治療プランを どうしましょうと 言われた。
ブロック(心理的な抵抗?)が強い 私は、U先生の 通常の治療計画を、逸脱しているらしい。
「共感能力を全開にして 最悪を避けてきた、立って歩くのが やっとだと思います」と言われた。
乱暴・失礼な相手の、心を探る(識ろうとする)傾向はある。
(自分が 被害者か加害者か、もはや 分からなく なりつつあった)
疲れているのも事実。
「瓦礫(がれき)の中で 保っているような、微妙なバランスがあるから、一筋縄では行かない」らしい。
途中で 淡々と、
「苦しくて 泪が止まりません」と言われた。
(あ、赤い目)
正面にいる先生が、しきりに 目頭を押さえていたのは、花粉症だからじゃなく、
クライアントの生傷を 受けつけて、苦しくなっての泪だったとは、…
クライアントは、夢にも思わなかった。
(私は 苦しいことの半分も 話しては いないので)
この先生を 泣かせた(苦しめた)のは、
過去、私に『手遅れ』とか『気のせい』言い放って おしまいにした、
精神科医たちと、
臨床の心理学者たちと、
私だ と思う。
(先生を 苦しめる クライアントは 3年に1人くらい 来るらしい)
私も きついが、癒し手にも きつい仕事なのだと、ぼんやり思った。
信頼を築きながら、ブロックに留意して、緩やかなペースで、自尊心の回復を目指しましょう と云う話になった。
時間がかかるのは、うれしくないが、…
治療者が見つかっただけでも、(破壊衝動が凄まじい私には)
奇跡的な幸運だと思う。感謝しよう。
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