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2011-05-22(Sun)

ミステイク

一歩間違えば 凶器となる、自動車運転免許を 持つ人には、…
(銃や刀を 扱う人のように)
技術を磨き、
車も整備し、
心身を 整えておくことが、求められる。

技術を磨く 機会が、少ない 私には、
運転のプロと 話す機会は、貴重で、ありがたい。

今回、運転(技能)確認を して下さった、インストラクター Tさんには、妹さんが いらっしゃるそうだ。

Tさんは、しきりに反省していらした。
「インストラクターとして接して、失敗しました」
「身内から 注意されると、カチンとくる」
「私も、警察官だった親から、運転を 注意されると、カチンとくる」
「素直に聞きにくい」

免許を取って 間もない 妹さんが 運転する車に、乗ったときの話を 聞いた。

教習所の 教官であるTさんには、
妹さんの運転の 粗(あら)が、逐一 目につき、
心配でたまらず、がまんも限界だったと云う。

「危ない!」と 注意しても 反発され、…
思わず、教習車内で 特別に 教官が行うことを、
プライベートでも やってしまったそうだ。
(助手席から ハンドルを持ち、操作しようとした由)

妹さんは 反発し、意地になり、ハンドルを握りしめ、…
そのまま、事故を起こしてしまったと云う。
(幸いにも、怪我人は いなかったとのこと)

Tさんは、妹さんの車には、2度と 乗らないそうだ。…

「ハンドルを持ったら、優しい人になって下さい」と、
元 白バイ隊員の Kさんは、言った。
確かに、優しくなければ、スマートな運転は できない気がする。

そして、ハンドルを持つ前に、私情(エゴ?)は、捨てておきたい。




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2011-05-21(Sat)

春の全国交通安全運動(昨日まで)

7ヵ月ぶりに、四輪車を運転した。
(教習車で、技能チェック)

助手席には、インストラクターが 乗ってくれて、
後部座席には、搭乗者なし。

元 白バイ隊員のKさんが、繰り返し 言ってくれた言葉、
「運転するときは、こわいくらいで丁度いい」
…が、効いた?

難易度がアップした クランクも、無事 通過。

Kさん曰く、安全運転のコツは、
「油断しない。喩えば 二輪車:オートバイは、【弓矢の矢】と思え、あっと云う間に 側にくる」
「焦らない」
「ハンドルを持ったら、優しくなること」

白バイ隊員でさえも、慣れた頃(2年目くらい)には、事故を起こしやすい らしい。

Kさんの事故は、任務終了 直後だったと云う。
「さ、帰ろ」と、白バイに またがろうとしたとき、…
ひよこ(初心者)ドライバーに 追突され、跳ね飛ばされ、
全治3週間だったと云う。
(頑丈な上に、鍛えてる人が、ライダーの装備をしてたから、その程度の 怪我で済んだ?)

「後方確認を怠って、人身事故になった、自分の油断です」とKさん。

◆ わずか1時間15分の ドライブでも、こわかった。

(運良く、狸も、猫も、牛ガエルも、雀も、飛び出して来なかった)





2011-05-19(Thu)

木いちごの泪 ③

【私が、1番心配してるのは】
【今、東北で 本当に 苦しみ抜いている人】
【長く 住んでいた家から、遠い 不便な所へ行って】
【隣の人とは、ボール紙1枚で 仕切られたところで】
【もう1ヵ月以上 生活してるんですね】

【この人達が 舐めた苦しみは、今のところは、不便な所で 寝てることで】
【年寄りが、病人が、いろいろ死なれたり、病気が悪くなったり しておられるけれども】
【元気な者も 含めて、放射線の病気が 始まってくるのは】
【おそらく この秋から、来年の春にかけて、たくさん 出てくるだろうと、私は 想像しています】

【でも、仮に 病気になった人を、私の病院に入れても】
【この人の 今の下痢は、放射線の影響です】
【と云うことを 証明する学問が、まだ ないんです】
【これが泣き所です】

【人を ああ云う目に遭わせて 殺した側は、完全犯罪だよね】
【30年後に 癌で死んで、私は あの時に、被曝をしたから、この病気になったんだと】
【なんぼ言っても、証拠を挙げられないんだ、今の医学は】
【それを 見つけるところまで、まだ行ってないんだ】

【理由は 簡単です】
【あの放射線の 粒の大きさ】

【皆さんが持っている 定規の、1番小さな目盛りは1ミリメートルです】
【その、1ミリメートルの、60億分の1というのが、ウラニウムの粒の直径なんです】
【これが、体の中に入って、悪さをする】
【今の医学は、人間の体を分解して】
【細胞という 1番小さな 命の単位のところで、病気を見つける】
【これの、60億分の1のところで 今、病気を起こしている と云うこと】
【それを 見つける方法を、持っていない】
【だから、治す方法もなければ、消すことも出来ない】

