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2012-06-21(Thu)

悪かったな

俺は先日、兄として お前を叱った。
お前は、たくさんのものに 愛されて(隣人愛とか、友情と云うものに 包まれて)生きられる。
豊かに 健やかに 生きられるのに、
それを叩き壊すような(偏った 親の価値観を なぞるような)
、真似をしたから。

弱った者(疲れ果て、希死念慮に苦しむ俺)に、
不用意に甘えたからだ。

疲弊し、
早く動けない、
無器用な、
知恵も足らぬ、
努力では越えられぬ壁に激突し、倒れ、
心的外傷に苦しむ人間、
…そのような相手に、不寛容でいながら、
『好きなものだけとつきあって、平穏無事に暮らしたい』と思っても、難しい。

親や兄を見てて、分からないかい?
いい加減、気づけや…と言いたかった。

けど、ダメだった(伝わらなかった)ようだ。
俺の言葉(どうでもいい言葉尻)で、
お前は、憎悪を剥き出して 怒った。
よほど 傷ついたのだと察する。

俺に、悪意は なかった。
お前を 批判した訳でもない。
あれは、俺の悲鳴だった。

でも、傷つけたのなら、あやまるべきなのだろう。
あやまりたいが、言葉が見つからず、1ヵ月以上 経ったような気がする。

お前より、9年も長く生きながら、
兄(姉)らしきことの出来ない自分を、情けなく思う。

俺には、餓死がふさわしい。
生活保護は、俺には敷居が高すぎる。
けど、もしかしたら 申請するかもしれない。
(その場合は、身内に 問い合わせが行く。
そのときは、浮き世の義理と思って、事務的に答えてくれ)

お前と、もう少し話したり、
致命的じゃない喧嘩でじゃれて、情緒を育んでみたかった 気がする。

お前も 俺も、
身体機能や 知能は、一人前に 授かっていた。
だが、大自然から離れ 自然への畏れを忘れた、人工的な環境下で、
子どものような両親のもとで 育ったから、
情緒が未発育だ。

心がタフじゃないのに、
(人を 自殺に追い込んで、ほくそ笑んでいられるような性格じゃないだろう? お前は)
死を願わない日は ない程 苦しんでいる俺に、
乱暴な言葉を 投げつけられる人は、
心が幼く 無邪気だと、俺には思える。
俺の両親、弟、妹、…

精神的な専門家に、俺は(過去)いろいろ言われた。
『多重人格障害』、『境界性人格障害』、『適応障害』とか。
(無責任に、言いたい放題 言われたものよ)
俺自身は、過剰適応に過ぎなかったと、今は思っている。

女の子であることを、否定され続けたから、
男としての価値観を養った。

『お前のせいで家が暗い』
『お前は将来、おそろしい人間になる』
『社会のために、お母さんが責任をとって殺してやる』
…などと決めつけられたので、心を殺した。
(10代の はじめに)

お袋は、後年、
『自分が死にたかった、悪かった』と謝ってくれたが、
…謝ったから、もう済んだと思っている。
(児童虐待とか、心的外傷などに関して、ほとんど無知な人だ)

その上、彼女は思ってる。
『戦中・戦後の 飢えに苦しんだこともない奴が、苦しいなんてふざけんな』とか、
『稼がない奴は、怠け者、ダメな奴』とか、
『自分は、親として 尊敬されないとおかしい』と。

だから彼女は、私を うすら笑うのさ。

彼女は、(夫からの)DVの被害者であり、DVのイネーブラーでもある。
共依存者。心が健康では ない人だった。
(治療が必要なレベル)
(治療が施されなかったので、子どもが悲惨な目に遭った)

俺の心(人の心)は、11歳くらいで死んでいる。
人間以外のもの(虫や草木や鳥や爬虫類)が、慰め、愛し、この世に つなぎとめてくれたけど、
俺の心には空洞がある。
うつろな心は、乗っ取られやすい。

