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2011-11-07(Mon)

野獣と勲章とぬいぐるみ

罪を犯して、逮捕され、裁かれ、服役し、社会に復帰しようとする人に、
住まいを提供し、お弁当を作って 仕事に送り出す。
身元引き受け人と、寮母と、教師と、大家を 兼ねたような仕事。

人格者じゃないと 出来ないだろう。
(尊敬に値しない人に 生活指導などされたら、ヤンチャな男たちは 反発するだろう)
頭も 並以上じゃないと 出来ないだろうし、
24時間、不測の事態(呼び出し)に 備える、…
誰にでも できることじゃ ないから、長年やると 叙勲の対象になる。
(天皇陛下から勲章を賜わる)
福祉業界のエリートみたい。

そんな親戚が、私に してきたことの大半は、痛いこと。

私が 子どもだったとき、親の暴言や 無視や、暴力に 耐えていたことに、
親戚は 誰ひとり 気づかなかった。
(母の兄弟姉妹、その伴侶も入れれば 10人以上の 大人が、親戚に いたのだが)

『あの家(私の両親)は 変だ』と笑い、迷惑がり、遠巻きにしていた。

皆、遠くに住んでいた。
たまに会うと、子どもには 優しい人たちだった。
(うさぎのぬいぐるみをもらったときは、うれしかった)

実家のあった 土地の念(マイナスのエネルギー)…
父の狂気の底にあった孤独…
母の狂気の底にあった精神的飢餓…
そう云ったことに気づく大人(身内)は、(当時)いなかった。
だから私が 理解する他なかった。

長じて、父母の 心のケア(?)に疲れ、
自分の生活が ボロボロになり、助けを求めた私に 親戚は、
『お宅のお父さんに、かかわりたくない』と言い、私を追い返した。

私は 虐待の被害者だったのに、
世間(親戚)は、加害者である父母と、セットで扱った。
(排除の対象だった)

あの頃の私は、刑務所帰りの男たちの 寮の廊下にでも、寝泊まりさせて もらいたいくらい、思い詰めていた。
それくらい 私は孤立していた。

選択肢がない人間は、アフリカ、南米、などと云う 大陸だけに いるのじゃない。
日本国内にも いるのですよ。
国際貢献も大切だし、元犯罪者の社会復帰支援も大事でしょう。
だけど、バラバラにやっていると、誰かを傷つけますぜ!
(弱りきってる人間を)

福祉の専門家が、心の専門家でも あることを祈る。
助ける人間を 差別しないことを祈る。
ネットワークを 築いて下さることを、…
窓口で、弱った人間を 追い返すことが、ないように祈る。

追い返された人間の行く先を、想像して下さい。
…自殺、自傷、犯罪、薬物依存、売笑…

先進国を気取る日本で、性感染症が多いことと、
闇で春をひさぐ人間(素人のふりした sex worker)が多いことは、無関係ではないと思われます。
(私ほど 自尊心が低いと、sex worker はできませんから、半分は想像ですが)

私は 自分の野蛮さから、愛する人を守りたかった。
1番望ましいことは、愛する人に 出会わないことだと感じてた。
私は、愛する心を、異性に向けることを、封印した。
(それでも、アンパンマンみたいな男に惚れてしまったが、…
彼のママと 信仰が、 私から、彼を 守り抜いてくれた)

私が そんな 痩せ我慢をして、…
会わずに 守ろうとした片翼は、…
何処かで、…
私以外の 野獣の毒牙に、かかったのかも しれない。

(話を戻す)

この秋、改めて 事情を説明した私に、親戚が、3万円貸してくれた。
そのとき、親のことで怒られた。
『お宅の親は、葬式や病人の見舞いには行くが、祝いごとには来ない。失礼だ』

『実家に帰って、親を安心させるのが1番いい』とも言われた。

…親切にして、何度も金をせびられたら、困ると思ったのですか?
…ヤクザみたいな男の娘に、これ以上 かかわりたくないですか?

