『成功したら、食べ物が 要らなくなる』と云った その人は、生物学者だった。
食べることを、罪悪(残虐な行為)と 考える 人だったのかも しれない。
…罪の意識など、ヒトが、頭で考えた(作り出した)ものに 過ぎないのに?
昔、「大地を 踏みしめると、人の足下 1足分に、小さな生き物(微生物や ダニ)が、500匹くらい いる」と、聞いたときは、
…冷淡な 心理状態にあった 子ども(私)も、妙な気持ちになった。
(子どもは、ヒトに邪険にされ、ヒトを憎みはしたけど、ヒト以外の生物(襲ってくる蚊や ゴキブリ、舐める蝿など、特定の虫 以外)を、殺すつもりは なかったから)
だけど、地球は、微生物だけの 楽園ではなく、ダニの聖地でもない。
生き物は(ヒトも含めて)、食物連鎖の中で、ぐるぐる まわっているのでは?
土を食べ、土を軟らかく 耕してくれる ミミズを、私は 尊敬してるけど、
…ミミズを 捕食する 鳥も好き。
薄羽カゲロウを 美しいと思うけど、
…それを 一瞬で 丸飲みする ヤモリも、美しいと思う。
私が 残忍な性格だから、喰らい合う 世界を 見ても 平気なのか?
…多分、違うと思う。
…私(人間)も、自然の 一部分。
『食べ過ぎ』たり、『必要以上に殺し』たり、『人間本位の 飼育法や、殺し方』を 続けていたら、…
母なる自然に 見捨てられるかも?…などとは、思う。
(こう云う 畏(おそ)れが、信仰の 始まりかもしれない)
もし、光合成が できても、みずからの傲慢さを 自覚できなければ、人は 危うい。
私の世界は、幼い時分から、貧しさや、寂しいこと、悲しいことが、あふれてた。
だから、…
『日本は、1945年以降 戦争のない、平和な国で…』などと言う ヒトが、分からない。
(外交手段としての『戦争』には、表向き 手を出して ないけど、…
法律 以前の、大切な、社会の 秩序の 土台である、
【思いやり】とか、【譲りあう心】とか、【惻隠の情】が、
『損得勘定』や、『保身』や、『無関心』に、すりかわって いませんかね?)
どんな人の かなしみも、
『因果応報』や、『自業自得』と云う 公式に あてはめて、
自分より 不運な人や、愚かな人を 見下しつつ、
自分の 心の飢えを 満たす為に、
困難を伴って 生きている人を 利用しながら、その自覚が ない。
…そのような ヒトが、道理を説く 社会が、平和(平らで 和やか)ですか?
一所懸命、自分の暴力性を 抑えて、
世界の秩序を 守ろうとしてきた私を、
あざ笑い、ののしり、見て見ぬ振りする方々が、…
道を説く 世界。…寂しい。…かなしい。…寒々しい。…
(積年の 私の、嘆きや 絶望が、日本の治安(空気)を 悪くした、一因かも しれない)
私の闇は、果てしがない?
(浄化なんて、気が遠くなりそう)
せめて 醒めていよう。
知らずに、…誰かに、取り憑いたり、しないように。
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