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2011-11-07(Mon)

野獣と勲章とぬいぐるみ

罪を犯して、逮捕され、裁かれ、服役し、社会に復帰しようとする人に、
住まいを提供し、お弁当を作って 仕事に送り出す。
身元引き受け人と、寮母と、教師と、大家を 兼ねたような仕事。

人格者じゃないと 出来ないだろう。
(尊敬に値しない人に 生活指導などされたら、ヤンチャな男たちは 反発するだろう)
頭も 並以上じゃないと 出来ないだろうし、
24時間、不測の事態(呼び出し)に 備える、…
誰にでも できることじゃ ないから、長年やると 叙勲の対象になる。
(天皇陛下から勲章を賜わる)
福祉業界のエリートみたい。

そんな親戚が、私に してきたことの大半は、痛いこと。

私が 子どもだったとき、親の暴言や 無視や、暴力に 耐えていたことに、
親戚は 誰ひとり 気づかなかった。
(母の兄弟姉妹、その伴侶も入れれば 10人以上の 大人が、親戚に いたのだが)

『あの家(私の両親)は 変だ』と笑い、迷惑がり、遠巻きにしていた。

皆、遠くに住んでいた。
たまに会うと、子どもには 優しい人たちだった。
(うさぎのぬいぐるみをもらったときは、うれしかった)

実家のあった 土地の念(マイナスのエネルギー)…
父の狂気の底にあった孤独…
母の狂気の底にあった精神的飢餓…
そう云ったことに気づく大人(身内)は、(当時)いなかった。
だから私が 理解する他なかった。

長じて、父母の 心のケア(?)に疲れ、
自分の生活が ボロボロになり、助けを求めた私に 親戚は、
『お宅のお父さんに、かかわりたくない』と言い、私を追い返した。

私は 虐待の被害者だったのに、
世間(親戚)は、加害者である父母と、セットで扱った。
(排除の対象だった)

あの頃の私は、刑務所帰りの男たちの 寮の廊下にでも、寝泊まりさせて もらいたいくらい、思い詰めていた。
それくらい 私は孤立していた。

選択肢がない人間は、アフリカ、南米、などと云う 大陸だけに いるのじゃない。
日本国内にも いるのですよ。
国際貢献も大切だし、元犯罪者の社会復帰支援も大事でしょう。
だけど、バラバラにやっていると、誰かを傷つけますぜ!
(弱りきってる人間を)

福祉の専門家が、心の専門家でも あることを祈る。
助ける人間を 差別しないことを祈る。
ネットワークを 築いて下さることを、…
窓口で、弱った人間を 追い返すことが、ないように祈る。

追い返された人間の行く先を、想像して下さい。
…自殺、自傷、犯罪、薬物依存、売笑…

先進国を気取る日本で、性感染症が多いことと、
闇で春をひさぐ人間(素人のふりした sex worker)が多いことは、無関係ではないと思われます。
(私ほど 自尊心が低いと、sex worker はできませんから、半分は想像ですが)

私は 自分の野蛮さから、愛する人を守りたかった。
1番望ましいことは、愛する人に 出会わないことだと感じてた。
私は、愛する心を、異性に向けることを、封印した。
(それでも、アンパンマンみたいな男に惚れてしまったが、…
彼のママと 信仰が、 私から、彼を 守り抜いてくれた)

私が そんな 痩せ我慢をして、…
会わずに 守ろうとした片翼は、…
何処かで、…
私以外の 野獣の毒牙に、かかったのかも しれない。

(話を戻す)

この秋、改めて 事情を説明した私に、親戚が、3万円貸してくれた。
そのとき、親のことで怒られた。
『お宅の親は、葬式や病人の見舞いには行くが、祝いごとには来ない。失礼だ』

『実家に帰って、親を安心させるのが1番いい』とも言われた。

…親切にして、何度も金をせびられたら、困ると思ったのですか?
…ヤクザみたいな男の娘に、これ以上 かかわりたくないですか?

