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2012-07-18(Wed)

野けもの降臨

オカルト漫画「憂国のラスプーチン」をたずねて、書店に行った日のこと。
深夜で、店内は広く、人は まばらだった。

突然、
『ドカッ』と云う音(踏み台を 蹴る音)がして、
『ちょーきもいばばあ』と言いながら、30歳位の女人が、私の背後を通って行った。

ガラガラの空間で、なにゆえ こんな恐怖を味わう?
(オカルト漫画以上に恐ろしい)
(殺されたいの? お嬢さん)

何を目当ての蛮行なのか?
尾行してみた。

アニメ・ゲームの雑誌コーナーで、紐をほどいて中を覗き込んでいる女。
『よし! わかった!』
歓喜の雄叫びを上げ 雑誌を抱え、少女漫画コーナーに行き、
『あっつー、あっつー』とのたまい、レジに向かって行った。

彼女が熱心に見ていた雑誌コーナーに行って見ると、
2次元の美少女が表紙を飾り、『リリカルなのは』などと云う文字が印刷されていた。

メルヘンでリリカルな、その2次元空間には、多分 存在しないのだろう。
パステルカラー(青系)のワンピースに、白い綿ニットのレースのセーターを はおり、大きな鞄を提げた白髪まじりの女はな。

自殺防止を謳ったサイトにいたとき、
『おれたちを おどすのか』って書かれたときのこと、思い出しちゃったわ。

こっちは、現実世界で、
死んだ方が 楽かも…な目に 遭ったり、
人間の尊厳が 保てないような 言葉を、浴びまくったりして、
正気でいるのが難しかった。
でも、恐怖の極みにありながら、狂いきることもできない。

ほとんどいつも、辛い苦しい、いたたまれない。
しにたいと思ってた。
(他者の役に立てそうで 動いているときだけは、許されている気がする 寄生者みたいだった)

でも、しにたいなんて言うと、
現実世界では、努力不足とか甘えとか、本当は生きたいはずとか決めつけられてしまうものだし、
ネット上でも、あまり理解されないだろうし、不快に思われるだろからと、ずっと我慢していた。
半年以上、本音を書けなかった。
荒らされても、罵詈雑言を書かれても。

多分、ばんづいんとか云う ハンドルネームの人だったと思う。
自分が、仏教関係者に尋ねたいことがあって、様子を見てるうちに、
『o(^-^)o』氏が、遊び空間にした、私のスレッドを 看過できなくなり、
回答者として参加し、暴れまわった挙げ句、証拠隠滅。
決め文句が、
『おれたちを脅すつもりか』

1人 2人じゃない。
何十人もの精神の専門家や医師に、死んだ方がましな扱い受けたから、
もうどうしようもなくて、ネットの中に救いを求めた。
それを現実逃避と決めつける、おめでたさ。笑っちゃうね。

しあわせな人なんだろうな。
自分には幸福が許されないと、洗脳されきった人間の苦しみなど、想像したことないだろ?

何とか気分を上向きにして、最悪(不自然な死)を避けようと、本屋に寄ったのである。
ちょっとしたきっかけで、限界の人は自殺に向かうかもしれないのである。

『キモイ』だけでも『ババア』だけでも、暴力である。
『超』までついたら、立ち直りにくいぞ。
『死ね』と言われたも同然だ。
元来、鏡を見るのが辛い、自分に自信がない人間だからな。

女 子どもが、魔法少女(なのは)に夢中になるのは いいが、
その挙げ句、通り魔になるのは 残念極まりないね。

時の首相が言ったとさ。
『弱い者を、集団でいじめている子がいるならば、その行為はとても恥ずかしい、卑劣だ』
虐待されてる人間を、はなから弱い者と決めつけるのは いただけないね。
虐待を行う人間の方が、たいてい病んでるし、弱いから群れるのじゃないのかい?

『人間として大事なのは、自分が相手の立場になった時にどう思うか』
あなたは あるの?
保険代理店の立場とか、
原発の作業員さんの立場とか、
オスプレイの飛行区域の住人の立場とか、
想像したことが?
その痛みを感じたことがあるの?

