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2010-05-05(Wed)

緑の下に生かされる者

数年前、2個で104円の サンふじ(小さい林檎)の中に、根を出している種を 見つけた。

彼(その種)は、生きるよろこびに あふれている、ようだった。

植物の お世話にならねば、生きられない(植物に、命を分けて戴いている)生き物として、なすべきことは、…
【彼を 土の上に置き、水を注ぐこと】に感じたので、そうした。

種は、可愛い双葉になり、美しい若木になった。

林檎は 病害虫に弱い と聞いていたので、
いつもは台所(北向きだが 窓が大きく 昼は明るい)に置き、ときどきは戸外に出し、日光浴させた。

15cmくらいになった若木は、冬眠しなかった。(本来は 秋には 葉を落とす樹種なのに)

丈夫になってほしくて、2年目は外に出した。
(育苗ポットごと プランターに 半分埋めた)

アブラムシは手で取り、白い粉(ウドンコ病?)は、イソジン(ウガイ薬)で拭き清めた。

無農薬で 林檎を栽培している人の存在を知り、その人に 学びたいと思った。
その人(木村秋則さん)の本が 出ると、早速 読んでみた。
参考にしたいけど、…自分には とても無理に思えた。(悲しかった)

3年目、冬眠から覚めた林檎の葉は、萎縮していた。
どう見ても 病気だった。

植物病院で 診てもらったら、ウドンコ病と言われ、農薬を使う他ないと 宣告された。

かけすぎなければ 大丈夫と言われ、とても親切に(林檎に優しく)対応してくれたので(信じて)、
言われた薬を買って、噴霧した。

数日後、林檎は枯れた。
悲しかった。

今年、別件で 植物病院を訪ねたら、林檎のことを 覚えていて下さって、
近距離から 薬をスプレーしたことにより、凍えて 枯れてしまったのではないか、…と言われた。

無知で殺したのか 私が。(泪)

木村秋則さんの本によると、
きゅうり(自然栽培)のヒゲに 手を差し出すと、巻きつかれる人と、巻きつかれない人がいると云う。

幼児がやると、きゅうりは 必ず巻きつくそうで、
大人には、巻きつかないことが あるそうだ。

何らかの理由で(農薬を使うのが 当然と思ってる人など)、握手を拒まれる人が いるらしい。

きゅうりに 握手してもらえる人に なりたい。
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