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2011-02-20(Sun)

青論文

「協働による地域の活性化」

自分や 仲間が 暮らす地域は、明るく 快適で、活気があることが望ましい。
そして 弱ったときや、ハンディを負ったとき、お互いに 助け合う 用意があれば、精神的にも 余裕が持てて、それぞれの長所が 発揮しやすいだろう。

“協働”とは、民間の人々と 行政が、お互いを 自立した 対等な 存在として 認め合い、よりよい社会の 実現のために 連携し 協力してゆくことと、私は理解しているが、
日常的には“道を行くこと”も、協働だと思う。

道路を通行する人は、多種多様である。高齢の歩行者、子ども、元気な成人、病気や 障碍と共に 歩いている人、車椅子、自転車、自動車など、スピードも 大きさも 運動能力も異なる、人と 乗り物が、往来する。
身を守る 特別な装備なしに 歩いている 交通弱者も、
一瞬の不注意で 走る凶器と化す 自動車の運転者も、
お互いに 尊重し合い、マナーや ルールを守って、交通安全が 実現している。

もし 高齢者が 渡りきれぬ間に、信号が変わってしまう 横断歩道などがあれば、早急に 改善する必要がある。

担当者が 問題に気づけば、“防げたはずの事故”でも、
リスクが 個人の努力で カバーされていて、根本的な対処が 遅れれば、発生につながる。
ひとたび事故が発生すれば、その地域の関係者すべてが、悲しみや 苦しみを 味わう。
そのようなことは、地域の活力を 損なう。避けたいことである。

個人も行政も、それぞれが 主体である自覚を持ち、周囲に目を向け、良いと思うことを 滞りなく発信できる 日常を営むことが、地域と人の 活性化の基(もとい)と言える。

また、人の存在だけでなく、その地域の 自然の特徴も、尊重すべきである。
たとえば、土地由来の植物に 守られた地所は、災害の被害を 軽減する力を 秘めている。
関東大震災の折、照葉樹に囲まれた 清澄庭園は、多くの人命を救った。
町づくりの上で、忘れてはならない 教訓である。
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