『いじめられている子がいるならば、ぜひ伝えたいことがあります。あなたは独りではありません。あなたを守ろうという人は必ずいます』
その根拠は?

『お父さん、お母さん』
心配かけたくない気持ち分からないの?

『先生、友だち、誰でもよいから相談してください』
先生に相談した結果、絶望する羽目になったんだろうが!
大津の子は!

『1番大事なのは、その周りにいる子です』
子どもに責任をかぶせるとは。
恥ずかしくないのかい?

『いじめている子がいる、いじめられている子がいると分かっているならば、見て見ぬふりをしないこと』
かばえば、次は自分が標的になることもあるのです。
(私には その体験がある)
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2012-07-13(Fri)

いくぜ なんこく

森の閉門時刻は、6時20分になっていた。
夏至の頃は、6時30分だった。
(10分 早くなった)

雀が 1羽で遊んでいた。
人の 踏み込めない 木立の根もとから、私を見つつ。

4万2千円の臨時収入があったので、
墓参りの手配をした。

連続した休みが とれない、
ワーキング・プアな パート・タイマーゆえ、
日帰りが望ましい。

しかし、飛行機代だけで、(正規料金では)片道3万円かかるとのこと。
(予算オーバー)

早朝に出発し、翌日(パート出勤日)の早朝に戻る、
ビジネスホテル1泊+航空機のセットに 申し込んだ。

どこぞの祈祷師が、
(心理のプロであることを売りにして、インターネット・カルトで 目をまわしていた莫迦(私)を、心的外傷・希死念慮に苦しんでいた 莫迦の精神(念)を、キャッチ&リリースした人物が)
伊予ノ国に いたらしく、
何かにつけて『われわれ四国の専門家は』と 書いていたことが、
私には 業腹だった。

(自分が 行きたくても行けない 土佐を含む)
四国の地まで利用する(けがす)かに思え、不愉快 極まりなかったのだが、
そんな憤怒は、私が 土佐の地を踏みさえすれば、
雲散霧消するだろう。

立派なことを考える頭を持ち、
晴れがましいことを発信する技を持ち、
社会的地位や権威があろうとも、
快適で愉快な 自分の暮らしを守るために、
(心理的に)他者を殺す人は、
(人の世で 疎外されてきた私が、野獣のように 彷徨し続けることを 是とした人は)
修羅の道を ゆく人だ。

何故なら、
その振る舞い(病める者:私への対処)は、
闇(病み)そのものだから。

天は 闇をもって、人に問うことがあるのだ。
闇を背負う者を、
「あざけるか?」
「排するか?」
「冷淡に見るか?」
「いたむか?」
「ともがらと見るか?」

あざける人、
排除する人、
冷たく見る人は、
鬼の道を 行く人だ。

あたたかい目で見る人、
仲間と見る人、
共に生きる 手だてを 考える人こそ、
まことの人(成人であり、子どもや弱者に 希望を与えうる人)かと。

パート先で私は、日々、情けない思いをしている。
1番うれしいのは、
…仕事を終えて、部屋の出入口に立ち、退勤の挨拶をするとき。

残る方々が 忙し過ぎて、
何の返答も(反応も)返ってこないときは、
少し寂しいけど、
(自分が1日過ごした空間に、わかれの挨拶ができた)と思えば、わりきれる。

適性が無いらしい仕事を、不健全な心身でやっているのだから、
現場で粗雑に扱われたり、バカにされても、仕方ないかもしれない。

ギョッとすること、心臓に悪いことがあっても、
穏やかな氣を発する人が、1人いてくれれば 耐えられる。

2012-07-06(Fri)

冷たい風が 知っている

めまいを なだめつつ たどりついた森には、
白いキノコや、
房のような白い花つけた、茎もガクも白い 不思議な草が 生えていた。
美しいコケにも 出会った。

曇天の夕方だったのに、
森の中は 霧(きり)も靄(もや)もなく、澄んでいた。

『ズザザザザ、ズザザザザ…』
何の騒音かと思ったら、自分の足音だった。
疲れていて、足を引きずりながら、玉砂利の上を 歩くから。

その日も 朝飯・昼食抜きで、
行き帰りの列車内で考えることは、
(おなかすいた)、(はらへった)ばかり。

車内広告(難民支援のポスター)の 子どもの写真を睨んで、毒を吐く。
(難しい表情をした、賢そうな子)
(でも、私の子どもの頃より、ふっくらしているような気がする)

