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2010-05-02(Sun)

深謝

Iさん

お便り ありがとうございます。

ミニレター(60円の簡易書簡)で出した、
乱筆乱文の(気持ちばかりの) 御礼状に、

この上なく 繊細な、直筆の お返事を戴き、
うれしさに、
心なしか、月も笑っているように 見えます。

栞(伊藤薫先生の寸評の ハードコピー)、使って下さるとのことで、ありがとうございます。
Iさんあっての、あの寸評(もったいなくも、有り難い)ですから。…

Iさんに お会いして Iさんの歌を聴くまで、私は 完全に、ヤサグレていました。

『遠くに行けない間抜け』
そう 私を笑いながら、
父を補うものとして 私を利用する 哀しい母に振り回されて、仕事も定まらず、…

快適な巣も作れず、…

さすらい人として 生きるほど、身軽にもなれず。…

(帰る港を 探しているのか、作るつもりか 分からないけど【まだない】と云う、
子連れ BLACK・JACK先生の 気持ちと、似ている?

drop out し(落ちこぼれ)て、不良少年になる 元気があり、
若い時間を 無駄にせず、優秀なⅡ世(子ども)を残し、
大学院まで行き、一生の仕事を見つけ、多くの人に 感謝されている凄い人と、
自分が似てるかもなんて、先生には言えないけど)

顔は 呑気そう(おかめ貌)でも、
心の中は、獲物(虐めても 大丈夫な相手)を探す、飢えたハイエナでした。

それまでは 酒場で男の歌を唄い、男のお客さんに 不評でも、
女の子が 泣いたり、よろこんでくれれば、…それで 良かったのです。

酒場のマスターが(私に 気を遣って)、浜田省吾のバラードを 唄ってくれたりしても、
有り難いとは 思えず、むしろ、…
(その歌は、そんな 気取った歌じゃないのに)などと、怒っていました。

Iさんに 出会った頃は、真剣に 彼岸に渡ることを、考えていました。

そんなとき、飲み会で、若者が がなり立てる中、…

長崎の鐘(藤山一郎)と 踊り子(三浦洸一)を、唄って下さいましたね。

何て 美しい歌だろうと、思ったのです。

『どうだ 上手いだろう』と主張しない、歌そのものに なれる(?)人が、男でも いるとは!
この人の歌を、また聴きたい(もう少し 生きていよう)と、思えたのです。

Iさんは 声を 失いかけたことがあり、辛い治療を 乗り越えて まだ日が浅く、不安を抱えていたことは、ずっと後で 知りました。

Iさんに 褒められて うれしくなり、嫌いな自分の声も 認めよう(鍛えよう)と、思えるようになりました。
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