
(寝過ごした)

2010-05-12(Wed)

兄弟

クリスマスの頃、蒔いた ドングリが、芽を出した。
小さな小さな筆みたい。可愛い。

切り藁の掛布団を 用意できず、
百円均一の水苔(ミズゴケ)けで おおったから、ちょっと どうかなーと思ってたけど。生きてたのね。

カナブンのことも ウドンコ病のことも、たいして学べていない。
泥縄な私を、笑っておくれ。

命は 止まらないのね。

「植物の遺伝子は、同じではない。親は同じでも、人間の兄弟のように、それぞれの 個性がある」とは聞いていたけど、…
本当に ずいぶん違うのね。

最初に出たのは、赤紫色で太い芽、
もう1本は、薄緑色の細長い芽、
もう1本は、淡い淡い褐色の小さい芽。

2010-05-05(Wed)

緑の下に生かされる者

数年前、2個で104円の サンふじ(小さい林檎)の中に、根を出している種を 見つけた。

彼(その種)は、生きるよろこびに あふれている、ようだった。

植物の お世話にならねば、生きられない(植物に、命を分けて戴いている)生き物として、なすべきことは、…
【彼を 土の上に置き、水を注ぐこと】に感じたので、そうした。

種は、可愛い双葉になり、美しい若木になった。

林檎は 病害虫に弱い と聞いていたので、
いつもは台所(北向きだが 窓が大きく 昼は明るい)に置き、ときどきは戸外に出し、日光浴させた。

15cmくらいになった若木は、冬眠しなかった。(本来は 秋には 葉を落とす樹種なのに)

丈夫になってほしくて、2年目は外に出した。
(育苗ポットごと プランターに 半分埋めた)

アブラムシは手で取り、白い粉(ウドンコ病?)は、イソジン(ウガイ薬)で拭き清めた。

無農薬で 林檎を栽培している人の存在を知り、その人に 学びたいと思った。
その人(木村秋則さん)の本が 出ると、早速 読んでみた。
参考にしたいけど、…自分には とても無理に思えた。(悲しかった)

3年目、冬眠から覚めた林檎の葉は、萎縮していた。
どう見ても 病気だった。

植物病院で 診てもらったら、ウドンコ病と言われ、農薬を使う他ないと 宣告された。

かけすぎなければ 大丈夫と言われ、とても親切に(林檎に優しく)対応してくれたので(信じて)、
言われた薬を買って、噴霧した。

数日後、林檎は枯れた。
悲しかった。

今年、別件で 植物病院を訪ねたら、林檎のことを 覚えていて下さって、
近距離から 薬をスプレーしたことにより、凍えて 枯れてしまったのではないか、…と言われた。

無知で殺したのか 私が。(泪)

木村秋則さんの本によると、
きゅうり(自然栽培)のヒゲに 手を差し出すと、巻きつかれる人と、巻きつかれない人がいると云う。

幼児がやると、きゅうりは 必ず巻きつくそうで、
大人には、巻きつかないことが あるそうだ。

何らかの理由で(農薬を使うのが 当然と思ってる人など)、握手を拒まれる人が いるらしい。

きゅうりに 握手してもらえる人に なりたい。

2010-03-17(Wed)

好きなのに 苦しめていた

草木の病院に、謎の落葉樹を 連れて行った。

「ポット(ビニール鉢)の中で、育ち過ぎないで。山に連れて行くまで 我慢して」と、無理を強いてきた。

己は 何時死のうと構わぬが(大事に思えなかったので)、
この樹は 枯らしたくなかった。

若葉に 触れると、しあわせを 感じる、可愛い 樹だったから。

波打つような 凸凹した葉は、光沢のない黄緑で、
裏と表に やわらかな 白い毛が生えていて、縁どりも 波のような形。

屋外での 水分の管理に、自信のない 私は、
昨年の秋から それを、室内に入れてしまった。

人間には じゅうぶん寒い台所でも、植物にとっては 不自然な環境だったのだろう、…

落葉樹なのに、最近まで 葉を落とさなかった。
(冬眠できなかったらしい)

5日くらい前から、新芽が 出てきたけど、不吉な感じの、白い異物が ついている。…

(自分も睡眠不足 ほぼ徹夜、駅のホームが ぐにゃぐにゃして 困った)

白いのは ハダニだった。
「寒い間は ハダニも眠っている。若葉が 丈夫になったら(5月下旬)、枝と葉に 薬を散布するとよい。屋外に 置いた方が良い」との、ご指導を戴いた。