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2011-03-19(Sat)

許されたい

原子力発電所については、チェルノブイリ事故の後で、いろいろ読んだり聞いたりして、
ずっと、やめてほしいと 私は思っていた。

『電気を無駄使いするのは、核廃棄物(極めつけの危険物)を 増やすことだぞ』などと云う 乱暴な言葉で、自分を戒めてもいた。
核廃棄物を ガラスで覆って 地下に埋めると言うCMは、狂気の沙汰に思えた。

そう、私は、核分裂をイメージした ロゴマークの会社(東京電力)と契約しながら、原子力発電を恐れ 否定していた。

ごめんよ、ウラン。
ごめんよ、プルトニウム。
ごめんよ、モックス。

心配してた。安全性を、ずーっと 疑ってた。

不本意であっても、原子力発電の恩恵にあずかりながら、原子力発電所を愛してませんでした。

恩恵にあずかりながら、ときおり「ありがたい」と思うことさえ まれで、…
『ないと困る』と、権利のように 考えがちだった。

原子力発電に対して 私は、
『お前なんか嫌いだ、不吉だ、でも俺のために働け!』
…家庭内暴力男みたいでした 。

すまぬことでした。ごめんなさい。

私が 眠りに落ちたときは、夢の中で 雪女になり、
地震と津波で 傷んだ原子炉を、氷より冷たい 手と息で、ねぎらおう。…


◆ 玉蔵さんの本を読んだのは、1年くらい前だっけ?
ブログも読み、穏やかな疎開先の様子が うらやましかった。

私も、空気が綺麗な(光化学スモッグのない)、大きな自然の懐で 暮らしたいと、ずっと思っていた。

でも、身軽になれず、動けなかった。

昔は ときどき ひとり旅をしたし、
どこででも 暮らせると 思ってたけど、
最近は、旅にも 行けなくなった。
南国(墓参り)にも、10年近く 行かれずじまい。

体力まかせの アルバイトは 出来なくなったし、
保険代理人としては、もう頑張れない。…
(謙虚に 資金を集め、リスクに備え、社会の 不安を減らす。
損害保険って、そう云う産業だった はずなのに、…
10年くらい前から、全然 違ってしまったような 気がする。
情けなくて、辛くて、悲しかった)

引っ越し資金も、旅の資金も、作れなくて、
ここが 終(つい)の棲み家かもしれない。

3月からは、明るいことを書きたいと 考えていた。

此処に(このアパートに)住めて 良かった(楽しかった)ことを、思い出していた。

自分のことを 大切に出来ないまま、これ以上 生きるのは、辛すぎる。

自分を許すことや、大切にすることが 出来なくても、
30年くらいは、何とか耐えられた(ごまかせた)けど、もう無理。
限界です。

だからって、
好きでもない自分を 愛したり、
顔も見たくない自分を、打算で 許せるはずもない。

だからせめて、住んでるところに、感謝を捧げようかと。

「ハナイバナの 小さな小さな花の 美しさに驚いた」こととか、
「タネツケバナの 強さと可憐さ」
「桔梗草の 逞しさと美しさ」
「何も 希望が ないときに、私を励ましてくれた、ナズナの 精緻なロゼット」
「水溜まりにやってきた 空色に光るトンボ」
「追い抜いて行った ヒバリ」
「満月の まわりにかかる 虹を見て 震えたこと」
「尻尾の切れた ヤモリの教訓」
「動く帰化植物、ギナンドロプシスの 地味で妖しい美しさ」
「押し入れに 入り込んでいた 白い仔猫」
「大きいヤモリと 小さいヤモリを 同時に見たときの楽しさ」
「小さな小さな クワガタたち」
「オナガのヒナ」
「金属を 叩きまわる キツツキ(コゲラ)の将来を 心配したら(変わり者 過ぎないかい? 嫁さん見つかるの? などと…大きなお世話でした)、ちゃんと 嫁さん見せてくれた」ことなど、…

心やすい人(人間)と 過ごす、素敵な時間も あったけど。
それは、私にとって、限りなく 夢に近い できごとで、現実と 思えない。…

花火のような お祭り。
1話完結の映画(ドラマ)みたい。
私の日常生活からは、浮いてしまっている。

私の足が、地に着いていないから?

