【ケガしたらすぐ使う】と書いてある。半日以上、ビニール手袋で過ごした後で、間に合わないかもしれないけど、他に妙案もない。 手当て『だけ』をしてくれる人は、身近にないし、病院に行く余裕もなし。
傷を水で洗い、パットを手で温め、貼ってまた温めて、終わり。運が良ければ、これで5日もつ。手当てが半日も遅れたのに、痛みがさほどない。助かった。
こーゆーのが、欲しかった。
無いのなら、自分がなりたかった。 (論理の飛躍)
静かに、傷を覆い、更なる苦しみを防ぎ、本人の自然治癒力を引き出す、…こんな、さり気ない、ばんそうこう みたいな存在に、ひととき甘え、安心してみたかったのだ。
治療者(ヒトの生理に詳しい人?)だか、お坊さま(道を探す智慧を分けてくれる人?)だか、自然(海や森)に、求めていたのは多分、こんな感じだろう。
疲れても、休めず、迷って、帰る場所がないとき、… 『自己責任』とか『素直に従う気がない見込みのない奴』とか『思い上がったバカ』と、笑われることもあるのね、地球って。
ネットを漂流して、励まされたこともあった。闇と光と、両方あった。
正道を行ってるのだ、大勢助けた、支持されている…と、自信に満ち、満ちあふれ、溺れちゃうこともあるみたいね、地球って。
何人救ったとか、どんな輝かしい経歴かなど、…今、目の前で苦しんでる人には、意味がない。
そのことを、私は、忘れまいと思う。
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