命を捨てて 解決しようとしては いけません
…竹内てるよさんの言葉。
「来月に予約したものですが、その日まで生きてる自信がなくて、困ってしまって」
『本当は、生きたいんですよね』
「…仕事上、嘘を、強要される、そんなことが、もう耐えられなくて」
『僕たちは、こういう会話で、相手に、いちいち、感情移入しないようにしてるんです』
「まあ、そうでしょうね…」
『死は終わりじゃないですよ。自殺者は、死の瞬間に固定されちゃう。延々と、バンジージャンプを、繰り返しているように、見えたりするんですよ』
「…らしいですね」
『結局、どれだけ手放せるかの問題なんですよ』
「…手放せるか」
『自殺は、宇宙で最悪の 我が儘だから、それ以外の 我が儘なら、後で謝れば だいたい取り返しがつくんですよ。箸と茶碗だけ持って、ホームレスから やり直す気になれば、何でも解決しちゃいますよ』
「…でしょうね。捨てるに惜しいものなどない。捨てて 捨てて 生きてきた、なのに身軽になれない。何故だろう?」
『何かあるんでしょうね、捨てたくないものが』
「…ありがとうございました」
『頑張ってね』
私は 休みたいのです。
罪悪感が それを阻むのです。
『執着を捨てれば、万事が解決』だなんて、宗教みたい。…
話が噛み合わず、情けなさを通り越して、笑いが込み上げてきた。
彼が 自信たっぷりなのは、彼を支持する人が、たくさん いるからだろう。
(理屈じゃないのだろう)
話を聞いてくれたことには 感謝。
ありがとうございました。
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