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2012-11-30(Fri)

夢うつつ

雨上がりの朝。
森で お目にかかったミミズは、たいそう活きが良かった。

昨夜、私の足の甲を枕にして、うたた寝してた猫がいた。
その丸い頭の、命の あたたかさが、心地よかった。

今朝の未明、仮眠明けの3時過ぎは 寒かった。
(でも、暖房を どうにかしようとは、思わなかった)

2時間後、先輩があきれて言う。
『暑くない?』
そう言われれば、…
「暑いです」

『さっき、寒くて温度を上げたら、凄いことに…』
『暑かったら、下げてね』
「は…」

暖房の温度管理までは、気がまわらず、ハイと言えない。
…それが、今の私。
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2012-11-18(Sun)

流されるだけの日々

◆ 11月10日
夜勤明けに 森へ行った。
眠いし しんどいけど、帰宅したら 多分、…
眠り込んでしまう、閉門の4時10分までに、訪れることは まずできない。
(心身の浄化のために、週1回は森へ行くと云う、自分との約束が果たせない)

朝の森は、夕方の森とは、様子が違う。
参道を 掃除している方がいて、
強い風を 吹き出すホースを、
森(盛り土)と 道(玉砂利)の 境目(コンクリート)に当てて、
枯れ葉を 吹き飛ばしていた。

その後の、玉砂利や、コンクリートの上に、
ミミズ(体長 20cmくらい、胴の太さは 煙草くらいの)がいた。
落ち葉の中で、眠っていたのか?

「そんなとこに 寝そべってると、(自分の目的に向かって 猪突猛進してゆく)ヒトノコに 踏まれますぜ」
拾った小枝に ミミズ様を乗せて、
盛り土の方に 戻した。
(私は ミミズを敬愛してる。無駄に死んでほしくない)

3匹 運んだ。
(血を流し、身をよじり、半分 立ち上がり、乾きかけていたのには、触れなかった)

◆ 11月11日
家の前 駐車場と道路の境目に、小鳥が落ちていた。
茶色とオレンジ色の羽根、
黒いくちばし、黒い足。
まだ 冷たくはない、美しいコマドリ。

(どうして?)
(漏出が止まらない 福島第一原発の影響?)
(明日の私?)
公園の 植え込みの陰に、置きに行った。

見つけたときは、
左半身を上にして、静かにすわっているようだったのに、…
右半身(目が潰れていない方)を上にして、
土の上に 縦に置いたら、
突っ張った足の形が、お化けみたい。
半分開いた 黒い目が、三角に光って 怒っているよう。
『うらめしや』と言ってるようだった。

◆ 11月12日
知人に、バッチ・フラワー・レメディ(ハーブ療法)の案内人を 紹介した。
2人の家族構成が似ていて、話が弾んだ。

知人のことは、基本的には 心配していない(生命力を信じている)が、
『掃除が はかどらない、片づけを手伝ってくれませんか?』とのこと、
(本来は きれい好きな方だ)
快諾する。
(来週、お邪魔する約束をした)

◆ 11月15日
男の寂しさについて、
身体のケアをして下さる先生と 話した。

『行ってらっしゃい』や『おかえり』の挨拶、キスやハグが、
男(既婚)の寿命や労働意欲に、大いに影響することを、
知ろうとしない 人妻の、心の不思議さについて。

◆11月16日
夜勤明けに、母方の墓参りに向かった。
母方の墓地は、祖父が住職をしていた寺の敷地にあり、
近隣に住む 親類縁者が、しょっちゅう行っているはず。
(父方の 寂しい墓地とは大違い)

不肖の私が、空腹や徹夜疲れをおして、
貧しい中から 旅費を捻出し、ひとりで行かなくても、…
(誰も悲しまないだろう)と、頭では思うが、
私を動かすのは 頭ではない。

最寄り駅に着いたときには、日が沈んでしまっていた。
寺の名を、判読することが 自分ではもうできず、
タクシーの運転手に助けられ、たどりついた。

祖父の墓は、見つかった。
祖母の墓は、分からなかった。

『今度 来るときは、寺の名前でなく、八幡さんだって言えば すぐ分かるよ』
帰り道で 言われた。

◆ 11月17日
夜勤明けに 森へ行った。
どんぐりが たくさん落ちていた。
大きな箒(ホウキ)で、参道を掃いている方がいた。

玉砂利や、コンクリートの上に、ミミズ(体長 10〜20cmくらいの)がいた。

「携帯片手に突進してくる 人間に、踏まれますよ」
拾った小枝に乗せて、盛り土の方に移した。
(ミミズは森の住人だ。無駄に死んでほしくない)

12匹 運んだ。
(1匹は、怪我して 血を流していた)

2012-10-31(Wed)

あなたは光 あなたは愛

どこでどうしてる 京ノ介様

愛し愛されてる?
喰らいつくような勢いで、ピアノ弾いてる?