『話なら聞いてあげるから、また電話しなさい』と言ってくれたけど、
もう、助けを求めたりはしません、どうか安心して下さい。

憂いある者を、『祝福の歌をうたわない 無礼者』と断定するような、…
弱き者の心を 想像できない方と、語らう ゆとりはない。
被・虐待者に対して、『お前を虐待する 親の巣に戻れ』などと云う、…
むごい助言をする方と話し続けたら、私の心は こわばり、裂け(壊れ)てしまう。
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2011-09-15(Thu)

狂ってる…

◆ 貧者は、月末の 口座振替の後に、
残高の【小銭】を ATMから 引き出し、食費などに充てる。

しかし、金融機関を経営する人たちは、
そんな、残高 千円未満の 預貯金者の存在を、認めない(らしい)。
土曜・日曜の『ゆうちょ銀行』の ATMを見れば、分かる。

以前、本局の ATMの前で 会った人は、何度も 操作を遣り直し、
『あれ?』と 言い続けていた。
(残高が 千円未満だった)

999円でも、100円でも、平日なら、本局の機械で 引き出せる。
しかし、その機械(同じ ATM)が、土曜・日曜は、硬貨を扱わない。
(残高が 999円以下だと、払い戻すことができない)
そのことを説明する表示が、分かりにくい。不親切なのですよ。
(食い詰め者の、間接的な 自殺の動機に なりかねない)

腹を空かせ、判断力も鈍っているとき、…
わざわざ本局まで来て、徒労に終わった人の嘆きは、何処へゆく?

その人に、さりげなく私は、
「土・日は、硬貨を扱わない機械」だと 説明した。
籍だけは、金融機関(某 損害保険会社)に 残している者の、やりきれなさを覚えつつ。

◆ 待ってもらっていた、住民税と 国民健康保健(平成22年度分)の 払込用紙が、送られてきた。
パートに雇用されたとは云え、時給は安く、体調も優れず(横になってても めまいがしたり、とてもじゃないが、仕事なんて出来ない…と感じながら、出勤する日々)、
職業訓練期間中に、国から借りた 生活費の返済(月3千円)は、待ったなしで 始まっている。
パソコン整備を学んだときの ローンの返済も、毎月ある。

だから「分割にして下さい、月3千円以上は 払えません」と申し上げたのだが、
印刷された金額は、初回が 5千8百円。残り6回は、5千円。

住民税と国民健康保健料、それぞれは、月額 3千数百円以下に 分割されているが、合算されて、…
【払えない、暮らせない】と言ったはずの金額を、印字(請求)してきた。

親切そうな、担当者だったけど、…
人(貧者)の生活より、コンプライアンス(法令遵守)が大事ですか?
期限内(年度内)に、税金を徴収することが、最優先事項ですか?
その任務遂行のためなら、
税金を払えない輩が、飢えようが、自殺しようが構わない?
(構うどころか、意識すらない?)

更に、そんな人間(事情を話してある者)に、
督促状まで 送りつけてくる。
【平成23年度】の4月分の健康保健料を、9月上旬までに払えと云う、督促状を。
(平成22年度分を、これから 7ヵ月かけて、食うや食わずで 払おうとしている人間に)

赤い文字。
【差し押さえ】などと云う、恐ろしい言葉が 並んでいる督促状。

役所は言う。
『そう云う システムなんです、破棄して下さい』

自殺者を 減らす気があるなら、
弱った人間を 徒らに追い詰める システム(欠陥プログラム)を、放置しない方が いいですよ。…

◆ アルコール依存症者に 優しい医師は、(家族として)受診した 私に、言った。
『虐待を 乗り越えた あなたは、サバイバーで 強い』
『そんな あなたの 毅然とした態度に 接するだけで、弟さんは萎縮する』
『あなたも、飲ませていたのですよ』
『弟さんに 謝って下さい。飲みたくもない酒を 飲ませて、悪かったね と』
『私も大変だったけど、あんたも苦しんだんだね、…そんなふうに言えば、弟さんも 聞いてくれるかもしれない』
『次回は 2人で受診しなさい』
『あなたも 疲れているなら、鬱になれば 休めます。鬱になるのも 悪くないですよ』

精神科の診察室って何?
医師の独擅場(どくせんじょう)?

脳や身体を鍛え、難しい試験や、素人が出来ない 実習に耐えた、
選ばれた人である医師が、
気持ち良く 能力を発揮して下さるのは、よろこばしいことです。

アルコール依存症者に 振りまわされないために買った、30分。
効率よく ご指導下さい。
(保険外診療で 高額な分)
私に 耐えられるだけの言葉を、土産に下さい。
何でも 言って下さい。…

「私も苦しかったけど、君も大変だったと思う」
十年前、弟に 書いて送った。(心から そう思って、手紙に書いた)
…何の反応も(返信も 電話も) なかった。

…時間は戻せない。同じ心境に、私が戻ることはない。
…あの医師の助言は、十年以上 遅い。
(受診前に、ケースワーカーの 聞き取り調査があった。
私は A4用紙1枚に、家族構成や、問題点などを まとめて 持参していたが、
ケースワーカーさんに頼まれて、それも提出していた)

『次回は 2人で受診しなさい』?
女房と 共依存状態の男(40代)が、軽蔑している対象(姉)と、病院に来ますか?

