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2010-02-17(Wed)

虐げられたものの祈り

声楽家で 大学の先生でもある カウンセラー氏が、雑誌「婦人公論」に、連載を書いておられます。

この方を『精神世界の真実を、現代日本人に知らしめた功労者』と、する説がありますが、…
私の古い友人に、『オーラの泉』と云うTV番組ファンがいて、
彼女の 言うことが、段々 居丈高になるのを 見て来た私は、警戒しています。

彼の支持者(ファン)に、好人物がいるのは 認めますが、…
彼の本や TV番組に酔い、思考停止に陥り、
彼の教訓を『ものさし』にして、人をはかり(レッテルを貼りつけ)、
不運 = 自業自得・自己責任と 決めてかかり、
『好きで 不幸でいる人に、自分が かかわる必要は 無い』
…と 思い込む人が、いませんか?

「教育者」や「癒し手(カウンセラー)」を なりわい とする方なら、
出来の悪い生徒に対しても 心を砕かなければ、無責任と思います。

現代人の「教師」兼「癒し手」を名乗る以上は、
理解力に 難がある読者や視聴者にも 配慮しなければ、手落ちだと思います。

彼に憧れる能力者(サイキック)の方には、その点 考慮して戴きたいです。

来世を信じて 自殺する人を、出さないで。
この世に 逃げ場(待避所)や 味方(愛されている実感)を持てず、…
来世を信じて 自殺する人が 出たときに、
『自分は間違っていない、誤解した人が悪い』などと言って、逃げないで!

婦人公論の最新版で、彼は、結論づけています。
『不幸な人は、自分と他人をくらべて落ち込み、あきらめ、停滞している』とか、
『他人とくらべる暇に、読書や映画鑑賞で、感性を磨くなどして、大局からものごとを見る知性を、身につけましょう』と。

『人とくらべている余裕』などなく『停滞している』者が ここにいます。

また、感性を蘇らせる 手段の、1位・2位を『読書・映画鑑賞』とするのは、如何なものでしょう?

ここが肝腎ですから どうか 真剣に考えて下さい。

寅さん映画を 絶賛しながら、寅さんのような 自分の肉親を あざける、矛盾した人もいます。

歌舞音曲(芸術)で 心を洗い、
洗った心が また 泥水を被ることを いとわず、現実に向きあう人は、真の大人ですが、…
真の大人は そんなに多く ないのでは?

洗った心や、得た知識を、ご自分がひとかどの人間である証(あかし)と思ってか、そうでない者を、…

『低俗な掲示板が似合いだ、出ていけ、能なし』と 決めつけた、裁判官のような方(某サイキック・カウンセラーの支持者)も いたのです。
(決めつけられたのは私です)

感性を磨くなら、
「人を見る」
「人と語る」
「自然に学ぶ」ことを、
「読書」や「映画鑑賞」よりも、優先して戴きたく思います。
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