自分を、危険な存在だと 思ってたから、
心やすい人に、危険が及んだら 大変だから、
1日だけ頑張った。
(ボロが出ないように)

長くても 3日が限度。
(獣の心を 眠らせて、やわらかい人間の 真似が できるのは)

許したい。
許せぬ。
…同時には無理だ、

その無理なことに、20年以上 挑んで来たのだ。
アホと云うか、徒労と云うか、…疲れて当然だよ。

誰にも 止められない。
誰の責任でもない。

自分を 産業廃棄物みたいに思い込み、(心理的に)隔離していた。

自分を 守る気になれず、
周囲を守るために、自分を 封じ込めていた。

無理をしても 身軽になれないと云うことは、もう分かった。…

美しいものを 見逃さない程度の 元気くらいは、取り戻したいと思う。
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2011-03-18(Fri)

こわいときは カタカタ震えて 縮こまる

こわい話だから 子どもは読まないでね。
神経過敏な人も 読まないでね。
心的外傷の話だからね。

文章がまずくて、受け取る人によっては 笑い話かもしれないけどね。
ここは、怨霊に なりかかってた私(餓鬼)が、
みずからの 鎮魂のために 設けたブログです。

私のことを【育成ゲームのキャラクター】と勘違いしてる人は、
読まない方がいいですよ。
私が 怨霊に なりかけてるのは、
そう云う人への 激しい怒りによるところが大きいです。

面白半分に読んで、闇にとらわれても知らないよ。
増やしたくないんだよ 私は。
心のアンテナが 地獄に向いてるみたいな、私の同類を。


◆ 私が住んでる地域の、住宅手当や総合支援資金貸付の窓口は 社会福祉協議会だった。

職業安定所に【第二のセーフティーネット 支援ガイド】なるものがあり、
職安の人に尋ねたら、
社会福祉協議会が 窓口ってことも、職業安定所の書類が 必要ってことも(関係者なのに)ご存じなくて、
『市役所に聞いて下さい』と言われた。

市役所に聞いて、社会福祉協議会に たどりつくまでも、時間がかかった。

心身共に疲れて、民生委員や 地域包括支援センターの社会福祉士からも 理解を得られない(傷つく対応をされてきた)人間、ひとりで 手続きしないといけない人間には、心が萎えるようなことが 多すぎる。

地元の社会福祉協議会で、私の担当になった人は、電話で話したときから、
言葉は丁寧だけど、冷たい感じのする人で、
出来れば お会いしたくない人だと、私は思った。

会ってみたら、30代くらいのその人は、手慣れた様子だった。

私も、できるだけ感情的にならぬように、心がけた。
お世話になるのだから。
助けていただくのだから。

だけど、
私の去年の収入が、総合支援資金貸付の利用者たりえるか 微妙だった。

結果としては、だめになった。

(担当者によれば、提出した書類の順番が 逆だったら、通ったかもしれないとか)

そう分かったときの、担当者の顔(表情)の冷酷さに、私は凍りついた。

「では、私のような人間は、どこで救済されるのですか」
『ハローワークさんでやっている、長期失業者支援か、就職活動困難者支援が受けられるかもしれませんね』
「ああ、今月で終わる事業ですね」
『・・・』

どちらの制度も、私は対象外。パンフレットを読めば分かる。

私の担当になってくれた 社会福祉協議会の人は、
私と云う人間を、支援したい訳じゃなかった。

自分が(窓口になっている制度で)支援するに足る人物か、私を値踏みしていたのだ。

だから、彼の労力に 報いない、期待外れの人間だと分かったとき、
あからさまに 私に、憎悪の目を向けたのだ。
『死ねば? 社会のゴミめが』と云うような顔。

◆ 暴力によって出来た胎児を、欠陥心臓では 普通に産めない恐れがあるので、中絶したとき、
手術前の検診中、予告なく、いきなり、私の頭を、手で持って、動かした ナースがいた。

