『高価な(10数万円の)合宿セミナー』の勧誘と『書籍・CD・化粧品などの宣伝』つまり、販売促進が、大半を占めていた。
遠路はるばる 訪ねた私は、哀しい気持ちで 帰路に着いた。
容姿端麗な先生の言葉、印象に残ったのは、
『日本を明るくしたい』
『自分の気をコントロールせず、暗い気を出している人は公害』
『自殺を減らしたい』
『私も弟子の1人を、自殺で失った』
『自分に価値がないと思ったとき、人は自殺する』
『でも 価値のない人などいません』
自分の暮らしを 心を、整えようとした。
足の指が半分以上、霜焼になるまで彷徨したり、
本を読みあさったり、
寝る間を惜しんで いろいろ試してもダメで、…
人には 明るい顔で相対するように つとめてきたけど、
暗い気分を 隠しきれない、…
努力しても、自分を制御できずにいる私を、…
あの先生は、『公害』と 言い切った。
そして、高額セミナーに参加すれば、私のファミリーになれる、などと言う。
(貧者は、そこで切り捨てられた次第)
ワラをも つかむ思いで 行ったが、…
氣の先生が、教祖みたいに なっていた。
哀しいけど、自殺なさった お弟子さんが、
「真の(健康な)師にあらず」と、教えて下さったような 気がする。
『無価値感』だけが、人を自死させる訳ではない。
人が 死にたくなる理由は、いろいろ。
『期待され過ぎ』や『退屈』から 逃れたくて、自殺を考える人もある。
私の場合は、
・遣れども遣れども虚しい、人間としての尊厳を 無くしていくような、自分には適性がないと思われるような 低賃金労働にしか従事できない現実や、
・10年も墓参りに行かれず、真冬の真夜中に真水で洗濯(手洗い)しなければならない貧しさや、
・精神的 または 脳の偏りから来ると思われる、自己破壊(自傷行為)が 止まらない現実、
・治療を受けようとしたり、受けた結果、自暴自棄、自己否定が 悪化してしまった 苦しい現実、
・ゆがみのある貌、弱い皮膚、弱い内臓、弱い記憶力、弱い目、弱いノド、…(以下 省略)…些細だけど 日常生活の障害になることが 少なくない、ヤワな身体や、
・疲れ(自分を 休ませることが出来ない 自分の狂気)
…などから、逃れたい。
何か遣るほど、自分の愚かさを 見せつけられる感じ。
ダメな自分を証明するために、生きてるようだ。
(世界1 愚かな人間であれば、自分以外の、世界中の人を 尊敬し、許せる)
そのように思っていた 節がある。
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