職業訓練も4ヵ月目。
「職業選択の手伝いをする技術を学ぶ」と云うから、
職務経歴書や、ジョブカードに対する 拒否反応を払拭し、
それらを使いこなす技術を、身につけられるのじゃないか?
…と想像していたが、違った。

【職務経歴書】や【ジョブカード】のプロになる前に、
大量の知識を詰め込む必要が ある(?)かのようだ。
(このように思い込み、思い詰めた私は、本質からズレてる気がする)

・カウンセリングの心構えや、技法
・心理学(基礎と応用)
・ブラック企業を回避するための知識(人事労務管理)
・メンタルヘルス ケア(管理職の立場から行う)
などを、連日(6時限 ギューギュー)、詰め込まれる。

いずれも、知っておいた方がいい(役立つ)情報だが、
提供される(資格取得に要する)量が 膨大で、
吐き出す量は ゼロに等しく、苦しい。

早々に就職を決め、退校していく人もいた。
キャリア・カウンセラーより、有利そうな資格を取る(産業カウンセラー:20万円以上の費用がかかるらしい)と決めた人も、少なくない。
そんな中、私は落ちこぼれかけている。

以前に【カウンセリング】の有資格者たちから、たくさんの絶望を頂戴してきた。
過去の 絶望につぐ絶望を 棚に上げて、
(あんなのは、本来のカウンセリングとは違うはず)と思い、
本物のカウンセリングを学び、
あわよくば(自分が)本物に なってやろうと思った、

蛮勇というか、思い上がりの結果に、
茫然となったまま、時が過ぎた。

授業で何度も教わった。
『キャリア・カウンセラーは、メンタル不調者(治療を要する人)を相手にしない』
『治療を要する人がきたら、適切にリファー( refer:専門機関へ紹介 )せよ』と。

…自分の行先は、破滅か自裁だと、
…若い(幼い)ときに 思い込んでしまった私は、
…ふとした時に、気づく。
…「自分が いかにダメ人間か、証明しようとしている」自分に。
…自分を間接的に 殺しているようなもの。
…そんなアホなことは やめたいが、
…何かが、アホな自分を「正しい」と判断しているらしく、
…アホな行為を 止められなかった。

…だから治療者を求め、
…求めても得られず、森に行った。

…森に向かう動機には、人としての幸福をあきらめる気分があった。
…動植物のひとつとして、淡々と生きる決意と云うか、
…人間社会からの逃避のような。

…けど、森に通うことは、簡単ではなかったりするし、
…人の仲間になることを、望んでいる自分も、
…絶滅した訳じゃないから、たまに悪あがきをする。

学校の先生(複数)に、頼んでみた。
「私こそ、治療を要する者です」
「専門機関への紹介を、お願いします」と。

でも、紹介状をくれる先生はいなかった。
『アナタは笑えている、自分を客観的に見ている、だから必要ない』と。

そして、アドバイスを戴いたりした。
それは、私には 実行困難なアドバイスだった。

…私は悲しかった。
…教えることは立派でも、
…実践はしない先生方を、
…嘘吐きと思った。

夢人さん(池谷 直士さん)のようなカウンセラーに、
何故(インターネットや電話を介してしか) 出会えない?

こわかった。
自分を 壊し屋 みたいに感じて、遠慮してきた。
人の世の幸せを。