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2010-09-19(Sun)

一葉

シェフレラ (ホンコン カポック) :丈夫だけど、寒さには弱い 観葉植物。

『病気になったから 捨てたい』と 言われていたのを、2年くらい前に、引き取った。
(病気ではなく、虫に やられてるようで、きたなく見えたけど、植物じたいは 元気だった)
鉢から出して 土を捨て、水栽培にした。

ゴマ粒より やや小さい、薄茶色の 平べったい、虫の卵(?)みたいな『何か』が、葉や茎に、無数に こびり付いていたので、
アルコール入りの 不織布で 拭き取ったり、オリーブオイルの石鹸で 洗った。
しばらくすると、また『何か』が 貼りつく。
…その 繰り返しだった。

去年の春、植物病院で診てもらって、『カイガラムシ』と云う 名前を、知った。
親切で 優しい感じの先生には、
『薬を使わないと 退治は無理』と 言われた。

専門家が 言うことは、素直に 聞きたいと、日頃から 思っている(願っている)私…だけど、
生命に関する 選択は、専門家まかせには できない。
(専門家の判断は 尊重されるべき だけど。…固定観念に とらわれて、木を見て 森を見ないような 誤りが、…専門家に 無いとは、限らない)

農薬は 使わなかった。
私の心には、(植物生態学者)宮脇昭さんの言葉「火と毒で、××を 制することは出来ない」が あった。
(残念ながら、何を 制する 話だったか? は、覚えてない…)

植物自身の 治癒力を信じて、洗うことと 拭うことを 続けた。
この春、根負けして(疲れ果てて)、9割以上の葉を 切り落とし、
(大きい葉 1枚と、新芽だけを残して)
葉先から 茎を、オリーブの石鹸で 丸洗いした。

その後、ムシは 出ていない。
最近、3枚目の葉(掌のような 複葉)が 伸びてきて、元気いっぱい。

◆ 植物病院に (診断のために)持参した葉も、元気だったので、
ムシを取って、酒の小瓶に 活けておいたら、
…根が生えた。
(瓶の中で、とぐろを巻くほど 伸びた)

茎が 残っていれば、新しい芽も 期待できるけど、…
水に浸かっている 緑の竹串みたいなのは、複葉の柄であって、茎ではない。

(どうしたら いい?)
管理しきれない 植物は、体裁を整え(可愛らしくして)、植物の好きな人に 贈ることに しているのだけど、…

「いいちこ」の瓶の上で、緑色の手を 広げ、
水中で、茶色い根が、とぐろを巻いている 君は、…
最高に「氣張って 生きてる」大した奴 だけど、…変わり過ぎている。
(普通の植物が 好きな人には、プレゼントできない)

どうしたら いいかな?
それにしても、…
これだけ 立派な根が 出来たのなら、根元から、新しい芽が 出ても いいのでは?



柄に、カイガラムシ。

目が 弱ってて、気づくのが遅れた。
表面に ではなく、葉や柄の 組織の中に、ムシが 入り込んでいた。

根が 立派なのに、新芽が 出なかったのは、…ムシに 養分を 奪われて いたから?

…分からない。
(カイガラムシには 悪いが、…カッターの刃で、削り落とした)

傷ついた 葉っぱには、…
山林檎(クラブ アップル)液を、2滴 お見舞い。
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