ベットに固定されていた、私の頭は 混乱した。
向けられた 目の前には、子宮内を映す、超音波の画像があり、
ゆらゆらと動く 胎児の姿があった。

『これが あなたが殺す 子どもです』
ナースと ドクターによる、中絶手術に臨む女への 懲らしめだった。

『あなたは人殺しです』
『あなたはこれから この子どもを殺すのです』
『一生 後悔しな』
そう云う 精神的暴力。

あのときのナースと ドクターと、
社協の青年の態度が、
私には 同じに思え、心底おそろしかった。

弱ってる人間を、助ける役目を担いながら、
弱ってる人間を、2度と這い上がれないんじゃないかと思うような奈落へ、
人に生まれたことを後悔させる崖下へ、突き落とすことして、憚らないのだから。

住宅手当の申請は、まだ通る可能性が 残ってるから、
今日も 社協に行かなきゃならない。

住宅手当(家賃の補助。全額ではない)が もらえたら、
就職できるまで 月2回(半年間)、
社協に出向き、担当者の 面接を受ける決まりになってる。

今日は 仕方ないけど、
次回からは、担当者を 替えて戴きたい。
当地の社協の人は、皆 同じ心構えで 仕事をしている可能性がある。
担当者を 変えてもらっても、同じことかもしれないけど、

担当者も きついはず。
担当者も、私と会うと、心が荒んでしまうと思う。
(彼のキャパシティーを 超えてると思う)
担当者のためにも、いずれは(電話で)担当者の変更を 願い出よう。

2011-03-17(Thu)

笑ってけろ

津波は 来ない 土地なのに、
原子力発電所の事故から、避難しなきゃならない場所でもないのに、
食糧品や 塵紙、紙オムツ、ガソリン、灯油などを 買い占めるのは、山賊や海賊に近い 振る舞い(おぜぜを使った略奪行為)ではないでしょうか?

テレビなどで イメージ操作され、不安を煽られて、
【家族を守らなきゃ】と云うような気持ちから、買いだめしてしまうのでしょうけど。

自分の為じゃなくて、
大切な人を 守りたいからでしょう。
その気持ちは、よく分かります。

ただ、よくよく考えていただければ、それは 危険な行為だと、お分かりになるはずです。

(T-T)

自分の家族だけ 守るなんて、
長い目で見たら 不可能ですから。
誰かれ構わず 助けあう方が、本当は楽だし、効率が良いですから。

ギリギリの暮らしで、トイレットペーパーを、たくさん買い置きしてなかった私は、あと3巻きしか残っていなくて、…
ちょっと参ってます。

スーパーでは、開店前から行列です。
「朝1番に 来て下されば、運が良ければ買えるかも」と、店員さんに 言われました。

(紙がなくなったら、後生大事に とってある、ティッシュより薄く 軟らかくなった、古い手拭いを 使えばいい)
そう思ってました。
そう思っていたのですが、膀胱炎になりました。(痛い)

無意識に、トイレを我慢するようになったからだと思います。
輪番停電により、公共施設や、スーパーや、コンビニの閉店が相次ぎ、トイレを借りられる場所が 減っているので、
外でも、ついつい我慢してしまうのです。

笑って下さい。
『寒風に耐えて、早朝、スーパーや、ドラッグストアの前に、何回か 行列すれば、そのうち解決することじゃん』と、お笑い下さい。

2011-03-16(Wed)

利府町から

手紙(返信)が来た。

先週の はじめ頃、
もしかしたら、Nさんは、体を壊してるのかも、…
何か 胸騒ぎがした。

お見舞いのような気持ちで、
桃色のガラス玉で「6弁の花」を こしらえ、押し花のようにして、
(時間が かかってしまい、その日の集荷に 間に合わず)
自転車で往復 約1時間の距離にある、郵便局の 夜間窓口に預けた。

