何より避けたい嫌なことだった
先代の大家さんはおおらかだったが、
(家賃も手渡しだった)
代替わりしてからは、銀行振り込みになり、日頃 接する機会もなく、
何か困ったことがあって、相談のために電話をすると、
第一声の『何ですか?』が、不快感 丸出しな感じで
(私が、大家さんにとって厄介者であると思わせる印象)
住まいを貸してもらっている感謝の気持ちより、
死にたい気持ちの方が強くなってしまうのだった。
何とか、新しい大家さんとも、穏やかにかかわりたいと願って、十余年、
自分としては、精一杯の対応をしてきた(ベストを尽くしたつもり)
大家さんも結婚したり、人の親になったりと、変わられて、
あからさまに『借家人=嫌なもの』みたいではない反応を返してくれた日もあった。
しかし、生活保護制度では、家賃は当月清算。
次月の家賃の、口座振替を許さない。
残高が残っているときは、保護申請を許さない。
銀行と大家さんと私の契約を、保護認定月の月末には、
必ず『破らせる』仕組みになっている。
保険屋時代の先輩に愚痴った。
「大家さんと揉めたくない、お金より精神的なことで困ってると、
ケースワーカと婦人相談員に言ったのに、
無駄に申請を遅らされたけだった気がする。
だまし討ちに遭ったようだ」
先輩、曰く、
『あなたが確認不足なだけだと思う。
彼等は契約に従って動いただけ』
それはそうだろうが、
いやしく(苟)も(かりそめにも)、も「福祉課」に奉職している方々が、
困窮者の心(声)を「データ」としか扱わず、
お金の計算を 第一義としているような、
自分たちの 半端な対応で、困窮者が 更に苦しんでも、
責任感のかけらもなさそう(本当は あるのかもしらんが)なのが 私は
悔しいのだ。
そういう態度が、困窮者を追い詰め、自殺のリスクを増やすことに
何故、気づかない?
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