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2011-10-03(Mon)

生きるために ①

ブラック・ジャック亡き後、ドクター・キリコが『立派な自殺肯定論』を発表したら、
ピノコはどうする?

おそらく、理路整然とした反論は出来ない。
だけど、反対だって言うはず。

自殺と云うのは、
(ドクター・キリコが扱う、延命拒否の安楽死などは、ここでは考えない)

自殺と云うのは、
『愛せなくなった自分』や、
『気に入らない環境』や、
『面倒くさい現実』を、
『排除』して、ものごとを解決(リセット)しようとする、哀しい手段。
(30年以上 自殺を考えてきた 私の結論)

ピノコは、笑って済まさない。…

私が 噛み千切ろうとしてるのは、某ブログの 昨年の記事。
この記事を書いたドクターが、
現実には どれほど多くの人を 苦痛から解放し、感謝されているか、私は知らない。

ただ、彼の自殺論は、その公開の仕方からして 排他的だから、
ピノコ基準では【認められない】

ブラック・ジャックの世界(漫画の中)では、
2人の黒い医師(キリコと ブラック・ジャック)が協力して、人命救助に奔走したこともあった。
(現実で、もし出会ってしまい、それが非常時なら、ピノコも ドクターXに 協力するでしょう)

ネットの隅で 勝手に引用したり 反論することを、悪く思わないで下さい ドクターX。
貴方の説を肯定したら、私は 生きていられないから、
ひっそりと(命懸けで)反論します。

このブログは 5千字が限界。
ドクターXの自殺論は 6千字超。
何分割すれば、最後まで たどりつけるのか、見当もつかない。
だけど 反論する。(私が回復するために、必要な道程だと 感じるから)

> これから書くことは、
> 人格形成に悪影響を及ぼす可能性があるので、
> 以下の方は、読まないで下さい。
> ・20歳未満
> ・自殺する可能性がある方
> ・精神的に思い悩んでいる方

…悩んでいる人間は、救いを求めて 何でも読む。
…悩んで 悩んで 混乱し、危険な状態にある(自らの死を切望する)者の【心理と傾向】が、ここでは まったく考慮されてない。
殆ど 除外されている。
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2011-09-18(Sun)

鏡(アナタノ心 映シマス)

共依存:不安を解消したくて、【人からの承認】や【褒め言葉】を、渇望する人がいる。
本当は、自分の『思考の偏り』や『情緒の不安定さ』が、トラブルを招いているのだけど、…

自分の内面を見る勇気が 持てないと、
外側(自分以外)に原因を探し、責任を逃れよう…となる。

何か 問題を起こす人物が 身近にいて、迷惑を被っていると、
『こいつのせいで…』と、思ってしまう。

トラブルメーカーの心配をしたり、世話を焼いていると、
『私は 人のために 心を砕く、善人』とか、
『自分の楽しみを あきらめて、人助けに奔走する私って 素晴らしい』などと思えて、気分が良くなる。
第三者から、好意的に 見られることもあり、気持ちが浮き立つ。

そんな人が、自分を苦しめる相手を 引き寄せる。
薬物や アルコールに依存している人、パーソナリティ障碍者などを、伴侶や師匠に 選んでしまう。

相手の問題行動を 非難しつつ、『こんなに難しい人を 支えられるのは 自分だけ』と思い、ひそかに 誇りに思っている。

そう云う【自分の内面と 向き合っていない、被害者意識と自意識が過剰な】人に 選ばれた相手は、…
自分の問題が、相手の心を 楽にしている気配を、察知する。
相手に 目を奪われている間は、自分の問題に 向き合わずに済む。
お互いが 相手を利用し、相手の成長を 止めてしまうような、人間関係。

【傷つきたくない思い】や【被害者意識】が鬱積している関係だから、
『私は悪くない』のに『私ばかり苦労している』と 思い込む。
だから、当然の権利のように、他人を利用する。
パートナーを 動かそうと【コントロールしよう】として、
『誰々が、お前を批判している』などと、第三者を 悪者にしたり。
期待通りにならないと、
『こんなに○○したのに』などと、恨めしく思ったり、それを 口にすることもある。

◆ ストップ自殺!サイトに、私が 投稿したとき、
回答者Q氏の闇(舞い上がる様)には、心底 うんざりした。

Q氏は、自分が評価、感謝されることを前提に、
悩める者の 自尊心を踏みにじる、的外れな回答をした。
『親と共依存だと自覚してますか?』だと。
(医師でもなく 面談もしていないのに、診断を下すとは。…冗談じゃないぜ、まったく)

