帰化植物 だけど、…
潜在自然植生(土地本来の自然)に、反するけど、…
その魅力に とらわれて、十余年。
可愛い草花は、つい食べたくなる。…
この花の 蜜は、甘かったけど、
葉や 茎を 食べるのは、危険かも しれない。
(日本の 植物図鑑には、十中八九 載っていない。詳細不明)
インドや 中央アメリカでは、よくある草らしい。(種類も 多いらしい?)
私を 虜(とりこ)に した 花は、
ある夏から、アパートの 軒下に 咲き出した。
クレオメ(西洋風蝶草:酔蝶花)と云う、華やかな 植物がある。
その植物から、…
花びらの 色を抜き、
ハート型(?)の 鱗(うろこ)を、丸い 三ツ葉に 変え、
派手さを 除き、軽くしたような草。
夕方から 朝まで、小さな(蝶のような) 白い花が、輪になって 咲く。
風に揺れる姿は、清楚で美しい。
(独特の 匂いがあり、妖艶に 見えることもある)
ひとつの 花は、
翌朝の光に、溶けるように 終わる。
蕾(つぼみ)の形は、菜の花に 似ている。
(色は 違うけど)
葉は、小さな葉が 3〜5枚 集まった、掌(てのひら)のような、複葉。
複葉の中心は、関節らしく、…動く。
新芽や 若葉が、光に 向かうのは、知っていたけど、…
成長しきった(?) 深い 緑色の 葉っぱが、
朝から晩まで、お天道さまを 追いかけて 動くのは、はじめて見た。
今年の 風蝶草は、プランターの隅に、ひっそりと 生えていた。
(露地は、ドクダミが 占領している)
蕾を見つけて、よろこんで いたのに、
気づいた とき(1週間くらい 後)には、…
実(さや)に、なっていた。
(花の時は 短い)
花が終わり、莢(さや)が 出来る頃、
茎に、鱗(うろこ)のような、葉が 生える。
(赤紫色や、薄紅色の)茎 全体が、
小さな 緑の鱗(うろこ)で、覆われてしまう こともある。
秋には、枯れる。(根までも)
乾いた 莢(さや)からは、
ゴマより 小さな(もこもこ した?) 黒い種が、…地面に こぼれ落ちる。
秋と、冬と、春を、種で 過ごして、
初夏〜梅雨に、発芽する。
Gynandropsis gynandra(ギナンドロプシス ギナンドラ)?
今年は もう、花を 見られないと 思ってた。
でも 昨日、もう1本の、細い茎に 出会った。
根の成長が 不充分な(痩せた) 風蝶草は、群れるほど (たくさん)の花は、咲かせられない。
だけど、1輪でも 花を咲かせ、結実しようとする。
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