依存症者に 説教したり、振りまわされている、親や奥さんに、
自分のやっていること(負のサイクル)に、気づいてほしいとは 思ったけど、
弟を 動かそうなんて気は、私にはない。

『鬱になれば 休める』?
『鬱になるのも 悪くない』?
…鬱病になる人は、嫌でもなる。
…ならない奴に、(社会制度上、優遇される、休めるから)なれと言って、なれるものではない。

『虐待を 乗り越えた あなたは、サバイバーで 強い』?
…乗り越えられずに、苦しんでいるのです。
…サバイバーなどと、安直に呼ばれたくない。
…まして 私が、弟を害し、飲酒させたと断じるなど、暴論でしょうが。

【猛々しい姉に 接する】ことに、弟が怯え、
飲酒欲求に つながったことは、事実として あったかもしれない。

しかし、
姉が謝罪して 改善する病でしょうか?
100% 飲みたくない 酒だったのでしょうか?

あの医師は、
大事なことも 教えてくれたけど、…
余計な、私を萎えさせることを、言い過ぎた。

(私を)素直な人間と思い込み、調子に乗って 舌が滑ったのでしょう。
(得意分野で、人は油断する…)

私は もう 生きていたくない。(自殺する気力もないが)

医師の言葉や、社会福祉協議会での出来事、国会議員秘書の言葉、…
ひとつひとつは 些細なことでも、積み重なれば、…
生きる価値のない、ムダ飯喰いだと、自分を裁く 根拠になってゆく。

2011-09-05(Mon)

自殺予防月間

いつも『娘をよろしく お願いします』と言うから、素晴らしい お母さん?

365日、四六時中、鬼婆とは 言ってない。
穏やかで 優しげなときも あった。

でも、国会議員の秘書に『よろしく』言い続けたのは、
秘書のコネクションで、娘を片づけたい下心が あったからですよ!
お分かりに なりませんか?

子どもらが 立派に育つよう願い、サラリーマンから 自営業者になった 夫を支え、舅の世話もした母。
長女が手伝ったけど、殆ど 役に立たなかったので、
彼女(妻で母親)ひとりが、頑張りましたとさ。…

役立たず 期待外れ、性格もブラックな長女を、あやめようとして 何が悪い?
あの家に限り、殺害対象が長女(私)であれば、それが正義だった。

私の しつこい自殺願望は、
陰鬱な家庭内で、親の期待を裏切り続けた罰として、発した。

暗い家にあっても、朗らかに微笑み、
親に希望を与えるのが、子どもの存在意義だと、
親は信じていた。

暗い家にあっても、屈託なく笑う子どもも、確かにいる。
祖父に守られて育った、弟がそうだった。
父に溺愛された、父に似た 末っ子がそうだった。

(孤立していた私には、出来ない相談だった)

両親の期待は、弱さ(未成熟な人格)から 出ていた。
大人にさえ 困難なことを、子に要求した。

闇の中にあって、光り輝けと。
殴り続け、怒鳴り続けた 子どもに、感謝と微笑みを 返せと。

出来ない私には、更なる暴力が与えられた。
期待を裏切りやがってと。

親の問題が、子どもの私に 転嫁されていた。
それは、子どもだった私には、解けない課題だった。

理性では 分かっている。
しかし、人間の感情と云うものは、無茶を言う。
【それでも 期待に応えたかった】
【どんなことをしても、親に やさしくされたかった】

だから、戻りたがる。最も 死に近かった時に。
黙って親に殺されれば、それ以降は、裏切り者のそしりを 免れたのにと。…

確かに私は、あの親を 選んで 生まれたのかもしれない。
しかし、それは、きょうだいで助けあって、…と云う 契約だったはずだ。

3人の内、2人が『拝金主義者』や『ナルシシスト』になるとしたら、話が違う。
2人が『人助けする 資格があるのは、経済的に余裕がある人間だけ』などと云う 偏った信念を持つに至ったら、契約が成立しないだろ!

