心の奥で 小さく光ってるような 絵本の記憶は、タイトルや 作者の情報を 伴っていないから、使えない。
「だるまちゃんと てんぐちゃん」を 書くことにしたけど、
この絵本の 魅力は、200字以内には 収まらない。
ちいさい だるまちゃんは、てんぐちゃんの「うちわ」が、欲しくなる。
家に帰って、大きい だるまどん(親父さんらしい)に、ねだる。
だるまどんは、お店屋さん? と 見まごう程に、たくさんの「うちわ」を用意してくれるけど、…
だるまちゃんの 希望に、合うのはない。
似たものを、偶然 見つける だるまちゃん。
かぶりものや 履物も、てんぐちゃんのに 近いものを、探し出して(作り出して)ゆく だるまちゃん。
長い鼻に とまった トンボを 捕まえて、遊ぶ てんぐちゃんを見て、
長い鼻が 欲しくなった、だるまちゃん…
だるまどんに相談したら、鼻と花を 間違えられて、お花屋さんのような 場面になる。
(驚き、怒り、泣きそうな、小さい だるまちゃん、可愛い)
長い鼻は、だるま一家 総動員で、完成する。
その鼻には、雀がとまる。
(お餅…餅米…雀の好物で こさえた 鼻だから?)
そのとき はじめて、てんぐちゃんは、だるまちゃんを、うらやましく思った…の、かもしれない。
(そのときの絵が、何とも言えない)
てんぐちゃんは、徒(いたず)らに 嫉妬せず、だるまちゃんの鼻を 褒める。
優しく賢い てんぐちゃんを 育てたのは 誰だろう?
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