ネットに接続する時間を、極力 減らしたいと思いながら、なかなか そうできない。
5月1日の【皇后陛下の自己犠牲と愛】を読み、
(そうだろうな)と うなずいた言葉と、
(やだやだ、ああやだ、以前の私は こんなだった)と 思うところがあった。
(以下 引用)
【今日の昼間、たまたま 来客とテレビを見ていたら、皇后陛下が 10歳の時に書かれた 作文の話をされていて、それが非常に印象深かった】
【それは、古事記の中にある、倭建命(ヤマトタケルノミコト:日本書紀では 日本武尊)の妻の 弟橘媛(おとたちばなひめ)のお話である】
【倭建命の乗った船が 海神の怒りにより 大浪で難破しかけた時、弟橘媛が 身代わりとなって 海に沈み、倭建命の命を救ったというお話に、わずか10歳だった 美智子様は、自己犠牲と愛は 等しいものであると 感じたという】
【このお話は、第26回 国際児童図書評議会(IBBY) ニューデリー大会の基調講演で、お話しされた中にもある】
【この中で、皇后陛下は「愛と犠牲という 2つのものが,私の中で 最も近いものとして,むしろ 1つのものとして感じられた,不思議な経験であったと思います」と 語っておられた】
【10歳の少女が そのようなことを考えたとは 驚くべきことだが、それで 私が思い出すのは、ドクター・ハマーの呼び名で知られた、アメリカの国際的事業家 アーマンド・ハマーのことだ】
【ハマーは、子供の時に1つの誓いを立て、寝る時に 何度も繰り返したという】
【彼は、神に、「自分に できる限り、素晴らしい人たちを 助ける力を 与えてください」と 祈ったのだ】
【アルベルト・シュバイツァーは、20歳の時、「30歳までは 自分のため、それ以降は 人のために生きよう」と誓い、30歳で、学者、音楽家としての 地位と名誉を捨て、医大に入学した】
【アルベルト・アインシュタインは言った。「自分以外の者のために生きるようになって初めて、我々は 真に生きはじめる」と】
【こうして見ると、自己犠牲の生贄は、自我であると思う】
【普段の生活の中でも、自我を十字架に磔にして 生贄に差し出せば、我々は 愛と一致していくのだろう】
【それを 真我(神我であるキリスト)の復活と言うのに違いない】
(引用 終わり)
『できる限り、素晴らしい人たちを 助ける力を 自分に与えてください』?
子どもらしい純真さだ。
つい最近まで、私も 願っていた。
『自分は できれば、素晴らしい人を 支えるために、この身を 使いたい』と。…
子どもだった。
『素晴らしい人』と、『そうでない人』が いると、思っていたとは。
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