親きょうだい 計4人が、
『経済的に豊かになることが、人間の基本』
とする生き方に 帰依し、突き進んでいるとき、
その流れを反転させろ?
くたびれ切った私が?
ひとりで?

無茶だ。

その願いは、
相手を殴って、『感謝と微笑みを よこせ』と云うのと 同じくらい、無理難題だ。

当人たちが、自信を持って 進んでいるのを 止める?
その先が、地獄だとしても、…
止めようとすれば、私は、暴力(言葉による 精神的な暴力)に 見舞われる。
孤立した状態で。…
もう限界なんだよ、本当に。

義理の妹も、酒飲みの亭主を持って 大変だ、苦労してると 言いながら、
『友だちと話せば 気が晴れる、楽しく働いてる』
『問題は、彼の 飲酒と健康であって、私には 専門家のサポートなど 必要ない』
と 言い張っていた。
臨床心理士が 見立てたように、彼女は あれで、幸福なのかもしれない。

(酒害に苦しむ)家族だけの会に、1ヵ月ぶりに参加した。
(母や 義妹の気持ちを 理解する参考に)

私には、苦痛が大きい。
【人の話に、感想を もらしてはいけない】
それだけなら我慢できる。断酒会も同じだ。

だけど、他にもタブーがある。
【固有名詞を言っては いけない】のだ。

アルコール依存症者の家族は、深く傷ついてる。
秘密主義だから 安心できる、…そう云う方々の 集まり。
私には、堅苦しい。

自分や 家族、病院の名前を うっかり言わないこと。
それだけでも 私には キツイのに、…

可愛い お子さんの話を よくなさる婦人が、
『人生、嫌なことばっかりだった』なんて言う。

見れば 美しい顔かたち。
親も亭主も アル中だったと言うけど、
結婚したときは 幸福だったろうに!
可愛い子どもも 授かってるのに!
人生 やなことしかなかった?
嘘吐き! 嘘吐き!
子どもに失礼だ!

わかってる。…その方は、闇に迷っておられる。
だから そのような感情にとらわれ、そのように語る。
(嫉妬すべきじゃない)

でも、悔しい。…
好きな人の子を 授かりながら、
それを 当たり前のこととして、不幸だって言われると、悔しい。…

「断酒会のメンバーが好きだ。やたらに心配する周囲の人が、治ろうとする人を邪魔してる」そんなことを口走った。
限界なんだよ。

帰り道、ひと駅 歩いた。20円浮かすため。疲れた。

歩道に セミがいた。
(生きてる? 此処にいたら危険だ)
靴で触れてみた。
「ビッ!」
(ボロボロの羽根で、よく そんなに 元気に鳴けるな)

白手袋をして、セミの前に 手を出す(地面に指先を這わせる)と、
以心伝心、乗ってきた。

何処へ…
欅(大木)の幹に 添わせてみたが、…
(嫌なのね)
神社まで、…遠いな。

セミは どんどん上ってきた。手袋を越えて、腕の方に。
(痛い。腕に 鉤爪を かけてくれるな)
指先を 天に向けたら、セミは 手袋の方に 戻ってくれた。
(もう、この民家の 塀の上で良い?)
塀の上には、先客がいた。
(ヤモリ…)
(会いたかったぜ)

しばらく行くと、生け垣があった。
その1番下の枝に、セミを差し出した。
「ビッ!」
移動して行く。
(良かった…)

2011-07-31(Sun)

あてのない伝言(義妹へ)

貴女からの リクエストを伝えた 末っ子から、以下のような 返信が来ました。
【メールを読む限り、もう入院が必要でしょう。
夏子さんも限界でしょうから、しばらく別々に暮らすべきでは?
役所のDV相談窓口に行き、アルコール依存治療が受けられる病院を探し、ケアマネなども利用して、さっさと手配した方がいい。
以前「てめぇいい加減にしろ!」みたいな手紙を送り付けたら、兄貴が逆切れし、夏子さんからも迷惑がられた事があるんだ(-_-)…
相談にのってくれっていうなら、会ってもいいけどさ〜…
こっちからは電話したくない】


弟(長男)には、十年も前に 愛想を尽かしたけど。
私や母(色や芸を売らない女)の前で、執拗に『水商売、宝塚、風俗嬢以外の女は クズ』と、言い続ける弟など、顔も見たくなかったけど。
(かたぎの女 不在で、社会が成立するか?)