私は、虐待に遭っていた。
羽根を もがれて、『飛べ』と 言われている、鳥のような状態だった。
経済的に 自立できずにいた。
身体を痛めつけ、体力も落ちていた。
精神的にも 孤独だった。
(ときおり現われる 驚くべき小動物や草木に、和み 励まされ、生きていた)

だけど 私は、人に評価など 求めていなかった。(自分を 人の仲間だと 思ってなかったし)
人を 操りたくもなく、被害者意識も稀薄だった。
つまり 共依存症じゃなかった。
(臨床心理士も、共依存ではないと言った)

しかしQ氏は、豊かさの象徴として『札束の写真』を出してくるような人。
経済的に分離していない =『共依存』と、早合点した。

私は 面倒くさかったので、
【存じてます】と書き、感謝の言葉を 無理やり添えて、Q氏との遣り取りを 終わらせた。

打たれ強い私は、それで済んだけど、
あれを読み、投稿前に 怯え、勇気を くじかれた 悩める人も、…いたかもしれない。

私が 9ヵ月、書き込みを 続けたのは、人の世に絶望しながらも、
【自殺回避】を願っていたから。
あの場を設けた人の、良心を 信じたかったから。

…非常口あります と書いてあった
…通して下さい 逃がして下さい
…私がいるのは、死神が支配する世界、息もできない
…非常口を 開けて下さい
…いくら叩いても、開かず
…錆びてた?
…絵に書いた扉だった?
(今の私には あずかりしらぬこと)

八方塞がり。
幸せ自慢をしていた人は、
虐待してた親や、傍観してた親戚と、似たような価値観で、
私を 見下していたことが 分かった。…

でも 私の 真の親(宇宙?)は、きっと、
稼ぎが少ない子を、軽蔑したりしない。
感謝と慰労以外のことを 手紙に書いた子を、憎んだりもしない。
保身のために、子を盾にしたりしない。
(宇宙の愛に? 報いたいと願う)子が、人の世で 漂流してるのを、見殺しにしたりしない。

地震、津波、落雷などに遭う時節でも、
呪われた(自分を許せない)子に、最期の一瞬くらいは、光を見せて(人の世のさいわいに 参列させて)くれるはず。
その光は 多分、自殺したら 拝めない。

2011-07-24(Sun)

ラジオの話 ⑩

 もっと 昔の森の中に、に、に、人間が住んでいたことを 考えて、街路樹だとか、公園を つくってくれれば 良いと思うんですけど、…
 そう云うことですよね?
「そうです」
「しかし、昔に戻すよりも、皆さん」
「これから9千年もつ、次の氷河期が、大氷河期が来るまで もつような、前向きの…」
「昔のもので、元に戻すよりも、現在の、トゥデイズ ポテンシャル ナチュレリィ(※today's potenceal? naturely?)、現在の 潜在自然植生に応じて、未来指向で…」
「明日も 明後日も、温暖化が進んでも、じゅうぶん対応できる 本当の森を つくって戴きたい」

「で、これは、ぜひ、行政が、政府が、命を守る責任をもって やって戴きたいと思って、(※ 民主党の)岡田幹事長や、それから、今、1番 やっていらっしゃる、防衛大学校の、校長先生、(※ 阪神・淡路大震災で)被災された…」
 はい、いおきべさん(※ 東日本大震災復興構想会議 議長 五百籏頭氏)。
「先生も非常に 分かって下さってる」
「それを やるか、やらんか、これが非常に大事なことで」
「これから1億国民群の 未来の 命を守る、と同時に、それは 世界に誇る、資源のない日本の、観光資源になるわけです」
 そうですよねえ。
「多くの人が」
「で、植えた人が、皆(※ ボランティアで 植樹ツアーに 参加した人が、翌年や 翌々年にも、ボランティアで、雑草を抜きに行く)、ボルネオ、アマゾン、ケニアまで」
「特に若い女性、めっぽう強いんですよ」
「男も、へなちょこなの(※ 植樹ツアーに参加した 恋人などに)、ついて行きますけど」
 だ、は、は、…
「申し訳ございませんけど」

