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2011-10-20(Thu)

生きるために ⑨

手塚治虫の「ブラック・ジャック」に出会ったのは、短大に通ってたとき。
貸し本屋さんで、単行本1冊(1晩)20円か30円だった。

主人公は 危ない奴で、彼に惚れた女は ことごとく 悲惨な目に遭う。
恋人だった恵さんは まだいい。
(彼から離れることで助かった?)

離島の女医さんは、崖崩れで死ぬ。
妹(異母妹)は、彼をかばって 撃ち殺される。
彼に「魚を採ってこよう」と 汚れた海に入り、死んだ娘もいた。

(人魚のような)娘や 妹の死に、自分が絡んでいることに 気づきもしない主人公。
(恋の相手には したくない)

嫉妬心も強い。それは 向上心に置き換えられるから いいのだけど、
彼は 復讐の鬼だった。
(母の仇に復讐する 資金作りのため、法外な報酬を要求する 黒い医者になった)

彼を愛した女たちは、復讐の鬼が呼んだ 死神の【いけにえ】になった。
いつの間にか【自然を守る鬼】になってた 主人公。
いつからか、ピノキオみたいな少女に 支えられてる主人公。

私も 怒りの塊だった。
(いつの日か 心が浄化され、大自然に 愛し愛され、ピノコのような伴侶に巡り会えたら)と、思ったりもした。
でも、その夢は、叶わない気もした。

長期間 虐待を受けたことにより、
『自分を殺害することが、世界の平和には 最善の選択で、社会貢献』だと、私は信じてた。
ほとんど洗脳だった。

(それは、おかしいんじゃないか?)
そう思って、自分に貼られた『死刑相当』のレッテルを はがしたくて、
最初は 精神科に行った。(19歳だったと思う)

私が対面した、…
医師たち、カウンセラーたちは、見ようとしなかった。問題の本質を。(25年以上)
冤罪裁判(?)の弁護人になってくれた人(心の専門家)は、いなかった。

インターネット上で、私が惑わされた 祈祷心理学者のように、
私(教科書にない生き物)を あざけり、傷つけて追い払わなきゃならないほど、繊細と云うか もろいような人(精神の専門家)が、少なくなかった。
検察側の証人になってしまう専門家が 多かった。

だけど本物の専門家なら、厄介な問題ほど 燃えない?
ブラック・ジャックが、不道徳なのに 名医と呼ばれたのは、
厄介な問題ほど、燃え上がったからだ。

(ドクターXの自殺論に もの申す)

> (現在の日本では)次のような子どもが、成功しやすいようだ。
> ・与えられた勉強を素直にする
> ・勉強したことを吸収する能力が(脳に)ある
> ・『社会適応性』を身につけられる
> (倫理教育を鵜呑みにし、深く考えない)
> ・他人に迷惑をかけないことと、受験戦争で勝つことの矛盾に気づかない
> (気づいても、それを黙殺(無視)し、本当の問題から、逃げ続けられる)
> (あるいは、考えてもしょうがないことは考えない)

「ドクターは、自他ともに認める 優秀な人だから悔しいのよさ?」
「啓発活動してきたのに、くらいままみたいな社会に、あきれてゆ?」
「その責任の一端は、自分(国家資格を持つ権威)にも あるかもしえない気がすゆ?」
「他人に迷惑かけないことと、受験に合格することは矛盾しないわのよ」
「もし、適性が活かせない学校に、間違って受かったら、まわりも本人も迷惑よのさ」
「でも、適性が活かせる学校に 受かって、広い視野を持つ余裕ができて、自然を敬う心を養いながら、適性に合った能力を伸ばすのは、誰にも迷惑かけないわのよ!」
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