貴女(弟の伴侶)のことは、大切に思ってました。幸せ 祈ってました。

弟(長男)は 私を否定し、
(親によると、私に『死ね!』と言ったことも あったそうです。私は覚えてない)
嘘を吐きまくり、
親の機嫌を とるために、私を貶めたり、…

父が大病したとき、
『これからは、全部 俺に任せてくれ』と、大言壮語しながら、
直近の先祖である、父母を 利用しつつ、陰では 悪く言い、
親の哀しみを 知ろうとせず、
観光ついでに、墓参りに行っただけ。…

(数年前、仕事中 電話が鳴り、父が出た。
『今、お墓にいる。酒かけていい?』と云う、弟(長男)の声。
『かけてくれるな』と 父。
隣で 私は、静かに 怒り狂ってた)

私は、亡き先祖に 親しんでいました。(心の世界で)

父方の祖父は 昔、相撲や剣道で 鍛えた人で、晩年(約十年)を 私たちと暮らしました。
『わしが怒ったら、息子を殺しかねん』と、
息子や嫁に 言いたいことも言わず、初めての男の孫(弟)を、ひたすら守ってた。

私(女の孫)は 二の次にして、弟を守っていたのには 訳があった。

雁(かりがね)の雄を、

弱い幼鳥を 守るような隊列を組み、先頭切って 飛んでゆく、…
家族の精神的支柱になり、弱い者を守る男児を、育てようとしてた。
(息子は 仕事ばかで、育児などしないから、わしが代わりに)
家内安全を 願ってた。

私は 祖父になり代わり、弟に 言葉を 送り続けたけど(十年くらい)、…
返ってきたのは、無視、嘘、あざけり。
(既に アルコール依存だったようで)

いずれ復讐するつもりで、自分を虐待してた 父の仕事を手伝い、
復讐(自殺もしくは逐電)しそこねて 経済的にも困窮し、墓参りにさえ 行けなくなり、悲しむ姉を尻目に、夫婦で娯楽三昧。

せめて、
『今度 嫁さん連れて、はじめて 墓参りに行くよ、姉ちゃん』とでも言われりゃあ、過去を水に流せたのだけど。

夏子さんは 以前、
『きょうだいなんて、離れてても、いざとなれば 助け合えるものよね』と、言ってた。
そんな 明るい夏子さんが、私は好きでした。

好きでしたが、…

信頼関係が 築けてないのに?
日頃 会ってない(電話や 手紙の遣り取りさえない)者が、…
困ったときだけ 助け合える?
きょうだいだから?
甘いのでは?

ヒトは、助け合うように 出来てる。…
弟夫婦は、親も きょうだいも 助けることなく、
【稼ぐための仕事】と【娯楽】と【遊び仲間】と【酒食】だけで よしとして、人生双六 上がるつもり?

…ふざけんな!
そんな怒りから、私は断酒会に行き、
「くやしくて、くやしくて」と 会員さんたちの前で 言いました。

弟の酒害は もう20年ほど。
治療(断酒)すれば 見なくていい地獄を、見たいですか、夏子さん?

2011-07-27(Wed)

6月19日以降

弟(42歳)が、おかしなことに なっているらしい。

『面がわりしている、ただごとではない』と、弟の奥さんの親から、実家(弟の父)に 電話があったそうだ。
そんな話を、父の日に、実家で 聞いた。

両親と、(3人きょうだいの)末っ子は、
弟(長男)の 飲酒による暴言などに 振りまわされ、傷つき、今や、…
『あいつは いつか、野垂れ死ぬだろうが、仕方がない』と言う ありさま。

奥さんに、見舞いの電話をしたら、
『彼は 鬱病から復職中』とのこと。

『拒食ぎみで、人相が変わった』
『大事なときに お酒を飲んじゃう 彼の気持ちが、分からない』
『私は問題ない。元気に明るく働いている。でも、彼の お酒の問題では、人に言えないことが たくさんある』
『お義父さんが、厳しく言えば、彼は お酒を止めると思う』
『末っ子ちゃん(医療従事者)が、優しい言葉を かけてくれればいいのに…』

電話をしたのは、彼女を ねぎらう気持ちからだった。

(弟の 酒ぐせ・暴言が ひどくなってから、家族全員が 集まる機会(元旦の祝い)は、なくなった。
だから私は、もう何年も 弟夫婦に会っていない)

