歌や踊りさえ ままならぬ、田舎者の 貧乏人が 行くものでは、ない感じ。
数年前 ドナルド・キーン氏の講演会に行ったときは、無料だった(分不相応では なかった)し、明治天皇の 果たした役割について、貴重な話が聴けて 目から鱗が落ちたので、行って正解だったと思うけど。…
私は 人間が好きな野獣だったのだと思う。(借金を踏み倒されたりしても あまり懲りない)自分の話をするより、人の話を聞く方が好きだ。
けど、観客でいる(客席で行儀よくしている)ことには、違和感がある。
まだ 旅じたくが出来ていない。(いつ彼岸に呼ばれても 平然と 旅立てる準備:整理整頓が 出来ていない)…娯楽に うつつを抜かしている場合ではないと感じ、落ちつかない。
それでも キーン氏の講演のように、おのれの思考の歪みに 気づいたりすると、行ってよかったと思う。
あるいは、講師の話に 完全に酔えれば(その間 現実を 忘れ去ることが できれば)、それは それで また、ありがたい。
昨夜、大きな町の 勤労福祉会館で行われた講演会は、…講師(男子)が 華のある人で、内容の八割方は、得心できるものだっただけに、酔えずに残念だった。
ワークショップの トレーナー(女子)が、飛び入りで講演したのは、悪くなかった。
だけど、
「今日の資料は 50円ですが、500円以上の価値がありますよ」と言われたとき、私は 現実に 引き戻された。
「感受性を捨てた 評論家や 傍観者にはならないで、行動していきましょう」と云う講師の言葉は、理解できた。
だけど、
「来年も 同じ話を聞いているようでは駄目。話を聞いているだけでは 分からない、ワークに参加して下さい」と 言われたとき、夢が醒めた。
その ワークショップは 3部構成で、初回は 25,000円。…
この講演会は、講演だけで 完結しないの?(貧乏人は 相手にしないの?)などと考えながら 帰宅し、ラジオをつけたら…「東京砂漠」が流れてきた。(苦笑)
でも「自律神経」の解釈は、面白かった。
「おのれを律すると、神(大自然)に つながる」とのこと。
・会議室(夜間)使用料 7,200円
・90人×2,500円 = 225,000円
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