『話なら聞いてあげるから、また電話しなさい』と言ってくれたけど、
もう、助けを求めたりはしません、どうか安心して下さい。

憂いある者を、『祝福の歌をうたわない 無礼者』と断定するような、…
弱き者の心を 想像できない方と、語らう ゆとりはない。
被・虐待者に対して、『お前を虐待する 親の巣に戻れ』などと云う、…
むごい助言をする方と話し続けたら、私の心は こわばり、裂け(壊れ)てしまう。
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2011-11-05(Sat)

悲しいよ!

断酒会に出席して 半年にもならないのに、3人の訃報を聞いた。

直接の死因は、知らない。
事故かもしれない。心不全か、肝機能不全か、自殺かも。
まだ 若い方も(30代?) いたようだ。(泪)

アルコールによって、いったん【理性が 吹っ飛ぶ 回路が、できた人】は、
2度と【お酒を 適量で、楽しむことはできない】と云う。

幻聴・幻覚・切れると苦しい、…
そう云った、薬物中毒の症状が (アルコールに対して)出る体に なってしまったら、…
量を コントロール(節酒)して、ほろ酔い加減で 楽しむことは、できなくなると云う。

断酒会の皆さんから、教えられたことだ。

金曜日の夜10時過ぎ、スーパーの食品売り場で、尋常ならざる 怒号を聞いた。
『何年 勤めてんだ!』
『そんなことも知らないのか!』
『知っとけ!』

ギョッとして、目を遣ると、店員(男)を叱り飛ばしているのは、Sさんだった。
(宗教活動に熱心で、2度 離婚している。
電話で罵倒された私は、アドレス帳から 彼女の情報を 削除した。
幸せになって欲しいけど、もう かかわりたくなかった。
あれから1年は経っただろう)

正気ではない 様子だった。
かかわりたくない自分と、彼女の寂しさに 引き寄せられる自分がいた。

(見かけたら 声をかけよう…)
(出会わずに 帰った方が 平和だ…)

「Sさん…」
『…まいちゃーん』

充血した目。千鳥足。アルコールのにおい。

…プライドが高い 医療従事者であるSさんが、
…あんなに激しく、他人を怒鳴りつけるなんて、おかしいと思った。
…これが【酒害】と云うものか。

毎日、仕事の後にも 宗教活動に励み、
熟睡できないから、眠り薬を 服用しているそうだ。
晩酌し、アルコールが 分解される前に、眠り薬を 服用していると云うの?

彼女を惹きつけ、彼女を孤独にしている、彼女の信仰が 悲しい。

2011-11-01(Tue)

この会長、あってこそ

断酒会の参加費(百円の献金)を、重荷に感ずる 私は、…
自助グループ(某 断酒会)に 通っている、当事者(アルコール依存症の患者さん)より、多分 貧乏だと思う。

【入院中】の 方も いる。
【飲酒欲求が 強くてつらい】方も いる。
【闘病中】の方も いる。三途の川を 渡りかけ(危篤状態に陥り)、やっと治療する気になった方が 複数。
【家族と暮らせない】状況にある人、錯乱して、家族を傷つけてきたから、別居している、(独り暮らしで)寂しいと 云う方も いる。
【子どもの説得では、酒を止められなかった】けど【孫の言葉】で、正気を取り戻した と云う方も いる。

さまざまな方が いる。
経済的には、余裕のある人もいる。

休職中で、給料は 出ていると云う人や、…
仕事は失ったが、生活保護または、障害者年金を もらっていて、…
1年くらい 治療に専念できる 見通しがあり、かつ、
医師や ケースワーカー、ナースなど(味方)が、複数 ついていると云う人が、比較的、多いみたいだ。
(長年、断酒を続けている 断酒会の 中心メンバーは、いろいろな仕事に 就いている様子)

アルコール依存で 入院した人が 10人いたら、断酒を継続できるのは 約3人と言われている。
断酒会のメンバーは、その【10人中の3人】の、運が良い人たちなのだ。

「孫の話」や「楽器を始めた」話を、
苦しみを 乗り越えた人(乗り越え中の人)が 語るとき、
…純粋な よろこびを、私も味わう。
(共有する。うれしくなる)