約1時間ほど 彼女の話を聞き、彼女に 楽になってほしくて、私は 最後に言った。
「弟は、アルコール依存症だと思う。それを治療しないと、鬱病も 根本的には治らない」
「末っ子ちゃんや 両親は、傷ついて 疲れ果ててる。期待しない方がいい」
「専門家の手を 借りた方がいい」

最悪なことに、彼女は 私の助言を、そのまま 弟に伝えたらしい。

アルコール依存症者が、病気を進行させてしまうのは、
『自分は 慢性アルコール中毒なんかじゃない』と信じ、治療を拒み、…
傍若無人な 振る舞いで、周囲の人を 苦しめ、泣かせながら、…
自分が原因とは 思わず、…
諭されたり、不快感を示されると、
『侮辱された』などと 逆上して、人間関係をブチ壊し、厳しくなってゆく現実から 逃れるために、ますます 酒に頼るとき。

依存の自覚がない弟に、
『あなたは依存症』などと言ったら、逆ギレ(逆恨み)されるに 決まっている。

義理の妹は『アルコール依存症の治療施設は、もう知ってるの。彼と一緒に 調べたことがあるから』などと 言っていたが、…
後から考えれば、彼女は物語っていた。
問題意識の稀薄さ(危機感のなさ)を。

彼女は、弟が 節酒すればいいと、軽く考えている。

アルコール(と云う 薬物)に対して、もう コントロール(節酒)が できなくなったからこそ、
弟は 飲み続け、嘘・暴言・醜態を、重ねている と云うのに。

断酒できなければ、弟の命は あと10年が限度だろうと、私は思っている。
(そう云う データもある)

中毒者に 巻き込まれ、被害者意識が強くなっている(自己憐憫に 陥っている)人は、
中毒者と 同じような、自己中心的な 発想が、できるらしい。

気を抜いて話しては、まずい相手だった。

彼女の言葉…

『大事なときに 飲んじゃう 彼の、気が知れない』
…それは、アルコールと云う 薬物について、理解が足りないから。
アルコール専門の病院に 足を運んだり、…
酒害相談に行ったり、…
断酒が続いている 依存症者の体験談に、耳を傾ければ、…
いやでも 分かるようになる。

『私には 問題がないけど、酒乱の夫を持って、人に言えないことだらけ』
…アルコール(薬物)について 理解していない人が、中毒者の世話をすれば するほど、
中毒者と 世話をする人の かかわりは、不健全になってゆく(互いに、無意識に、相手を操ろうとしたり、利用する)。
周囲から乖離し、治療の機会を 逃してしまう。

『お父さんが 厳しく言ってくれれば』
…親は もう、何度も説教して、徒労に終わったから、無気力になっている。

『末っ子ちゃんが 優しくしてくれれば』
…暴言を吐き、傷つけたままの相手から、優しくしてもらえると期待できるのは、
相手の気持ちを 考えていない(依存症者と 自分のことしか、考えられなくなっている) からよね。

『お正月に 集まらなくなって、お義母さんの 負担が減って、良かったと思う』
…父の気持ち、姉の気持ち、末っ子の気持ちは、眼中にないのね。(想像力が 働かないのでしょうね)

臨床心理士のオフィスに 足を運び、姉(義姉)として、今後 できることは ないでしょうか と尋ねてみた。(カウンセリング料金 2万円)

『貴女は、もう充分 なすべきことをしました』
『貴女に出来ることは、もうありません』
…と言われた。

『もう お前は何もするな』と、父は言う。
『もう いいから』と、母も言う。

自分の健康も、懐具合も あやしい人間が、他者に構ってる場合じゃないと言うのだ。
(臨床心理士までもが そう言う)

これ以上 私が何かしたら、人間関係依存症とか、境界性人格障害などと、精神分析されてしまうのでしょうかね。

弟の奥さんには 嫌われたようで、留守電に伝言したが、なしの礫(つぶて)。

だけど、…
命に かかわる 病気の人間(弟)と、彼に 振りまわされている人間(義妹)を、孤立させてて、いいことが ありますかね?

なまじ 家族だと思うから、匙を投げたくなるのじゃないですか?

私は もう、弟夫婦には 働きかけないけど、
酒害の関係者として、己の心を 鎮めることは 試みる。