(難民を支援するのは正しい、必要なことに違いない)
(わが国には、かつての私のように 困っている子どもが いないので、篤志家は 支援の対象を、海外に求めるのか?)
(日本国内には、もう支援すべき対象がいないだと?)
(莫迦な! 国内の困ってる子どもには 目を向けないのか? なぜ? 絵にならないから?)
(www)

でも森(神域)の中では、そーゆーことは考えず、
空腹も忘れ、ぼーっとしていた。

足を引きずりながら、空きっ腹を抱え、
森に行って ただ ぼーっとして、蚊の餌食になるなんて(4箇所 食われた)、
交通費と時間のムダだと、人は笑うかもしれない。

しかし、人に傷つき、人に疲れ、人に怯え、人から(自分からも)逃れたいと 強く願う者が、心を癒す場所は、
大いなる自然のふところ以外にない。

『o(^-^)o』氏のブログに接して、私が吐きそうになった理由は、
私を騙し、私の避難場所(仮想空間の)を 滅茶苦茶にした ホラ吹きが、
有頂天になっているのを見て、
(現実に会ったら 半死半生の目に遭わせてやりたいね)と思う程度に、
私の狂暴な血が 刺激され、かつ、

彼女の魔性を 肥え太らせている誰か( enabler )の、
勘違いと甘えが、たまらなく悲しく、
(甘やかしと 優しさを 取り違えていることに 気づかず、
パートナーを より深い闇へ 誘導した、母や義妹を見るようで たまらないのだ)

そう云う 自覚なき加虐者たちに、心を踏みにじられた人の痛みが、
なまなましく感じられるからだ。

幸せは 祈ってんだよ!
(女の幸せ自慢、それ自体は可愛い)
心のゆがんだ奴が 貧しかったり、苦しかったり、孤独だったら、
周囲の人間が 悲惨な目に遭うからな!

立派な振る舞いの裏の、正義の貌した鬼の陶酔物語など、もうたくさんだ。

『母の検診の送迎を 定期的にしています』
…ご立派ですね。

『人の悪口ばかり言うかと思えば、自分の自慢話』
…あなたは違うの?
…あなたこそ、そう云う人に見えますが?
(私も、あなたと同じ設定の人生を 与えられたら、同じことをしたかな?)

『大人しいお婆ちゃんになってほしいのですが』
…あなた いったい何様ですか?

『自分では常識人だと思っているようで、ある意味幸せなんですよね』
…ご自分のことみたい。

『素敵なお母様ですね。私もそんなお母さんが良かったです』
…あなた いったい何様ですか?

『私は母親を好きだなんて思った事はありません』
…それは、お気の毒。

『親なので大切、出来る事をしようみたいな感じ』
…その程度の認識(覚悟)では、被害者意識から 逃れにくいでしょうね。

『出生に問題がある人なので仕方ないかも』
…そうかもしれませんが。

『冷ややかに見ています』
…そう云う態度は、相手の心をかたくなにし、蝕む、暴力に等しい。
つまり あなたは、心の世界で、親をいじめてたのね。

2012-07-03(Tue)

けものごころを誰が知る

先月下旬、θ(シータ)さんのブログを訪ねたら、
『アドレスが存在しない』と 表示された。
…削除されたのか?

感傷的になり、ネットを彷徨してたら、見たくもないものに 行き着いた。
o(^-^)o のブログ。…吐きそう。

o(^-^)o と云う、ちゃらけたハンドルネームで、
自殺防止サイトに、回答者を気取って (私のスレッドに)登場した あんたは、

(家族の横暴に泣き、苦しい現実を生きてた、死神にとりつかれながら、何とかこの世にとどまろうと、あがき苦しんでいた私に)
『もうここは卒業して、ブログを始めたらいかが?』などと 書いてきた。

(誰かさんと違って)
友達が欲しくて 投稿した訳じゃーねーんだよ!
こちとら!
味噌も糞も 一緒くたにしやがって!