「どうか、…大事なことは、観光資源…」
 かんこ?
「非常に 資源の少ない日本が、世界に誇るものは」
「この、不幸な……東日本大震災を基礎に」
「300キロ(km)の 命の森、森の万里の長城が 出来たら」
 確かに、大観光資源になりますもんね。万里の長城ですからね、ほんっとに。
「はい そうです」
「そのノウハウを、日本列島から アジアに、世界に 発信する」
「これから(※ 今後も 地球で 暮らす以上は、地震や、津波や、台風、火を噴く山などを、考慮して)、災害(※ 天災)は 必ず、あちこちで あるわけですから」
「そのために、1番 日本が 今、誇れるとこ」
「今、やる気になれば、1番できるとき!」
「今 やらなかったら、後世に、我々は、どんな、言い訳をするか」

「これは 行政も、企業も、それから 社会も、そして、私たち ひとりひとりが」
「明日のために、今すぐ、どこでもできる、命の森づくり、ぜひ つくって戴きたい!」
 わかりました。
「これを、久米先生、これからも、繰り返し 言い続けて下さい」
 わかり…あの、せっかく 持って来て戴いた、
「あ、はい」
 素晴らしい 麦わら帽子。これ、あの、お話するチャンス、なかったんですけど、この麦わら帽子はね、お百姓さんが 現場で被ってる、…これを被って、世界中を まわってらっしゃると云う…
 ありがとうございました。
「どうも」
 時間短くて、すいませんでした。

 ああああ、汗かいちゃった。
『本日のゲストは 横浜国立大学名誉教授、植物生態学者の、宮脇 昭さんでした』
『宮脇さん、ありがとうございました』
「どうも、ありがとうございました」
 ありがとうございました。

2011-07-09(Sat)

ラジオの話 ⑨

「本来の、これからの アーバン フォレスト、命を守る森は、ニューヨークの セントラルパークのような、森の公園」
「日本人は 唯一、世界で 4千年 このかた、新しい集落、町づくりには、一方(※ では) 私苑を 開発したけど、必ず、ふるさとの木による、ふるさとの森、鎮守の森を、作ってきたわけです」
「中には、にせもの(※ 潜在自然植生に あてはまらない木)も 植えたかもしれんが、長い時間の間に、台風や、地震や、虫によって、あるいは 火によって、消えてなくなって」
「限りなく 自然に近い、土地本来の 潜在自然植生の 主木が、残ってるわけです」

 キレイな 芝生の公園、すぐ 造っちゃうのよ、日本は。
 あれはね、駄目になった 森の残骸を、見本にしている と言っていい。
「しかも、永遠に 管理が要りますし、緑の表面積は、森の30分の1 しか ありましぇん」
「防音機能も、集塵(しゅうじん)機能、空気の浄化、水質保全機能も、30分の1 しかない」
「いわんや カーボンの吸収固定機能は、何百分の1 しか ないわけです」
 CO2 の話ですね。
「はい、CO2、はい」

 ありましぇん、…しぇんって、それ 岡山弁ですか、先生?
「そうなんです、だから、だから、…まじぇる(混ぜる)かい、しぇんしぇい(先生)と、今でも 学生、よく言ってます、しぇんしぇい(先生)と」
『うふふふ』
 植えるとき、まじぇる まじぇる(※ いろんな種類を 混ぜて植える)…

 で、僕は、港区に住んでるんですけど、
「はい、はい」
 最近、港区がですね、街路樹にね、ハナミズキを 植えてるんです。
「ああ」
 はっきり言って、あれ、アメリカ ハナミズキです。
「あれはね、アメリカでは ドグード(dogwood)と 言うんです」
 ドグードです。
「犬(dog)とか 猫とか つくのは、ろくな木じゃない(※ 日本の潜在自然植生の 主木ではない、それを支える木でもない)んです」
 クヒヒ、バシッ(机を叩く音)
『えぇぇぇぇぇぇぇぇー』

 ドグードって、真っ直ぐ 伸びて、見かけは キレイな 白い花が 咲くから、
『きれいですよー』
 だから 植えてるんですけど、あんなものは、ニセアカシアなんかと同じで、いんちきな(※ 東京の 潜在自然植生からは 外れた)木なんですよ。
『そうですか? きれい…』
 あれより 広葉樹を植えてくれたら、どんなに良いか。

