法令遵守、コンプライアンス、と叫ぶ親会社が煽った 競争(キャンペーン)に 負けまいと、つまらぬことを やってしまったのです。
申し訳ございません。
女、子どもが止めても、ばかにしてやめませんでした。
家庭人としては、(若い日の)妻や、(幼い日の)私を殴り、俺の親父はもっと酷かったと、開き直る男でした。
やくざでさえ、自分の女や子どもは、大切にするそうですから、やくざ以下でした。
言葉の暴力も、ひどくて、…ぞっとするものでした。
ですが、交通事故、火災、労働災害の被害者となったお客さんを守る姿に、嘘はありませんでした。
親会社と喧嘩してでも、被害者のために知恵を絞り、動いてました。
エージェントは本来、親会社の代理人ですが、親会社が勘違いをして、保険金を 出し渋ったことがあってから、お客さんの味方であろうとしたようです。
私にとっては、殺したいほど嫌いな親、死ぬほど向いてない仕事でしたが、資格をとり、お客さんをまかせられる後継者が決まるまで、手伝うことにしました。
自分よりはるかに成績が悪いやつらが、進学していったのだと、くやし泣きしていた男が、
唯一、人に感謝される場所を、守りたくて。
でも、力及びませんでした。
本人が、聖域をけがしてしまいました。
どんな処分になることか、…
親会社は、顧客(数百人)全員にアンケートを送り、彼の法令違反を、調べつくすそうです。
自業自得です。
お詫びいたします。
私よりずっと打たれ弱く、老境により、能力にも自信を失いつつある男が、この先の厳しい現実に、…耐えられるのか、私には分かりません。
こんな思いは、したくなかった。
こんな思いを、したくないから、早く死にたかったのかも しれません。
どうしたら良いのか、分かりません。
もし、保険の神と云うものがあるなら、…
これまで、この業界で食べさせて戴いたことに感謝します。
にもかかわらず、その一角を、私のDNA(生殖系統)が穢したことをお詫びいたします。
申し訳ございません。
お許し願います。
家族(母と私)以外、実質的な被害者は、存在しない誤ちですから、
どうかあの、哀れな男に、救済を。…
PR