【そう云う、特別なエネルギーを】
【なんで、選んで、日本人の国で、電気を起こさなきゃならないのか】

【みんなは、知らないから】
【あのほうが たくさん 電気が 起こるとか】
【他の奴より、地球を暖かくしない、温暖化を防ぐとか、うまいこと言われて】
【何となく、それで出来る電気で、恩恵を受けて、のうのうと してるけれども】
【敦賀の 原発の1つが今、もし事故を起こせば】
【広島は、ひとたまりもなく、その影響の中に入ります】

【だから、私たちは、もちろん 核兵器は もう、つくってもいけないし、使ってもいけないと云う 運動をします】
【だけども こうなってみれば、原発だって 許すことは出来ない】
【私たちの仲間の 日本人が 事故を起こせば】
【何百万人という人が、苦しむ】
【今、東北で苦しむ人、あの姿は、皆さんの明日でないとは、誰も言い切れない】

【だから、放射線と云うものは】
【 まだ、人間が 自由に コントロール出来ない エネルギーなのですから】
【これはもう 掘り出すことをやめる、もちろん これを使うことも やめる】
【人類が 全体で 長生きするためには、世界中が これを やらなくてはいけない】

【政府は、原発の事故を起こしたところから、20キロ、30キロの所の人は、悪いけど立ち退いてくださいと、やっと言いましたね】
【アメリカは、このニュースを聞いたときに、日本にいるアメリカ人に】
【80キロ離れた所へ逃げろと言ってるんです】
【翌日もう、そう発表してる】
【フランスも、ドイツも、日本に派遣している特派員に】
【12日の朝には、大阪まで逃げろと言ってます】
【つまり、それだけ逃げなければ、お前の将来は 危ないよと云うことを】
【フランスも、ドイツも、アメリカも、よく知ってるから、ちゃんと そういう放送を するんですね】

【日本政府は、ひと月たってやっと、20キロ、30キロの所を、恐る恐る】
【あんた 向こう行ってください、なんて とぼけたことをやっている】
【つまり、何も知らないんですよ、日本の政府は】
【金儲けだけを、考えてる】

【だから、私は今日、広島へ、此処へ来て】
【この中には、山口県の、新しくできる原発反対に 協力している若い方が、いっぱいいると聞きました】
【私も 広島陸軍病院にいたときに、上関の婦人たちの 健康診断を頼まれて、1度、あの当時は村でしたけど、あそこへ行ったことがあります】
【穏やかな、非常に景色のいい、お魚の美味しいところですね】
【その漁場を追われて、今、ほんとうに真剣になって、電気会社に反抗して 頑張っています】

【とうとう 力負けして、だんだん 向こうのほうが 有利になっているようですが】
【今度の事件があったので】
【会社が 強引に進めるのを、ちょっと今、休んでるようですね】

【だから、これからの日本の国民の、戦い方ひとつで、日本の国から、原発を 追い出すことは、私は できると思っています】
【そして、そう云う力を集めて、核兵器を世界からなくす】

【皆さんは、呑気な顔をしてるけど】
【今の政府、民主党は、日本は原爆を持て と云う議員が、6割を超えてるんです】
【日本が 核兵器を持って、もう1度 よその国と喧嘩をすることを 考えている議員が、半数を 超えてるんです】
【皆さんが、これからの、自分たちの生涯、皆さんの子ども、孫に】
【放射線の恐ろしさや、不安を、絶対に 持たせないような国に】
【この国を 作り替える】
【これが、1番大切な事と 思っています】

2011-05-18(Wed)

木いちごの泪 ②

【皆も知ってるように、アメリカ軍は】
【戦争が終わってから7年間、鉄砲を持った兵隊が、軍事占領をしました】
【私たちは 戦争で負けた上に、食べ物もない、家も焼けて無い中から、一所懸命 働きました】

【私は医者ですから、被曝者を たくさん見る】
【日本の医者の殆どは アメリカの言うことを信じた】

【後から街へ入った被曝者が、かったるくて動けない】

元気で働いていた人が、ある日突然、動けなくなり、
3日も、4日も、その状態が続いて、

【やっと軽くなったから 会社に行ったら、翌月 また同じことが起きる】
【会社や工場で 働き続けられない患者が、いっぱい出たんです】

【ところが 日本の医者は】
【大学の教授から 街の先生から、特に 広島・長崎の医者は】
【被曝者を 一所懸命 診るような医者は、何か アメリカに 含むところがあると】
【アメリカから 目をつけられると言われて】
【被曝者を 親切に診ることも 困難になった】
【つまり、他国の軍隊に 占領されて、自国の 政府も役人も、役に立たなくなった】
【そういう状態に、私たち日本人は、7年間 苦しみました】

