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2011-10-04(Tue)

生きるために ②

【この記事は 毒入りですから】
【やわな子は 読まないように】

先週末の午後、時計の短針が 6と7の間に あったとき、
(私が よく利用した)駅で 自殺した人がいた。

亡くなった人の心が、もう苦しまず 迷わず、還るべきところへ 還ることを祈っている。

駅に止まらない(高速で走行中の)急行列車に 体当たりする死に方は、
たくさんの人に 苦しみや 恐怖を与え、最悪の場合 巻き添え殺人が 起きる。
切断され バラバラになった頭部や手足は、爆発物のように飛び散る。
人に当たるかもしれない。(打ち処が悪ければ 死ぬかもしれない)

肉片に ぶち当たらなくても、血しぶきを浴びる人や、
恐ろしい現場を見て 精神に暗い影を負う人が いるかもしれない。
現場を片づける人の 心理的負担も、想像を絶する。

列車が緊急停止したことで、多くの人の予定が狂い、その結果、
取り返しのつかないダメージを被る人が 出るかもしれない。

遺体の一部が、車輪の裏などに こびりつき、数日後に発見されることも あると聞く。
(車両点検の人は、肝を冷やすだろう)

ナイフのように 光るレールも、
鯨か象みたいに 大きな列車も、
人の幸福のために 作られたもの。…

「無機物」と、人は言うけど、
物質=無感覚とは、決まってない。
人形だって、血の涙を流したり、髪を伸ばすことがある。
人の想い(念)に、道具(物)は感応する。

ブレーキが 間に合わなかった【運転手さん】だけじゃなく、
(飛び込んだ人の)絶望を 引き受けた【列車とレール】も、恐ろしかったことだろう。

(ドクターXの自殺肯定論への反論の続き)

> 誰に読んで欲しくて こんなことを書くかというと、
> ・自殺など考えたこともない方
> ・自殺は悪いことと思っている方
> ・自殺について考えることを(無意識に)避けている方
> ・自殺する人を哀れ、可哀想と思う方

> 以上の人に、一般的な自殺の概念とは、別の考え方を知って頂くことは、
> もしかすると、なんらかの形で、
> (多様な意見が混在する)この世界に 有益かもしれない、と思うから

…いくら丁寧な言葉を使い、繊細な心を 震わせながら書いた文章でも、
…はい そうですか、とは行かない。

この人は、
『自殺など考えたことがない人の 心の更地に、偏った 自殺肯定論を 書き込もうとしている』訳で、
それだけでは終わらず、
『自殺は良くないと思っている人の信念を、打ち崩したい』とも思っているし、
『自殺への関心を(動物的勘で)回避している人を、あわよくば 自殺肯定論者にしたい』とも思っている。

ドクターXが 望まなくても、
『自殺者を悼まず、自殺者に同情しない』人は 既にいる。
マスコミ報道を 少し見れば、
国会議員や大企業(たとえば東京電力)経営者の 言動を見れば、
ドクターXの 願い通りに(生命を 自分の判断で 裁くことを、賢いと思う人が 多い世の中に)、既に なっていることを、思い知る。

そんな世の中だから、
株取引ディーラーだった 玉蔵さんが、株の予想をやめて、
【地震】だとか【疎開】だとか、
【キチガイシステムの終焉】だとか【否定は止めろ】と 叫んでいるのです。…
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