上顎に 口内炎が出来てしまい、7日くらい 血が出続けてて痛いよ。
何故か 家にある 黄蓮解毒湯(漢方薬)を飲もうか、飲むまいか…

早く(人生双六を)上がり(彼岸に渡り)たいから、
苦しい(命を削る感じが強い)方を 選んでる(飲まないでいる)。

夜勤(22時〜6時 週5日)も、3週間目。
先日、渡された契約書には、
「時給850円」とあった。

仕事があるのって、ありがたい筈なのにね。
猫の手くらいの能力でも、誰かの役に立てるのって嬉しい。

でも「飢え」が道連れ。
「孤独」に慣れすぎて、自分が人間だってことを忘れそう。

『あしもとを見られて、永久に 最低賃金で、奴隷のように働かされる』ような錯覚に陥り、
一瞬、気が滅入るよ。
想像できる?

ある作業所に通ってた人が、
作った物の 値段(販売価格)250円を見て、
『俺は、月給250円の男か……』と、うめいていたのを思い出す。

人の最大の価値は、多分、
その存在(いてくれると云うこと)。…

萎縮してしまった私は、自分の価値を殆ど認められない。
弱ってる上に、孤立した奴が、
不得手なことを、人並みに遣らねば、と意気がっても、いたずらに死にたくなるだけ。

世の常識とか、心理学(者)が、私を救ってくれたことがあったか?
よくよく考えたら、ない。
(気やすめになってくれたことは あったけど)

だから、心理学を修めた人の言ったことなど、もう気にしない。
私は 他者の価値を認めることに、励むことにする。

目の前にいる 他人の生命を祝福し、
行きずりに出会う 鳥や獣や、草木の生命を祝福するのさ。

占い(と称した、生命の交歓)の、クライアントさんの、
苛々の波(電波?)に 呑み込まれそうになったり、

(慣れているはずの)孤独に、
押し潰されそうになったり、

繊細そうな上司(傷つき易そうで 怖い)がいたり、
消耗したり、萎縮することが、多いけど、

(薄い縁でも)京ノ介に 出会えた よろこびがあるから、
今日も生きられた。

2012-10-21(Sun)

杖の少年、剣の少年

今夜で4日目の夜勤。
昨日は、貴重な休みだったのに、…

風邪をひき、
洗濯(全部 手荒い)だけで 1日が終わってしまった。

苛立ちから、1ヵ月分の乳酸菌(ビフィズス菌、オリゴ糖入り)タブレット(ラムネ菓子みたいに甘い物)入りの瓶を、
半日で 食べつくし、…
腸に逆ギレされた。

(乳酸菌の餌、オリゴ糖の過剰摂取のせい?)
(数時間前に食べた米ヒジキ、貴重な栄養源が、そのまま排出された)
(噛み尽さず、丸飲みしてた自分に、また落ち込む)

夜勤の初日は、
パート社員が(私を含め 女ばかり)5人と、
責任者(派遣社員)1人だった。

最低賃金が 2割5分増しになると言われて、
7時間 頑張ったけど、
その内の 1時間(5時以降)は、
割り増しされない、通常金額(最低賃金)だってこと、
当日まで知らなかった。

帰りに、勤怠データを登録したら、
コンピュータ(仮想空間上のシステム)が、教えてくれた。
『5時からの時給は、850円』

契約の話をしたとき、
早朝出勤にも、割り増しがつくかのような、曖昧な説明だった。

だまされた気がする。
(確認しなかった方が莫迦だと、言われそうだが)
(間抜けな話だ)

そう云う組織。
お世話になっているところを 悪く言いたくないが、
弱い立場の人間の、無知や 思い込みを 利用する 傾向があるのは、
褒められたことじゃない。

初日は、穏やかに終わった。
クレームも受けたが、
昼間の人の手落ちによるもので、私のミスではなかった。

休憩時間(3時〜4時)は、
更衣室でパイプ椅子を3個並べた上で、仮眠をとれた。

夜勤の責任者とは、ひとことも話さなかった。
書類を渡すとき、
「これですか?」
「はい」
などと、私は言ったけど。

帰りに、出勤簿に 認め印をもらうとき、
「お願いします」
「ありがとうございます」も言ったけど、
相手は無言だった。

『お疲れさん』くらい、言ってくれても…
などと、女々しく思ってしまうのが、私の駄目なとこだ。

相手は、仮眠すらとれず(コンビニ弁当をかきこみ)、夜通し働く人なのだ。
どれだけ疲れてることやら?