【私は 銀座で】
【酔っ払ったアメリカ兵が数人で、公の場所で、婦人をrapeする現場を 見ました】

日本の警官が そばにいても、アメリカ兵に逆らえば、殴り殺される。

【そういう占領を 我々は 受けたのです】

しかも、

【今の医学では 診断も 治療もできない、新しい原爆病を 研究をすることも、日本の学者は、禁じられました】
【日本の政府は、困っている被曝者を 生活させる法律を作って 援護することも、禁じられました】

【彼等は アメリカの軍事機密を知っている、まだ敵性の国民なんだと】
【それを 日本の政府が 特別に 面倒をみることは許さない】
【こう云う占領が 続いたのです】

【それは 7年で終わりました】
【しかし、その後、皆も知っている 日米安保条約という、アメリカが起こす戦争には 日本が全力を上げて これを助ける、そういう条約ができて】
【日本の政府は 今でも、日本を守ってくれる アメリカの核兵器が 不利になる運動をしてはいけない】
【今の政府は、そう云う方針を、まだ持っています】

【福島の原発が、事故を起こして】
【たくさんの人が、家に帰れない】
【疎開したら 出てけって言われるような目に、今 遭ってます】
【原発から 漏れてくる放射線も、原子爆弾で 浴びる放射線も、同じものです】
【全然 違わないんです】

【プルトニウムと ウランという 放射線分子を燃料にして】
【熱を作って 電気を起こしている】
【事故を起こして、これを止められない】

【皆さんは エネルギーを たくさん知っています】
【1番 目にするのは、火ですね】
【火は もみ消せば、消える】
【あらゆるエネルギー、他のエネルギーは、消すことが出来ます】
【ところが 放射線のエネルギーは、消すことができないんです】
【あれだけの事故を起こした、あの原子力発電所も】

燃やしていた ウラニウム、プルトニウムなどの 原料が、

【そのまま熱を持って 燃え続けるのを 消すことが出来ないんです、人間には】
【そう云う 難しいエネルギーを】
【普通はそこら辺には ないのを、無理やり、特別な 化学の方法で 引っ張り出した】
【最初は 人殺しの爆弾に使った】
【そして 戦争が終われば、工場は 爆弾を作り続ける必要が なくなった】
【何とか 使えないかって、無理やり 電気を起こす機械にして 世界に売った訳です】

【それを 買わされた日本が、それで 電気を起こし始めた】
【事故が起きなけりゃいいですよ】

【でも、今度みたいに事故が起こったら、もうどうしようもないんだ】
【埋めちゃう訳にもいかん。海へ放り込む訳にもいかん。どうしようもない】
【出っ放しです、放射線が】
【だから あれは、ごくわずかだけれども】
【ずーっと毎日 朝から晩まで あの工場の 屋根から上へ、空中へ出て行く】
【水の中にも出る。それは なくなりませんからね、貯まるんです。どんどんどんどん】

【だから東北の あの工場の真上に、ドンドン出る放射線は】
【そのまま風に乗って 好きなとこへ行きます】
【そして地面に降る】
【降ったら地面に留まって、そこはもう お米も作れない。商売には使えません】
【第一、その そばへ行けば 被曝します】
【そう云うふうに 今、日本の国の、東北という部分が 破壊されてしまったと】
【極端に言えば そういう状態が今、起こっている】

【ところが、テレビに出てきて、知ったような解説をする学者が たくさんいます】
【彼等は 放射線を作る側、あの、放射線を作るのは 簡単には出来ないんですが】
【だから アメリカから 今、ウラニウムを買ってきて、やってる訳だけれども、あれを 作る側の 学問をやっている人が、テレビに 出てるんです】

【ところが、放射線が 人間に あたったときに、どんな変化を起こすかは】
【何も知らないんです、彼等は】
【だから、直ちに心配なことは 起こらないと】
【そりゃそうですよ、今日 被曝したら 明日 病気になる、そんなことは ないんだ】
【でも もう現に 東北では、下痢が始まっています】

【さっき 此処に出られた被曝者の方が】
【お母さんも、妹も、弟も、自分も、下痢が始まったと おっしゃいました】
【最初の症状のひとつに、下痢が始まります】
【これは 今の 普通のお薬では 止まりません】

2011-05-17(Tue)

木いちごの泪 ①

公園の 植え込みに、木いちごを見つけた。
芋虫を避けて、摘み採ろうとしたら、…
公園の 管理者らしき人に、止められた。
「いちごはいいけど、放射能かかってるぞ!」
「間違ったことは 言ってねえ!」

