職場のことは ブログに書きたくなかった。
実名で 堂々と書けるような、
晴れ晴れとした、気持ちの良いブログにしたかった。
…でも、どうやらまだ無理らしい。
私に与えられた仕事は、
テロを防止する人に、少し似ている。
入場者と退場者の、
手荷物検査と身体検査を手伝う。
9時前に、オフィスに向かう レディを お迎えし、
17時過ぎに、退社する レディを送り出す。
昨日は たまたま 私が、
あるレディの、出社と退社に 立ち会った。
帰りがけに、彼女は、
不思議そうな顔で、私を見た。
彼女に 好意を持っている私だ。
夕方、彼女に会ったら、
寝不足だろうが、空腹だろうが、
誠意を尽し、純粋な気持ちで、
「お疲れさまでした」と言おうと、自分に言い聞かせていた。
…同じ人間なのに、どうして自分は、
…彼女より早く現場に出て、
…彼女より遅くまで現場にいなきゃならないのかな?
…とか、そんなことは考えるなよ。
…そう、自分に言い聞かせていた。
でも、
隠し切れなかったのかもしれない。
疲れや、理不尽さに対する遣りきれなさが。
同じ人間であっても、
頭脳労働者は、効率よく、短時間 働けば良くて、
肉体労働者は、長時間 働くのが当然?
そんなことは ないはず。
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