私も 明るい話を したいけど、2〜3分に おさめる必要がある。
だから、1番 言いたいことを(そこでしか 言えないことを)、ひとつ 話す。

くどくど話すと、他の人が 迷惑するから、言葉を はしょる。
(このブログより、支離滅裂に なっているような 気がする)

1番 苦しい感情を、叫ぶように 吐き出して 終わる日は、…
司会の人が、黙ってしまったりする。
(一瞬だけど、お通夜みたいになる)

情けないけど、仕方ない とも思う。
資格を持った 臨床心理士(それも複数)から、…
苦しい状態に あるときに、…
『自殺』を 暗示するような言葉や、『手遅れ』と 決めつけるような言葉を、与えられた…
にも かかわらず、…

そんな、プロの体裁を、かなぐり捨てた人たち をも、
【尊いもの】として 認めようと、私は 闘ってきたのだから。

治療(私にとっては 殆ど 役に立たず、有害だった可能性さえある 出会い)に、
治療者たちが 要求した対価は 高額で、
『ドブに お金を 捨てたようなものだ』と、笑う 知人もいたけど、
当事者(私)は、違う 見方を している。

私が払ったのは、【敬意】と【日本銀行券(お金)】で、
得たのは【失望】と、経験値(教訓になるかもしれないもの)だった。

治療者たちは、私の【敬意】を 受け取り、
同時に、私から(無意識に)脅威を、…
自分の存在意義を、脅かすような【恐怖】と【不安】を、津波のように 感じ取り、…
狂った。

治療者としての 体(てい)を なしていなかった、治療になど なって いなかったのに、恥ずかしげもなく、治療費として【金】を 受け取った。

クライアント(私)に、実際に提供したのは、【侮蔑】や【絶望】や【気休めの言葉】や【暴言】や【あわれみ】だったのに。

治療者たちが 差し出した『負の念』を、私は 捨てずに 受け取り、揺り籠に乗せ、あやし、味方に つけようとして、…
自分の心(感情)を、おろそかにすることが、多かった。

知らぬ間に、生き埋めにしてきた 感情(自分の心)を、
断酒会と云う 空間で、解凍している(弔っている) 気がする。

先日は、叫んでた。
「夫の欠点を 愛せない人が、妻の座に 執着するから、子どもが迷惑する!」と。

さんざん殴って、暴言を吐きまくり、ぶっ壊した 娘の心。
(殴ったのは父、暴言を吐いたのは両親)

娘が長じて、亡き祖母の年齢を こえたとき、父は、
夭折した祖母(父にとっては 母)の面影を、娘に見た。…

娘(私)にとっては、迷惑千万だけど、…
心弱い人の 行いとしては、珍しいことでは、ないような 気がする。

(経済的に困れば、私が、実家に 帰ると 思っている父)
(自分の 懇意の顧客と、娘が、結婚するといいな。小綺麗な家に 住んでほしいな。その場所が、俺の 憩いの家に なるといいな、そんな夢を 見ている父)
…気持ちは 分かるけど、考えると 死にたくなる。

妹への 対抗意識から、
理想の夫しか 認めようとせず、
ありのままの夫を、見ようと しなかった母。
夫の マザコンなところを 見下し、あざ笑いながら、
『子どものために 離婚しなかった』と言って、自分の心を だまし続けてきた母。
『厄介な人』と云う 精神的な檻に、父を 閉じ込めてきた母。
被害者を 装う母。
私を ダシに する母。
…気持ちは 分かるけど、考えると、私は 死にたくなる。

断酒会の最後に、会長さんが 話した。
会長さんの話は、いつもと 違っていたような気がする。
『かーちゃん出てってから 30年ずーっと1人だけど、自分が悪かったんだからしょうがない』
『酒やめたって、良いことは ないけど、それでも 1人でも 幸せだって思うことは ありますよ』
メンバー(特に苦しい状態にある人)への 激励が、(いつも以上に)こもってた気がする。