平気で嘘を吐き、約束したことさえ 忘れ果てる奴を、偽善者と言う。
あんたは知るまいが。

自分の欲望(褒めちぎられたい)を 満たすために、
自殺志願者を利用した、あんた。
気づいてさえいまい?
他人を利用することを、恥と思ってないだろ?
他人を利用することを、息を吸うくらい、無意識に やっちまうんだろ?
あんたは。

血にまみれた現実を生きている 私のスレッドに、
o(^-^)o と云う、人を食ったような ハンドルネームで 登場してきたときから、
あんたの狂い(無神経かつ、ものごとの表面しか見ず、パーソナリティの発達に 大きな障害があるだろうこと)は 察していたよ。
常識人を装いながら、自分の欲望(注目を浴び、褒めれたい)に 忠実なあんたは、
ある意味 清々しい。
『邪魔もの(者)は 棄てる』のが、あんたのやりかた。
その姿は、
理不尽な現実に苦しみながら、捨てられない今を抱えた人の目には、魅力的に映らなくもない。

あんたは 中毒者だろ?
(心理的に、何かに寄生するように 生きてきただろう?)

あんたの側には、いつも誰かが いただろう?
たとえて言うなら、
薬物中毒者を つけあがらせ、より深刻な依存症者にしてしまうような 相棒( enabler )が。
讚美者か、執事か、下僕のような、夢見る夢男(女)君が。

微妙に バランスを保っていた 私のトピック(自殺を思いとどまるため、私の悩みを解決するために作った場)は、
あんたの登場を境にして、
(私と云う)愚者を利用し、自己主張したい(正しさを誇りたい、寂しさを紛らわせたい)第3者が、
好き勝手なことを書き込む掲示板に、変わってしまった。

まともな管理者も、専属の回答者も いなかった。
いったん荒れて、妙な方向に流れたら、目もあてられないことになった。

純粋に、私を励まして下さった回答者もいた。
そう云う方々には、今も感謝しているが、
あの仮想空間は、私にとって 大きな苦痛だった。

救われる思い、嬉しさ、楽しみを感じることも、3日〜5日に1度くらいあったが、
怒り、哀しみ、打ちのめされるのは、毎日だった。

あんたの振る舞いは、ある心理学者(祈りが 何とか 云う本を 書いていた)に、よく似てた。
宗教家でもあった その学者は、
『邪魔ものは 祓う(棄てる)主義』らしく、言う(書く)ことは カッコ良かった。
あのように誘われたら、素人(しかも 心身喪失に近い状態の莫迦)は、断われません。

(紳士淑女の勉強会? 場違いだ)
(ありえねえだろ、手負いの獣が)
と思って、断わったのに、それでもと 誘われたのですから。
獣が人間に憧れ、近づいてみたくもなりますわ。

けど、入ってみたら、会の看板娘は(心情的に)、その学者の 妻か恋人みたいな人で、
言い掛かりをつけて、私を追い出しにかかった。
(先生の本を読んでいないような、知的に劣る人とは 会話が楽しめないとか、
異分子が紛れ込んでいると、精神の健康が保てないから、出てけとか)

何が、彼女を そうさせたのか?
公私共に 先生のパートナーになるつもりで、不安材料は排除したかった、
…そんなとこだろう。

飢えた 手負いの獣を、誘い、傷つけ、追い払って、
ただで済むと思いますか?

洞察力と 責任感を備えた大人なら、不用意に誘わない。
もし相手を傷つけたら、フォローするだろう。

しかし 件の学者は、フォローせず逃げた。
それでいて ブログでは、幸せ自慢や 正義を語り続けていた。

半年後に1度だけ、私は その学者先生のブログに噛みついた。
(怒りのコメントをした。非公開希望で)

数日後、そのブログに記されたのは、母恋物語だった。
(それはそれで 美しかったが)

『自分は 厳しい世界で生きてきた』云々、…
【邪魔ものは 祓えばよい】と云う、
排除の理論で生きてる ご自分を、麗しく正当化する文章だった。

自分は苦労している、辛い思いをしたから、他者(私など)を傷つけても 許されるとでも?
幸せな学者さんだぜ。
『宗教を修めた自分は 素人ではない。素人を判断したり、選別できる立場になった』おつもり?

