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2010-02-27(Sat)

幻の私

【忙しいって、言わない人になりたかったけど、今月は、凄く忙しかったです】…と云う 葉書をもらい、返事に窮す。

親子ほど歳下の私を、過大に評価してくれる 人生の先輩。

『貴女は いつか、ペンで身を立てると思う。貴女の手紙は、何時か売れると思うので 取ってある』と云う人。…
(買いかぶりにも 程がある)

彼女は、彼女の夢を、私(と云う スクリーン)に、写しているのでしょう。

私の夢は、…消えてゆくものが ほとんどです。
たとえば、チャンバラごっこをする時間。
たとえば、季節の料理を 供する時間。
たとえば、儚い歌が流れ 消えてゆく時間。…

先日 久々に電話したら、
『来月? 会える? 勿論よ。もう 手の届かない人に なって しまったのかと 思っていたわ』とのこと。
(ひええ、…私は、病んだ 道化者に過ぎないのに)

独立したお子さんが、何人も いる人なのに、
猫ちゃんと 暮らしているのに、
海外にも、よく行く人なのに、
お料理も 上手なのに、
何故 私より、寂しそう?
とても幸せだった【時】に、心が残っているから?

郵便書簡(ミニレター)を取り出し、心をこめて宛名を書き、その字に尋ねてみる。

貴女に 書くべきことは、何でしょうか?

「・・・・・」

天啓なし。(汚れきった 吾が心)

仕方がない。ペンにまかせて 何か書こう。

「アヒルの行進(22.2.22の消印)の葉書、ありがとうございました。

忙しすぎは 辛いけど、
筋肉も脳も、安楽な環境では 早く衰えるようですから、…
臨終の寸前まで、負荷があるのは、良いことかもしれません。

写真、撮っていらっしゃいますか?
日本の写真界には、
芥川賞に喩えられる 木村伊兵衛写真賞と、
直木賞に喩えられる 土門拳賞があるそうですが、
後者(大衆に分かりやすい方?)に、ノミネートされたと云う 写真の本をご紹介します。
【HIV/エイズとともに生きる子どもたち ケニア〜あなたの大切なものはなんですか?】
★さんの 好きそうな本だと思います」
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