会長さんは、苦味ばしった良い男。
(服装だけ見ると 派手で、ちょっと遊び人みたいだけど)

彼が1人なのは、女どもに 見る目がないからでは ない。
(彼が「今も、前の奥さんを愛してる」か「罪の意識が 強過ぎ」て、新しい女が 入る 隙がないかの、どちらか だと思う)

2011-10-27(Thu)

生きるために ⑮

(ドクターXに もの申す)
…以下、ほとんど引用

> 思春期の頃から、私は、数々の矛盾に気づき、自殺について 考えてきた。
> また、結局 人間は、やがて死んでしまうという 絶対的事実を知り、
> 死について 広く追求してきた。

> こうした問題を 考え続けたことにより、私は、これまで 自殺という選択肢を選んで、死亡してしまった可能性が(すくなくとも)50% は、あったと思う。

> その選択は、どちらでも良かった と思っている。
> もう1人の私が 自殺したからといって、間違っていたとか 可哀そうだったとか、そんな風には 決して思わない。

> 生きている方を 選択した私は 今、次のように考えている。
> 『死を考えたことにより、自分の人生を考える『きっかけ』を持ち、『何のために生きているのか?』、『自分の人生を何に使おうか?』を、『本気で』考えるようになった』

> 子どもの頃に(教育として)与えられた『倫理観』を、1度、全て 無に帰し、
> 全ての 根源的な『問い』の答えを、自分で考えるようになった。
> 倫理教育を、1から自分で 自分に 行うのである。(ある意味では)非常に 危険な行為かもしれない。

> こうして、私の自我が 形成されてきた ように思う。
> いずれにしても、『死』も『自殺』も、常に私とともにあり、忌み嫌うものではなく、
> 時に それを 選択する可能性もあり、
> だからこそ、今 この瞬間も『私は、間違いなく、自分で 生きることを選択している』

> 『どうして、今 私が生きている必要があるのか?』
> その理由を、刻一刻と、脳に刻みつけながら。

…ドクターXの 独擅場(どくせんじょう)。
…ご本人が、満足してるのだ。てんてこまいまいも 合掌し、
…「ようございましたね」と 申し上げることにする。
…ドクターXの 記した よろこびが、
…仮想空間(インターネットの海原)を、飛び魚のように 跳ねている。

> 私が 自殺したからといって、間違っていたとか、可哀そうとは 決して思わない。

「そうよね。らって、ドクターは、自分の命を【預かりもの】とは、思っていないもの」

…………以上で、反論を 終わる…………

今月の上旬〜中旬、
2人の人に(先月と合わせると3人に)、電話と手紙で 窮状を訴えたが、…
1人には、『お金がないから助けられない』と断わられた。
1人からは、3万円と叱責を頂戴して、終わりそう。
残る1人からは、反応 無し。
…笑うしかない。

先日(記録的な 強風の数日後)、母から 電話があった。

3月に、福祉関係者に振りまわされ、
個人情報に かかわる 資料を提出し(預金の通帳コピーなど、収支にかかわる あらゆる資料、課税証明(有料)も 取って来させられた)、クズ人間扱いされた挙げ句、
生活支援のお金を 借りられないことが 決まった際は、
『仕送りしてやる』、『1人食う分ぐらい まかせとけ』などと言いながら、
翌月から、暴言・恫喝が 始まった父とは「もう 話したくない」と、私は 母に言った。

弟のこと(アルコール依存症への対処)でも 喧嘩になり、
聞くだに おぞましい(事実でない)暴言を吐かれ、うんざりしている。
(自分を 襲った 男に、媚を売ってた、そう云う女だから、自分を バカにしている 弟を、しつこく心配する などと言った)

(誕生日には、親への感謝を 言葉や贈り物に してきたけど)
今年は、止めますと。
「電話もしません、感謝の気持ちは ありますが、もう何も できませんから」
そう言ったら、母は『分かった』と言った。
母は 少し、うれしそうだった。…
(母は、父から、私を遠ざけたい)

昨日、留守番電話に伝言があった。
『話があるので 電話ください』
母の声。嫌な予感がする。

「留守電 聞きました。何でしょう」
『誕生日のことで、お父さんに替わるから』
なんだと!

