ひとり暮らしを始めて、最初に親しくなった人が、約束を忘れる人だったから、…
約束が 果たされないことには、慣れている。
約束より、君の方が大切だ。気にするな。
一所懸命 生きている、いろんな人に 出会った。
見た目が モデルみたいで、しぐさや声は 天使みたいな、目の保養になる人もいた。
賢くて きれいなのに、マスコミ・テレビに洗脳されてる人や、西洋医学を盲信してる人もいた。…
『自分の感情が 不安定なことを、人のせいにする』人もいた。…
場を清めるような つもりで、
『弱い者、遅い者を、排除したがる』人もいた。…
【助けあって 生きるよう】にと授かった、生命や知恵を、逆方向に用いるのは (異端者を排除するために使うことは)、…
天に唾することだから、…
健康を損なう…だろうに。…
私は 虐待の後遺症で、苦しんでいるけど、…
「虐待の後遺症で苦しい」なんて 言いたくなくて、頑張ってきたんだよ。
死にたくなるような情けなさや、…
心細さや、…
永遠に続くような気がする孤独に、押し潰されながら。
怒りと破壊の衝動を 抑えかねて、
自分の躰や、借りている(大切な)アパートの部屋を 傷つけながらね。
『自分は善人で 被害者なんです』とは、とても言えない。…
『心だけは 綺麗です』とも、言えない。
『私の人生が うまくいかないのは、親や、無責任な 精神科医や 心理学者のせいです』とは、
口が裂けても 言いたくなくて、闘ってきたんだよ。
殺すか? 殺されるか?
子どもの時分(日常が)、そんな思考で 占められていた。
友だちとも たまには遊んで、ザリガニ捕まえたりしたけど、…
ものごころついた時には、怒号、罵倒、否定、否定、否定、…
何をやっても、否定され、殴られ、怒鳴られた。
同級生が、ピアノだ、ソロバンだ、バレエだ、マンガだ、テレビだ、サイクリングだとか、
将来の夢とか、恋愛とか、憧れの先輩だとか、クラブの合宿だとか、お洒落だとか、言ってるとき、
…私は、死ぬことばかり考えていた。
…暴力や、暴言のない世界に 行きたかった。
…優しげな顔と声で、きれいな言葉で、
…真綿で首を絞めるような 決めつけをする人が、いない世界に、行きたかった。
…『甘えるな』とか、
…『努力不足』とか、
…『私の方が もっとずっと黙って耐えてきた』とか、
…『陰気は公害だ』とか、
…『虐待された人など珍しくない。皆、黙って乗り越えてる』とか、
…頼んでもいないのに、説教を垂れる人、
…疲れきった 私の心を ムチ打つ人を、ひとでなし(鬼)だと思った。
…見ためが優しい人の、表面だけ美しい言葉、
…第3者には分からないが、
…相手への思い遣りよりも、自分は優しい人なのよと云う、自己陶酔が勝る言葉は、
…鋭い刃になって、相手(私)の心に刺さった。
私は 打ちのめされて、10代前半には 人の幸せを ねたむ感情さえ、失っていた。
赤ちゃんだった君に、絵本を読みきかせる親父の姿に、
蚊帳の外で、無償の愛を見たよ。
私に対しては、狂った親でも、
(嫌いだった自分の姉と、私を、混同してたらしい)
何かを愛する心は持ってるんだな…と、認めちゃったんだ。
だから私は、被害者の人生を 歩まずに済んだんだ。
君の お陰で。
虐待の後遺症は、身体の健康にも 影響する。
(私も そうだから)
きちんと ケアすることです。
「友の港を訪れた幸運の船は、いつか私の港にもやってくる」そう思って、人の幸せを 祝福していれば、自分も祝福されるよ…と、私が言ったら 君は、
『そんなのムリ!』と 森で叫んだ。
(去年の大晦日)
素直でよろしい。
森に通うといいよ。
本物の森には、神がいる。
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