木曜日には、着くだろうと思った。
受け取るのも、贈るのも、達者な人だから、きっと 笑ってくれる。…

そして金曜日、東北沖を震源とする大地震が発生。
(震源から遠い この地でさえ、尋常でなく、3度 揺れた)

「今まで ありがとうございました」
辞世の挨拶を(母なる大地? に)捧げる私がいた。

Nさんは、
返事を書いて下さって、投函しに行こうとした矢先に、自宅(宮城県 利府町)で被災したとのこと。
(封筒の裏面に、『震災から 3日目です、家族は無事です。ライフラインは、全部とまっています』と、書かれている)

電気も ガスも 水道も、停止ですか。

(T-T)

余震も 頻発しているとき、
お返事 ありがとうございました。

2011-03-15(Tue)

闇の底の本心

今、私に できること?

しずまって(必要以上に 欲しがる気持ちや、緊張や、恐れに まどわされずに)、
広大無辺な心を 思い出し、
悪意や 汚物に まみれても、
できる限り、誠実かつ慎重に 現実を 受けとめること?

玉蔵(73)氏が 書いてた。

【子どもの頃に 戻ったような感じです】
【いつも いろんなことで 頭を悩ませていますた】
【最近は どちらでも良い】

【どっちに行こうが ワタスのことを 天が悪くするわけがない】
【信じ切っているというか】
【お任せモードです】

【なぜか母親に いつも 包まれているような 感覚があります】
【いつも 優しく包まれている】
【そうすると何故か いつも ありがとう】
【自然と 口から 言葉がでます】
【悪いと思ったら ごめんなさい】
【それだけです】
【心が素直になる】

【その昔、子どもの頃、何か両親に 甘え切った気持ちで 過ごしていました】
【ワタスは 子どもの頃から 何も変わっていない】
【いろんな知識を得て、いっぱしに 社会の仕組みを 分かった気になっている】
【しかし 中身は 昔のままです】

昔、親に『疫病神』と恐れられ、彼等の 負の念を 喚起し、それを まともにくらい、心細かった 子どもの頃から 私は、
何も 変わってない。

本当は、いたずら好きで やんちゃな子どもだった。

優しくて大きな人に 手を引かれて、のどかな道を 歩いてみたくて、…

悲しいときは エンエン泣き、
うれしいときは 無邪気に笑う、
そう云うときを、出会った人と 共有したくて、…

生まれて来たのかもしれない。

昨日 電気店で、友人に会った。
うれしかった。

友人が 去った後、知らない人が 毒づいた。
『今頃 来たって、懐中電灯なんか あるわけねえ。遅すぎだよ』

私たちの話を 聞いてたの?

友人は、懐中電灯の 電球の予備を 買いに来た。
私は、あれば 携帯ラジオと 懐中電灯が欲しかった。

あの おっちゃんは、私に、
『正しいことを 教えてやった』程度の 気持ちかもしれない。

24時間以上、あの言葉に籠る 負の念を 引き受け、抱きしめてた私って 変態?
(かもしれない)

目当ての物が、買えず、
これから 連日あると云う、夜の停電(計画停電)中に 地震が来たら、
ロウソクでは、危険で動けないかも…と、少し 困ってる人間を見つけて、

そう云う人間を 傷つけてでも、
自分の正義を 押しつけずにいられない、おっちゃんの、
心の闇を 育んだ、孤独を思う。

あの おっちゃんも、
私の 親や 兄弟も、
社会福祉協議会の クソ偉そうな 兄ちゃんも、

本当は、
誰かと 手をつないで、のどかな田舎道を 歩いたり、…
悲しいとき エンエン泣いたり、…
うれしいとき 無邪気に笑いたくて、…

生まれてきたのでは?