『誕生日は 何をしているのだ!』
「市の要請で、町づくりディスカッションと云うのに 出ます」
『うろんな政治活動か!』
「市が主催です。2日間で昼食つき」
『金は出るのか!』
「2日で 5千円くらい」
『そうか、日頃 世話になってるからな! たまには そう云うのに、協力しないとな』
「ええ」
『じゃあ、お前の 都合の良い時で、良いから』
「…はい」
『元気か?』
「お陰さまで」
『じゃあ、都合の良い時に 来れば良いから』
「…はい」

「話が違う」と、母に言ったら、
『そうだけど、お父さんが。やっぱり 会いたいって 言うから』
…この人は!

何故 父が、私を困窮させようとしているか、分からないのか?
(私と 同居したいから)

分からないのか?
昔は(自分の)姉と混同し、殴った娘を、
今は(自分の)母と混同し、甘えたいのだ 父は。

妻である【あなた】が、そんな男(夫)の弱さを、否定しつつ(見下しながら)、
『私だけが、この厄介な男を支えられる』と、決めつけてきたから、
【あなた】は 夫を 追い詰め、夫は 暴力に 訴え【続け】た。
【あなた】は 本当に、哀しいことをなさいますね。(狂ってます)
いつまで いけにえに する気ですか、私を?

2011-10-26(Wed)

生きるために ⑭

(ドクターXに もの申す)

> 自殺を止めようとする人の話には、以下の2つが多い。
> ① 『あなたを愛する 家族や友人が悲しみます』
> ② 『生きていれば、きっと良いことがあります』
> この2つは、自殺したい側から見ると、論拠が おかしい。

…『ろんきょ』?
…生まれて はじめて 見た言葉かも。(難解だ)

…やさしい文章を 書けない私。それには 訳がある。
…日本語に自信がない。
…否定の言葉を たっぷり浴びて成長したお陰で、心がトゲトゲ。
…(甘えちゃ駄目だ)って 身構えてるのも、文章に出る。
…(理解されないかも とか、読者が ゼロになる可能性を 受け入れてる)虚しさ。
…(これが、この世で最後の 私の駄文かも)と云う 覚悟。
…つまり 余裕がない。

…頭が良く、生活に余裕もある人なら、
…その気になれば、いくらでも やさしい文章が書けるはず。
…頭の良い人が、難しい言葉を選ぶとしたら、その意図は おそらく選別。
『この言葉を解さない奴は、読まなくていい』
『莫迦を相手にしている暇はない』
…ご本人に 自覚はなくても、そうして、人を排除(選別)しているのでしょう?
…フフフフフ

> ① について、
> そもそも、自殺を考える ということは、
> 自分以外のことなど 考えられないくらい、追い詰められている場合が多い。
> 『他者(家族や友人)のことを考えろ』と言うのが、適切か?

…遣り方によっては、効く。
…火事場のバカぢから(回復のパワー)は、
…自分を忘れた(ゆがんだ執着や 邪心が消えた)ときにこそ、発揮される。

> また、経済的な問題もある。
> 例えば、自分が生きていることで、家族に経済的な負担を強いる場合もある。

…NPOハーモニー代表「池谷 直士さん」は、
…病気ゆえに 大失恋も経験したそうだけど、
…(重度の身体障碍により、頭はクリアーだけど、寝返りや歩行は出来ない)
…お父上は、幼い彼を 何処にでも連れて行き、
…「自慢の息子だ」と言って 歩いたそうだ。
…『車で送ってくれる彼氏が良い』と云う理由で 振られた後に、
…今の奥さんと 出会ったと云う。

…生きてることが、家族に 経済的な負担を強いる【だけ】の人間て、いますか?
…いないはずです。
…いるように見えるとしたら、その人は、経済の意味を 分かっていない。
…経済とは、世を治めて 民を救うこと(経世済民/経国済民)です。

> 病気で 稼ぎもない 高齢者の場合、
> 自分が生きるために、家族から 金をもらわないといけない。

…すべての人間が、金を持ってなきゃ(稼がなきゃ)いけないのですか?
…すべての人間が、【金銭を介する】経済活動に 参加しないといけないのですか?
…それはちょっと 違うのじゃないですか?

