(数年前に、私の窮状を知った その人は、福沢諭吉の図柄の 日本銀行券を1枚、私に貸してくれた。
友人から お金を借りてまでして 生きようとは、思っていなかった私に、さりげなく)
銀行券を 返すことにし、
お礼に「蟻ん子」で歌を聴くのと、
夕飯をご馳走するのと、どっちが良いいですか?
尋ねたら、その人は、『蟻ん子』を選んでくれた)
ユニコーンの意匠の朝吹さんに、
「粋な わかれを しようぜ」と うたわれたとき、
(巧いな、こころにくいくらいの 絶妙の選曲だな)
などと、ヘンテコな感想が浮かぶ。
聴く耳が濁ってるのか?
忙しくて、心を 無くしかけているのか?
「航海日誌」を聴くと、
朝吹さんは、本当に この歌に 惚れ込んでるんだなーって思う。
まぶしい。
しますえさんも眩しくて、
衣装の色が、
晴れわたる空の色なのか、
清流のような青みを帯びた緑なのか、
(私には)区別がつかなかった。
「コマンサバ」 切なくも、明るい。
「初日の夜」 切なくも、あたたかい。
まだ私は、赤い風船を見ない。
(是非とも つかまえたい夢ってのには、出会っていない)
なぜか思ったのは、「鶴」を聴かなきゃてこと。
プレーヤーが壊れてるので、今は CDがきけない。
パソコンより、湯沸かし器より、冷蔵庫より、CDプレーヤーを先に買って、
戦争の愚かしさをストレートにうたう「鶴」を、私は聴き、血肉にしたいと思う。
「ジェラシー」の第1声から、朝吹さんが 飛ばしてるーと思った。
雄太さんの華麗なピアノの弦が、いつ切れたのか?
素人には分からないけど、
歌と ピアノが 一体だってことは わかった。