反骨の詩人が言ってくれた。
アーサー・ビナード氏の話 ① 1時間2分55秒
上層部の人が、権力者に 餌付けされた 新聞や、
上層部の人が、権力者と ゴルフ仲間の テレビは、決して 報道しないが、
今 この国で 『我こそは 最高権力者』 と 胸を張っている人は、
自分の身内と、友達と、利害関係者さえ守れればいい。そう思ってるみたい。
アーサー・ビナード氏の話 ② 30分4秒
かつての 2・26事件の背景には、多くの娘が人身売買される程の貧困があった。
時の最高権力者は、
2・26に 決起した若者(中心人物)を 憎んだけど、
いつまでも 被害者意識に 凝り固まってた訳じゃない。
国民の幸福を祈り、力の弱い者、傷ついた者に 心を寄せる。
その意志を持たない人間、その心を持たない人間が、
『権力者』や『象徴』の 座に就いても、
「尊敬」や「人気」は、得られず、
多くの『恨み』や『怒り』や『憎悪』や『軽蔑』を 集めるだけ。
そのことを、
昭和の天皇陛下は ご存じだった。だから 巡幸で、
全国に足を運ぶこともされたのだ。私(歴史を齧った者)の 知る限り、
弟の三笠宮殿下も、それを ご存じだ。
平成の天皇陛下のファンが 世界中にいるのも、
そのことを忘れず、体現している方だからでしょう?
アーサー・ビナード氏、ブチ切れ 9分35秒
でも、今の最高権力者は、そのことを お忘れのようだ。
沖縄に対しても、福島に対しても、広島に対しても、長崎に対しても、
「重荷を減らし、苦しみを長引かせまい」 という、優しさが見えない。
権力ピラミッドの 上の方に 自分が立っているのは、
『選ばれた人間の特権』 とでも 言わんばかり。
奴隷も同然の、働いても楽にならない国民が 多数出ているのに、
そういう人が、もっと苦しくなりかねない法律を 作ってる。
『ゴルフをしなければ、ストレスが 解消できない』 そうだけど、
そのような(私たち 貧しい人間から、遠く隔てられた 贅沢な場所で)
金持ちにしかできない遊びに 打ち興じなければ、発散できないほど繊細とは。
地獄の亡者の友人(私)も、同情を禁じ得ません。
子どもの時分に、読んでくれる大人が、いなかったのですか?
【蜘蛛の糸】という物語。
芥川龍之介が、子どもに読ませたくて書いた お話しですよ。
自分だけ(仲間だけ)助かろうとしたら、助からないのです。
色々な人間、色々な生き物が、共存してこそ この世が楽土となり得るのです。
これはいらない、あれはいらない。
そうやって切り捨てているもの、
ゴミ同然の 傷んだ爪や髪、…だと思ってたものが、
実は、肝臓だったとか、動脈だったとか、…
そう云うことが、あるかもしれませんよ。
かつての 2・26事件の頃と同じこと、
もう 起きてしまっている!
学費が払えずに、
身を売る(風俗産業に身を投じてしまう)若い人の 数の多さたるや。
それを 政治の落ち度 と 思わず、
(原因である 『格差社会』 を、改善しようと せずに!)
ひたすら 原発の再稼働に 突き進み、
危険な 戦争のための 乗り物(オスプレイ)の 宣伝に励み、
アメリカの(侵略)戦争の お供に、自衛隊を 差し出そうとしている 最高権力者。
私の目には、
武器商人にしか 見えません。
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