> ② 命の価値
> 『人間も 他の生物も、命の価値は同じ』
> これも 学校の倫理教育で習う。
…そんな話、学校で習った覚えは(私には)ない。
…テレビのない生活ゆえ、最近まで 知らなかったけど、
…昔(生命保険か何かの)CMが、人と動物の命を『同じ』と 歌い、
…(シリーズ化され)長期間 放映されていたとか。
…子どもたちは、それを信じたかもしれない。
…私が育ったのは、獣の血を、たくさん 吸った地域だった。
…その歴史を 知ったのは、そこを離れてからだけど、
…近所には その名残の、「肉屋さん」や「毛皮屋さん」や「養豚場」があった。
> 『動物をいじめるのは、かわいそうだからやめましょう』
> 『森の植物を守りましょう』
…などと、言う人は なかった。
…いたずらに 動物を虐める人も、自然破壊する人も なかった。
> そうは言っても、私たちは、牛、豚、鶏、魚、米、麦、豆、野菜などを『殺して』食べる。
> 一般的には、(動物を)殺す現場を、子どもに見せない。
> 『精神に悪影響』がある、
> 将来『残虐な犯罪を起こす可能性』が、高くなる(と 考えられている)から。
> その 隠し事は『社会を安定化』させるには、正しい。
> しかし『物事の本質を考えない』人を、増やす。
> 人は(子どもも) 知るべきだ。
> 自分が生きるために、毎日 たくさんの生物を 殺していることを。
…昔、雑誌で見た村の人は 違った。
…その村の人々は、「木の実」と「草」と「牛の血」で 生きていた。
…牛は大切にされ、(命にかかわらない程度の)血を抜かれる。
…採血される 穏やかな牛の写真が、グラビアページにあった。
> (国にもよるが)牛を殺す際は、まず 電気ショックで失神させ、後ろ足を クレーンで引っ張り上げ、宙づりにし、動脈を切り、血を抜く。床は血の海になる。
…トリを食べるときも、規模は違うけど 手順は同じなのでは?
…昭和前期の 日本の農家では、珍しくない風景だったのでは?
> それから 皮を剥ぎ、肉を切り出し、冷凍され、あなたの食卓に届く。
> 1度 見てみるといい。あまりの残酷さに 3日ぐらいは、肉を食べようなどと 思わないはずだ。
…残念ながら、誰もが そんなに 繊細じゃない。
…(救いの無い 閉鎖的な村社会で、長い時 虐待に耐えねばならなかった)私の 精神安定剤は、
…(自分の目を こすってかぐ) 泪のにおいとか、
…(自分の身を 傷つけてかぐ) 血のにおいとか、
…心の中で、作・演出・撮影する(現実で出会う よそよそしい人を、残虐な方法で殺しまくる、容赦のない)スプラッタ映画でした。
…抑圧された 子どもだった私は、
…心の世界では、最悪(凶悪)な 無差別連続殺人鬼(グロテスクな犯罪者)でした。
…今は、かなり おとなしくなりましたけど。
…他人が作った 残虐な映像は、まったく見たくない。(苦手)
…けど、そんなものを 見せられたとしても、食欲は なくなりません。
…(他人のことは、想像の域を出ないけど)
…虐待され、『好きで苦しんでる』などと言われ続け、それでも 死ねなかった人間の神経は、相当 鈍くなっている。
…児童虐待を『個人の問題』として、放置していると、私のような(野蛮な)ヒトが、増産されてしまう。
> 『人に迷惑をかけない』と、
> 『動物も人も同じ生命』を、
> 自分の絶対的価値 と思うなら、
> 『本当に申し訳ない』と思うはずだ。
> (間接的に)殺してしまった動物や 植物たちに、謝罪し、お詫びしたくなるはずだ。
> 食事のたびに(1日3回)。
> あるいは、生物を殺して食べることを一切やめて、(化学合成された)ビタミン剤などを飲んで生きることを、考える可能性もある。
> 矛盾したくないなら、それしかないかもしれない。
…『人の迷惑をかえりみず、欲望を満たそうとする』のは、あさましい。
…やめた方がいい。だからって、
…『迷惑かけない』至上主義者に なる必要もない。
…何故?
…ドライバー(自動車運転者)が【障害物を避けるには、障害物に目を奪われてはならない】のと 似ています。
…【地球にとって 大迷惑な存在にならないために】は、
…【小さな迷惑に とらわれてはならない】のです。
…動物と人間は、同じ情報(DNA)を、持っているそうですね。
…親戚なのですね。
…だからと云って(上下の差は ないとしても)、
…『同じ』と言っては、科学にならないのでは?
…木村秋則さんと云う(林檎の無農薬栽培に成功した)方が、キュウリのツルについて、書いておられます。
…子どもの手には、キュウリのツルが 巻きつくけど、
…お金のことばかり考えてる大人の手には、巻きつかないと。
…母なる自然が、人間に求めているのは、
…キュウリに嫌われない程度の 謙虚さと、愛情ではないかと、私には思われます。
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