そう。東都には、
つぎあての服を来て お育ち遊ばした、てんしさま(天皇陛下)だけじゃなく、…
事故った 原子力発電所からの 放射性物質も、降臨している。

(以下は、玉蔵さんのブログから)

【皆さん、こんにちは】
【私は、肥田 舜太郎という 内科の医者です】
【94歳ですから、あまり、確かなように 話すことが 出来ないかもしれませんが】
【皆さんに、広島・長崎 原爆の 本当の、被害の中身を、お知らせします】

肥田 舜太郎(ひだ しゅんたろう)
1917年 広島生まれ。
1944年 陸軍軍医学校を卒業、軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。
1945年 広島で被爆。被爆者救援にあたる。
全日本民医連理事、埼玉民医連会長などを歴任。
現在、全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者中央相談所理事長。
自身の被爆体験を原点に、被爆者治療と核廃絶運動に関わり続け、今なお 精力的に講演活動中。
著書 『広島の消えた日 被爆軍医の証言』、『内部被曝の脅威 ちくま新書』など。

【ご承知のように、原爆は 放射線のエネルギーを もとにした爆弾です】
【今までの どんな兵器とも違う、放射線を燃料に使って 爆発させる】
【その被害を 受けた人は】
【やけどしたり 強い爆風で吹っ飛ばされる他に、放射線で 体を壊します】
【直接 爆発の下にいた人、いわゆる ピカを浴びた人は、頭の毛が 抜けたり、血を吐いたり、体に 紫色の斑点が出たり、特殊な 5つの症状で たくさん死にました】

【放射線の粒は 爆発した町に残って、地面の上に 降り積もった】

人は それを触った。
人が歩くと、放射能を含んだ 土ボコりが、飛び散り 舞い上がった。
そのホコリを、人は 吸い込んだ。

【また 水源地が侵されて、水の中に たくさんあるのを 飲んだ】
【それから あの、きのこ雲には、生のままの プルトニウムとか、ウラニウムと云う 放射線の粒が、中に いっぱい詰まっていて、それが 成層圏まで 舞い上がりました】
【しかし、小さな粒でも 重みがあり、降ってくる】
【だから、親を探しに 街に入った人や、妹や弟の 様子を見に入った人が】
【今の医学では 診断出来ない、 不思議な病気で 大変 苦しみました】

【それで 大部分の被爆者は】
【今から10年ほど前から、癌や白血病という 悪性の病気で、死んでいます】

【つまり、戦争の終わりに 被爆した人が、60年生きて】
【その間も、健康に 過ごせたのではなくて】
【しょっちゅう お医者さんに行って 入退院を 繰り返した】
【だけども 病気の本体は よくからない】
【そう云うことで 苦しんだ人が、最後は 癌や白血病で 命を取られる】
【放射線は そう云う性質を 持っているのです】

【直接 ピカを浴びて、やけどしたり 大怪我した人たちが いた】
【強い放射線で 殺された】
【これは、隠すことが出来ないので、アメリカは、認めたんです】

【ところが 後から街へ入った人が】
【今の医学では 分からない いろんな病気で苦しんだ、と聞いても】
【それは その患者を診た医者が、原爆を 悪く言う デマを飛ばしているのであって、体の中に入る わずかな放射線は 害がないと】

【原爆を 広島に落として、1ヵ月と2日目】
【原爆を作ったグループの 2番目に偉い軍人が来て】
【まだ マッカーサーが 日本へ上陸する前に】
【焼け残った 帝国ホテルの前に、外国から来た ジャーナリストを集めて】
【微量な放射線は 体に入っても 害はないと、世界に向けて放送し】
【日本の政府にも それを承知しろと】

【広島・長崎の被爆者は】
【アメリカの軍事機密である 原爆の秘密を、自分の体で 知った訳だから】
【これは アメリカの軍事秘密だから、人に 喋ってはいけない】
【書いて残してもいけない、もちろん 写真や、絵で描いてもいけない】
【もし違反した者は 厳罰に処すと、占領政策に、最初に それを宣言したんです】

【だから、広島・長崎で 被爆して、兄弟も親も みんな死んじゃった、財産も亡くなった、行き場もない、そこら辺で 倒れて 寝っ転がっていた たくさんの被爆者が】
【私は 広島・長崎で 原爆を浴びて、とても困っています】
【助けて下さいって 言えなくなった】

【アメリカが 日本に原爆を投下したことも、大変な罪悪ですけれども】
【それにも増して】
【戦争が終わって、自分たちの落とした爆弾で、医学で治しようもない 大変な病気を負っている被爆者に、生きる道を閉ざすようなことを アメリカはしました】
【それは 新しい爆弾の秘密が、よその国に漏れることを 恐れたからです】