> 『家族に 迷惑かけるくらいなら、死んだほうがまし』
> と考える人も、世の中にはいる。

…金銭を介する 経済活動だけが、経済だと思ってたら、
…そう云う 不幸な 思い込みも、生ずるでしょう。

> ある日 突然、自分が脳梗塞などになって、
> 半身不随で 動けなくなる可能性もある。
> 『人に迷惑をかけることしかできない存在になってしまった』
> と思って、命を断とうと考える人もいる。

…そう云う 偏った思い込みから、病人の心を救い出すのが 真の治療者では?

> 日本人の3分の1以上は、
> 死ぬまでに 脳血管障害(脳梗塞・脳出血)を経験する。
> 家族の方でも、親の介護と、上記の経済的負担の 両方に疲れて、
> 『死んでくれ』と考える場合も(残念ながら)ある。

…そう云う 不健全さから、家族を救い出すのが、真の医療では?

> 自分が死んで、家族が 悲しむか、喜ぶか、なんとも思わないかは、
> (自殺しようとする)本人には わからないし、
> ましてや、赤の他人に、わかるはずがない。

…人間は、他の生物とも 親戚なのです。
…不自然に死なれたら、嫌ですね!
…エゴですけどね。(私の)

> だから、軽々しく、
> 『あなたを愛する家族や友人が悲しみますから、自殺は やめましょう』
> という、助言(?)が適切かどうかは、わからないのである。

…適切かどうかは、人による。
…人間社会は、助け合わないと 成立しない。
…生きてる限りは、他者と補いあう機会が 巡ってくる。
…孤独だろうが、病だろうが、空腹だろうが、首がまわらなかろうが、
…身体の中に 生命が おさまっている間は 生き抜き、
…目の前にいる人と、助け合うように。
…そう云う、(母星の)声が、聞こえない?

> ② について、
> 自殺しようという人の『過去』においては、
> つらいことの方が多かったに違いない。
> 今後、仮に10年 生きたとしても、やはり つらいことの方が、多そうだ。
> (と、その人は考えるはず)

…天地の恩を忘れた人間が、
…わずか百年足らずの経験で、人生を 知った気になっていいのでしょうか?

> 楽しいことも 多少はあるかもしれないが、
> つらいことは もっと 多く起こりそう。
> それだったら 死んだ方がいい、と考える人もいる。

…自分だけで生まれて、自分だけで成長したのなら、
…『つまらない』とか『面倒くさい』とか『思うように行かない』とか、
…『気分が高揚した』とか『疲れた』とか『自分の顔が気持ち悪い』とかの、
…一身上の都合で 命を捨てても、誰にも文句を言われないだろう。

…だけど、自分の(左右非対称な)顔が 気持ち悪いと云う、私の生命は、
…今日まで、食糧となって(養って)くれた、
…生き物たちの集合体のような 身体に支えられて、この世にある。
…列車の中で 席を譲ってくれた青年や、
…損害保険代理店研修生時代の上司(壮絶な いじめに耐え続けてきた人)や、
…池谷さんや、安部先生に、過去 支えられて、今 ある。
…勝手に 命を捨てたら、そう云う恩に報いる機会を、私は永久に失う。

> だから、この説得方法は、適切ではないと思う。

…適切な方法を 探し出すのが、治療者の仕事だ!
…外科とか、内科とか、担当部所を分けて診るのは 結構だけど、
…すべてに共通する【気力の回復】に関しては、治療者全員が プロでないと困る。