◆ 徹夜明けに たどりついた森には、
白い茸? エビネ?
(遠くてよく分からないものが生えていた)
鳥の会話と、緑の生命体の いぶきがあった。

林檎を剥くのに、ナイフを動かすのではなくて、
林檎を動かしていくように、
…生きていきたい。
(そうできるのが、大人のような気がする)

私(エゴ)が 森に行くのじゃなくて、
森に招かれ、森に抱かれて生きていく。
…そう云う生き方が身につけば、

『他人の傷口に 塩をぬってはならない』と書きながら、
私の傷に 塩を塗った学者や、
その学者と 似たようなことをした、
O寺ネットの住人たち(一部の方々は除く)を、許せるだろう。

しあわせは 祈っております。
きちがいは、何をしても いいらしい 浮き世ゆえ。
きちがいが、貧しかったり、苦しかったり、寂しかったら、周囲を害するおそれが ありますゆえ。

だから 祈っているのです。
八ツ裂きにしても飽きたらないほど、憎いやつらの幸福を。
でも、今は まだ(心の奥では) 許せなくても、仕方ないでしょう。

好きな人がいても、(添わせて…)とは、願えない。
愛すればこそ、
相手を守るために、遠くに離れたがる、
…それが、今の私だから。

2012-06-21(Thu)

悪かったな

俺は先日、兄として お前を叱った。
お前は、たくさんのものに 愛されて(隣人愛とか、友情と云うものに 包まれて)生きられる。
豊かに 健やかに 生きられるのに、
それを叩き壊すような(偏った 親の価値観を なぞるような)
、真似をしたから。

弱った者(疲れ果て、希死念慮に苦しむ俺)に、
不用意に甘えたからだ。

疲弊し、
早く動けない、
無器用な、
知恵も足らぬ、
努力では越えられぬ壁に激突し、倒れ、
心的外傷に苦しむ人間、
…そのような相手に、不寛容でいながら、
『好きなものだけとつきあって、平穏無事に暮らしたい』と思っても、難しい。

親や兄を見てて、分からないかい?
いい加減、気づけや…と言いたかった。

けど、ダメだった(伝わらなかった)ようだ。
俺の言葉(どうでもいい言葉尻)で、
お前は、憎悪を剥き出して 怒った。
よほど 傷ついたのだと察する。

俺に、悪意は なかった。
お前を 批判した訳でもない。
あれは、俺の悲鳴だった。

でも、傷つけたのなら、あやまるべきなのだろう。
あやまりたいが、言葉が見つからず、1ヵ月以上 経ったような気がする。

お前より、9年も長く生きながら、
兄(姉)らしきことの出来ない自分を、情けなく思う。

俺には、餓死がふさわしい。
生活保護は、俺には敷居が高すぎる。
けど、もしかしたら 申請するかもしれない。
(その場合は、身内に 問い合わせが行く。
そのときは、浮き世の義理と思って、事務的に答えてくれ)

お前と、もう少し話したり、
致命的じゃない喧嘩でじゃれて、情緒を育んでみたかった 気がする。

お前も 俺も、
身体機能や 知能は、一人前に 授かっていた。
だが、大自然から離れ 自然への畏れを忘れた、人工的な環境下で、
子どものような両親のもとで 育ったから、
情緒が未発育だ。

心がタフじゃないのに、
(人を 自殺に追い込んで、ほくそ笑んでいられるような性格じゃないだろう? お前は)
死を願わない日は ない程 苦しんでいる俺に、
乱暴な言葉を 投げつけられる人は、
心が幼く 無邪気だと、俺には思える。
俺の両親、弟、妹、…

