子どもが継いで 潰すなら、いっそ諦めもつく。真面目な お前なら、どんな仕事でも できるはずだ。…そう言った口で 十数年後、天に唾を吐くのが 私の親だった。…
『お前のために、幾ら 金が消えた分からない』
『生活保護者を出すなど 一族の恥』
『人間が皆、お前のように 無能だったら 世の中は 終わりだ』
『お前に給料を払うために、こんな年まで働いてきた。5年も前に 辞めるつもりでいたものを。どう思ってんだ』…
【死にさらせ!】ではなく、…
「ありがとうございます」と、…吾ながら よく言えたと思う。
被害者意識に とらわれた親は、つまらぬことで 怒鳴り わめき 毒づく。…
人の話は ほぼ100%否定する。…それでも 時間をかけて、彼等の 被害感情に 耳を傾け続けると、『おれが悪いんだ』などと 言うこともある。
傍若無人な 振る舞いで、親類にも 相手にされない男と、その男しか 見えない女 と云う 組み合わせの 双親だから、捨てきれなかった。…
(先祖の亡霊に 取り憑かれた 野獣は)自分の心を 腐らせながら、彼等に つきあってきた。
年末年始を、島根観光で迎えた と云う夫婦。めでたいことである。
(ご当地キューピーの キーホルダーを 土産にもらった。ままごとのようだ)
私の役目は 終わったと思う。もう上がりたい 人生双六。
心が幼すぎる 双親を支えること、…野獣1匹 ではなく、子ども 全員(3人と、その伴侶を含む ネットワーク)で遣れたなら、違う道行きに なったろう、…と思う。
しかし、兄弟は 逃げた。(親と 私を、見下して)
『毒になる親は、捨てるしかない』と云う、アメリカ発の心理学(逃避術)は、…日本人に なじまないと思う。
因果応報の 拡大解釈(不運な者は 自業自得だ、下手にかかわると しがみつかれて厄介ですよ、避けて通りましょ みたいな考え方)や、…類は友を呼ぶ などの諺(ことわざ)が 乱用され、人心を 荒廃させている 気がして ならない。
(ことわざは、一面の真理でしかない。…先人の知恵を、人を裁いたり 笑うための道具にしては、いかんと思う)
兄弟に期待しては、いけない と識っている。
感傷的になっているだけだ。
恵まれた職場と、旅行・娯楽三昧の休暇と、持ち家(マンション)と、自由を持つ 兄弟たち。…野獣とは、別世界の住人たち。
この世界で、良き人生を送るために備えたい(良き人たる)資質は、やわらかく 豊かな心や、克己心・教養・思いやり・勇気などであろうか。
金銭的・物理的・文化的・体力的に、そこそこ 豊かな 兄弟たちが、精神的に豊かで たくましいとは 思われない。むしろ 脆く見える。
何のために、人に生まれ 智慧を授かったのか。
遅い人や 哀しい先祖を、笑うためか?
そうではあるまい。
遅い人を 笑えるのは、哀しく貧しい心の人だ。(そんな人が あふれていたから、マザーテレサは、日本を『貧しい国』と言ったのだろう)
飢えた人と 行きあったとき、…自分が お弁当を 持っていたなら、その人と 気分よく分けあい、ひととき楽しみ、明るく見送る。…かくありたい野獣君である。
休みたい。
森のイスキアに、電話をした。
有名になりすぎて、そこに住まわせてもらうことは、もう叶わないし、クリスチャンでもなく、南国に行きたい、罪悪感の塊のような私が、…
東北の(何時になるか不明 雪どけ以降) 佐藤初女(はつめ)先生を訪ね、1度ばかりお会いできたところで、救われるとは 思えないが、…
そこに行けば 魔法のように、私が 元気になると思っている 母の夢に、つきあってやろうと思ったのである。…
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