「ですからねぇ、火防木(ひぶせぎ)として、いざの時は、深根性、直根性、倒れない、逃げ場所、逃げ道になる、そう云う 本物の森を…」
「どうか 皆さん」
「今こそ、本物か にせものかを 見わける、生物的な勘を よみがえらせて」
「人間しか 持ってない、知性と感性で」
「にせものは、分かって 使うならいいけど、それを 本物と間違って使うから、いろんな問題 出てくるわけ」

 だから、その ニセアカシアにしても、ニセアカシアって、ロッキー山脈に 生えてたやつをね、ヨーロッパ人が 見つけて、植えたんですけどね、…
 ハナミズキにしても、見かけだけ いい木を、植えたりなんかするんですよ、公園課とか、市の 道路の緑化を している人たち。
 これは みんなねぇ、僕が思うに、さっき言った、芝生の公園を 美しいと思ってる感覚と、同しなんです。

2011-06-27(Mon)

ラジオの話 ⑧

「そして まず、根が出て(※ 根が ある程度 伸びた後に)、上が出ます」
「はじめは 密植効果で 大きくなって、その次は 自然淘汰によって、木の特性において、高木、亜高木、底木、下草」
 さっき言った、全部ね、ワンセット。

「それで、大事なのは、密植・混植で 枯れるじゃないか、…それが大事なんです」
「無駄は ありましぇん」
「それ(枯れた木)は、分解されて、養分となって、すべて、森を支えるために 役立つんであって」
 枯れた木はね。
「この自然界に、邪魔ものは ない はずなんです」

 で、この 宮脇方式の植林は、何が良いかって云うと、
 密植すると、今 言ったように、競争するんですよ、お互いに。
『はい』
 僕、テレビで見たとき、こんな、くっつけて植えたら、あかんやろ、…と思ったんですけど、
「はは」
 くっつけて植えると、木は みんな、必死で競争するんです。
 勝った 負けたで、負けた方は 肥やしになるんですけど、それで…
「負けた と言わないで下さい、それは、役目を果たして…」
 役目を果たして、
「肥やしになったんです、はい」
『強い方が、より逞しく 育っていく』
「はい」

 で、宮脇方式の植林は 何が良いかって云うと、ま、最初の2〜3年は、ちょっと 手入れが要るんですけど、後は、放っとけばいいんです。
 何も しなければ、木どもは ですね、必死に競争して、共生してくんです。
『手入れは要らないんですか?』
「手入れが要るのは にせものですよ」
「化粧は 毎朝つけなきゃ…」
「化粧がハゲたのほど いやらしいことないでしょう?」
 だって昔、人間 いなかったんだから。
『ああ そうだ』
 森は 自然に生きて、…
「おっしゃる通りです、はい」
 生活して、…人間は、かえって いない方がいい(※ 自然環境が受けるダメージは 少ない)んですよ。
『はあ』

「木を植えて、3年、5年 経っても 管理が要るのは、にせものと…」
「表現が悪いけれど、土地本来のものじゃない!」
「極端に言えば にせものであります」

 よく 今、里山ブームで、里山のことを言いますけど、ま、雑木林ですけど。里山って云うのは、基本的に、人間がねぇ、薪を作るために 作ったようなものですから、
「そうです」
 行っていって 木を からないとね。
「20年に1回、伐採した。化学肥料がない(※ 時代に、農作物の収穫量を上げるために、天然の肥料として 需要があった)から、2年に1回、下草刈りして、田んぼや 畑に入れた」
「そう云うことによって、セカンダリー フォレストとして、持続してきたのが、里山の雑木林で」
「管理ができれば、ひじょうに これも、まあ 多様性に富んでますけど、管理ができなかったら、薮になって、大変な、山が荒れた 状態に なります」

 まだ 時間ありますから、もうひとつ 貴重な話を おうかがいしたいと思うんですけど、
 さっき その、ヨーロッパでね、羊やなんかを 森に 放牧したもんだから、みんな下草 食べちゃって、木も枯れちゃって、
 なんか 芝生みたいのが ピャーって広がっちゃった、でしょ。
 それを 日本人は、綺麗な景色だと思っちゃった。イギリスの、ヒースが 広がってる景色とかね。
『はい』
 それで、日本で公園を 作ったときに、芝生の公園を 作った訳。
『はい』
 木が ポツンポツンと生えてて。
『はい』
 それはね、実は、ダメになった 森の残骸を、日本は 公園にしたんです。
「そう、荒れ野 景観、はい」
「パルク ランドシャフト(Park Landschaft)、ドイツ語で言うのは、荒れ野 景観なんですよ」
 荒れ野です。