精神的な専門家に、俺は(過去)いろいろ言われた。
『多重人格障害』、『境界性人格障害』、『適応障害』とか。
(無責任に、言いたい放題 言われたものよ)
俺自身は、過剰適応に過ぎなかったと、今は思っている。

女の子であることを、否定され続けたから、
男としての価値観を養った。

『お前のせいで家が暗い』
『お前は将来、おそろしい人間になる』
『社会のために、お母さんが責任をとって殺してやる』
…などと決めつけられたので、心を殺した。
(10代の はじめに)

お袋は、後年、
『自分が死にたかった、悪かった』と謝ってくれたが、
…謝ったから、もう済んだと思っている。
(児童虐待とか、心的外傷などに関して、ほとんど無知な人だ)

その上、彼女は思ってる。
『戦中・戦後の 飢えに苦しんだこともない奴が、苦しいなんてふざけんな』とか、
『稼がない奴は、怠け者、ダメな奴』とか、
『自分は、親として 尊敬されないとおかしい』と。

だから彼女は、私を うすら笑うのさ。

彼女は、(夫からの)DVの被害者であり、DVのイネーブラーでもある。
共依存者。心が健康では ない人だった。
(治療が必要なレベル)
(治療が施されなかったので、子どもが悲惨な目に遭った)

俺の心(人の心)は、11歳くらいで死んでいる。
人間以外のもの(虫や草木や鳥や爬虫類)が、慰め、愛し、この世に つなぎとめてくれたけど、
俺の心には空洞がある。
うつろな心は、乗っ取られやすい。

殺しても飽き足らないほど憎んでた 親父の仕事(しかも 俺の苦手な業種・職種)を継ごうとしたのは、
(早死した父方の)祖母に、意識を乗っ取られたからとしか思えない。
(俺の妄想だが)

俺は、自分を否定しきっているのに、
自分にかかわる人を全肯定しようと、努めてきた。

俺を嫌う人や、
俺を利用した人や、
俺をゴミ扱いする人に、
…別れた恋人に臨むような態度で(プラトニックな愛情をもって)接した。

(俺は いまだに、過激な法華経信者だった(マザコン)鼻毛王子(バカボンのパパに似てた)に 惚れているのさ。
楽しかった思い出は、1度だけ バスに並んで坐ったことと、1度だけ 誕生日を祝ってもらったことと、1度だけ 手をつないで、線路脇の道を歩いたこと くらいだけど)

大嫌いな奴に、最大限 優しくするなんて 偽善だと、
お前は言うかもしれない。
でも、俺には 他の選択肢が なかったのだよ。

『赤子より 役立たず』と、決めつけられて育った。
故なき暴力を、浴びて育った。
救いも 逃げ場もなく、感謝を強要されて育った。
変態に(性的におかしく)なったり、死神にとり憑かれて、当たり前なんだよ。

でも、俺はしあわせな男さ。
最高に高揚した記憶が、
武道の見学に来た 男の子を、肩車したことなのだから。
(丹波哲郎も言ってたけど、性的な悦楽なんかに時間を浪費するのは、ガキだ)

胸がでかくて 悪かったな。
単なる隔世遺伝の結果(母方の祖母の)だけどな。
これに泣いたことは数えきれないが、得したことは1度もない。
(恋人に よろこばれたこともなかった)
俺は 心臓に畸型があるから、それを覆う外側も 畸型(規格外)なんだろう。
肉体的欠陥だと 俺は思っている。
(ギブスのような下着をつけなきゃ、仕事場に行けねえんだからな)

そう云うことを、相手を攻撃するネタにすると、実に効果的だ。
排除の理論で生きて行きたいなら、これからも そうするといい。
俺とは あいいれない厳しい生き方だが、お望みなら止めはしない。

1度、断酒会に お前を連れて生きたかった。
断酒会にしろ、アラノン(アルコール依存症者の家族会)にしろ、
構成する会員さんの傾向によっては、自分に合わないこともあるけど、
俺が参加できた 当事者の会は、
DVの被害者に必要な、
寛容さや、加害者からの謝罪などが、間接的に与えられたのだ。
でも、1人では 危険なこともあるからさ。