社員1人きりだから、
昼のように、誰かと 冗談を言い合う瞬間も、殆どない。
パートの先輩たちが、昔話で盛り上がってても、
新人(私)同様、まったくの無言で、自分の作業に専念している。
どれだけ孤独?

怒りを抱えた私(杖を握りしめた少年のよう)が、
疲れきった まだ若い上司(剣を握りしめた少年のよう)と、
穏やかに チームプレーをつとめるには、どうしたらいいのか?
お互いに、キリキリと張りつめていて、息が詰まる。
(恋の相手でもないのに、何故、過剰に意識しなきゃならない?)

カードに尋ねれば、
「3本の剣に串刺しにされたハート」や「獅子をいなす女人の力」のカードが、たびたび出る。

私が かつて、求めて、得られなかったもの、
あきらめたはずのもの(いつも、無条件に、母性的な愛情を 示してくれる、見返りを求めない存在)を、
おそらく、多分、あちらの方も、必要としている。
だから同調して、
お互いに、すくみ上がっているような気がする。

仮眠室に 男子用があり、若い人が 利用していることは、
私以外は、皆 知ってた。

女子用の仮眠室もあるけれど、鍵がかかっていて、
社員に鍵を借りなければ、使用できない。
…と云うことは、
先輩のパートさんが、後で 教えてくれた。

夜勤の先輩方(女)は、仮眠室を使っておらず、
鍵のありかを、誰も知らなかった。

『派遣社員(男)は、鍵の場所を知らないと思う』
『明日、正社員の人に聞いてね』と言われた。

先輩は、その日の責任者(派遣社員)に 気を遣って、
後で 教えてくれたらしい。

責任者なのに、女子の仮眠室に鍵がかかっていることや、鍵の場所を知らないのですか、
…などと、うっかり新人(私)が 言わないように。

2012-10-15(Mon)

鍼治療 再開

親愛なる 京ノ介様

いつも、心の片隅にいて 光を放ってくれて ありがとう。
(小さく かすかなれど 私の灯台!)

会えなくなって、はや30年。
何処にいるやら?
(この世に ありや なしや?)
ピアノは続けてる?
愛し愛されてる?
病(繊細な疾患)と仲良く暮らせてる?

季節の変わり目、風邪ひいてしまったよ。
なれど、休むことあたわず。…
だましだまし 勤めているよ。

来週からは、同じ職場で、夜勤専門(週5日、22時〜6時)に なりまする。

昼間の時給は、最低賃金ゆえ、
フルタイムで働いても、
その収入だけで、(ひとり暮らしの)家賃・税金・公共料金を払い、米や塩を買い、かつ、月に4〜5回 森に行くことは 叶わない。…

靴の踵(かかと)の修理は、3ヵ月 おあずけ状態。
擦り切れた 敷布団は、いつ替えられるやら?
(25年使っている。裏地と表地が、真ん中から裂け、綿が剥き出しになっている。ファスナーつきの 南国(ハワイ)の意匠の 布団カバーに入れて、使っている)

5月に入った 期待の新人さん(20代)は、
『とても暮らせない』と、転職していった。
昨日は、先輩が1人退職した。

夏に、新人さんが入った。
50代なかばに見える 3人。
慎重に訓練されている。
(3人チームで平日だけ働き、定時で退社している)
去年の新人とは、扱いが だいぶ違うようだ。
去年の遣り方では、自分に相当自信がある人以外は、
いたたまれずに辞めるか、萎縮してしまったものね。(私のように)

私は今、体調が万全でなく、電車通勤できない(先日も轢死者あり)。
新しいことを、零から覚える自信もない。
そう云った消極的な事情に加え、
心理的に 遣り残したことがある為か、
(お互いに、相手に 過去の誰かを投影しているような『転移』が生じているが、話す機会が ほとんどない人がいる)
転職先が みつからなかったので、

厳しい条件下(人員不足、クラウドを利用した複雑なシステム。修正の追いつかない危険を孕んだマニュアル。ベテランの勘と記憶が頼りです)、懸命に働く 先輩方と、
もうしばらく(半年間)働く道を、選択しました。

昼は 30人程度の事務所が、
深夜は 3〜5人になるようです。

毎週 ハリを打ってもらっているし、
毎週 聖地(森)に通っているし、
交代で 夜勤の時間帯責任者を勤める方々(2人の正社員と、2人の派遣社員)は、甲羅を経ただけあって(それぞれ癖はあっても)、尊敬できる方たちなので、
何とかなるだろうと…

(半年の間に、体調を整え、次の居場所にふさわしい自分に、なっていよう、と云う計画です)

これから半年は、スリリングで、油断できませんが、
ちょっと 楽しみでもあります。

いつも、ありがとう。
どうか 元気で、
しあわせでいて下さいませ。