『変わりないでしょ?』と言われ、愛想笑いできず。
「生活保護の手続きを進めてます。身体的にも、精神的にも、経済的にも、限界なので」
『親がいるのに、生活保護ってどーゆーこと?』
「精神的な治療に必要な資金を、貸すことを拒否しているし、給料ももう払いたくない。そーゆー親なら、縁を切り、生活保護を受けることが可能だそうです」
『親に文句言ってやりたい』
「やめてください(笑)」
『貴女のお父さんは普通じゃないと思ってたけど、○○ちゃん(その人の姉、私の母)も同じだったのね』とか、
『話を聞くだけなら私にもできるから、いつでもどうぞ』と言われ、笑ってしまった。
話なら聞く、と言ってくれたのは、私が生活保護を受けられそうだと、知ったからでしょ。
藁にもすがる気持ちで、昔、相談したときは、
『お宅のお父さんとは、かかわりたくない』と、取りつくしま無かったでしょ。
いいのよ。自分の生活が大事だったのでしょ。幸せで大忙しで、面倒なこと、引き受けたくなかったのでしょ。
本心を聞かせて戴き、腑に落ちました。
清々しくも、自分のお城を維持するのに、必死な人を見た気がします。
あなたを冷淡な人だと思えば、私も、はなから期待しなかった。
親戚中で、1番優しそうで、あたたかそうで、余裕がありそうに見えたから、頼った。
社会が認める福祉の仕事をして、多くの人を助けている。大変な人にかかわり、並でない苦労をしている。同業者の妬みが凄まじいとのこと、お疲れ様です。
私ら家族のことを、異常だと切り捨てて、笑っていたらしいのを、冷たいなと感じてたけど、もういい。分かった。
厄介な人格破綻者などは、避けたいと思って、至極当然です。
経費にしろ、契約をくれた(義理を果たしてくれた)ことには、感謝してもいい。ありがとうございました。
昔(10歳くらいの頃)、借りて読んだホラー漫画を思い出す。
鬼子母神の話が出てきて、ザクロ好きな少女が、人食い鬼になる話。タイトルは『赤い沼』だったか。
記憶があやしいけど、少女が死んで一件落着だったと思う。
その物語から、私が学んだことは、
・ 神霊を言い訳にして、命を差し出せば、非道なことも許されるの?
・ 研究のためなら、無責任でも許されるの?
…だった。
主人公は、フィールド・ワークの青年を慕っていたけど、悪鬼(?)の封印を解き、惨劇を招いた張本人(狂言回し)の青年は、まるでひとごと。
『預けた我が子を、ないがしろにされた鬼子母神が、村人へ復讐したのか』みたいな青年の回想で、終わりだった気がする。
好きな人を守って死んだ少女は、成仏したでしょう。けど、それを読んだ子どもの心はどうなるの。
漫画が悪い訳ではないか。
救いや教訓を、借り物の漫画に求めるしかない子どもがいたと云う、事実があるだけか。
幼かったとは云え、通りがかった死神タクシーを断わったのは、お前なのだから、嘆くなと、野獣君は言いたげ。
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