殺しても飽き足らないほど憎んでた 親父の仕事(しかも 俺の苦手な業種・職種)を継ごうとしたのは、
(早死した父方の)祖母に、意識を乗っ取られたからとしか思えない。
(俺の妄想だが)

俺は、自分を否定しきっているのに、
自分にかかわる人を全肯定しようと、努めてきた。

俺を嫌う人や、
俺を利用した人や、
俺をゴミ扱いする人に、
…別れた恋人に臨むような態度で(プラトニックな愛情をもって)接した。

(俺は いまだに、過激な法華経信者だった(マザコン)鼻毛王子(バカボンのパパに似てた)に 惚れているのさ。
楽しかった思い出は、1度だけ バスに並んで坐ったことと、1度だけ 誕生日を祝ってもらったことと、1度だけ 手をつないで、線路脇の道を歩いたこと くらいだけど)

大嫌いな奴に、最大限 優しくするなんて 偽善だと、
お前は言うかもしれない。
でも、俺には 他の選択肢が なかったのだよ。

『赤子より 役立たず』と、決めつけられて育った。
故なき暴力を、浴びて育った。
救いも 逃げ場もなく、感謝を強要されて育った。
変態に(性的におかしく)なったり、死神にとり憑かれて、当たり前なんだよ。

でも、俺はしあわせな男さ。
最高に高揚した記憶が、
武道の見学に来た 男の子を、肩車したことなのだから。
(丹波哲郎も言ってたけど、性的な悦楽なんかに時間を浪費するのは、ガキだ)

胸がでかくて 悪かったな。
単なる隔世遺伝の結果(母方の祖母の)だけどな。
これに泣いたことは数えきれないが、得したことは1度もない。
(恋人に よろこばれたこともなかった)
俺は 心臓に畸型があるから、それを覆う外側も 畸型(規格外)なんだろう。
肉体的欠陥だと 俺は思っている。
(ギブスのような下着をつけなきゃ、仕事場に行けねえんだからな)

そう云うことを、相手を攻撃するネタにすると、実に効果的だ。
排除の理論で生きて行きたいなら、これからも そうするといい。
俺とは あいいれない厳しい生き方だが、お望みなら止めはしない。

1度、断酒会に お前を連れて生きたかった。
断酒会にしろ、アラノン(アルコール依存症者の家族会)にしろ、
構成する会員さんの傾向によっては、自分に合わないこともあるけど、
俺が参加できた 当事者の会は、
DVの被害者に必要な、
寛容さや、加害者からの謝罪などが、間接的に与えられたのだ。
でも、1人では 危険なこともあるからさ。
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2012-06-02(Sat)

しますえ よしおさんの「生きる」 朝吹 タツヤさんの「五月のバラ」

五月のバラ(思い出のバラ)が、ききたいと思っていた。
(オリジナルが 誰かも知らない。ラジオで耳にして、断片的に覚えていた歌)

先月、四谷 蟻ん子に行ったら、
朝吹さんが 1番最初に、その歌をうたって下さった。

とてもうれしくて、その曲と、
しますえさんの1曲目で、
(もう最高!)って、その日は思った。

平素 下手な計算ばかりしている脳を 休めたくて、
歌を聞きに行ったのだから、

目を閉じて(ぼーっと)聞いてても、
(熟睡したり イビキをかいたりせず)
良い! と感じたときに、拍手などの反応を示せれば、
(あの麗しい時空に 自分が存在しても)いいと思うのだけど、

タイトルを覚えきれないのが、ちょっと悔しい。
(また聴きたいと思っても 手がかりがないと、困るではないか)

しますえさんが15曲、朝吹さんが9曲、計24曲も(!)うたって下さったのだから、
タイトルを 覚えきれない おのれの頭を悔やむより、
楽しい時を過ごせた幸運を、感謝しよう。

百円玉を、毎日 積み立てると、
交通費を含めて、2〜3ヵ月に1回は、四谷 蟻ん子に行ける。(計算上は)

生活保護を受けている知人より、厳しい暮らしであっても、
それくらいの楽しみは あっていい。

『楽しむことは 罪悪である』かのように、思ってしまってる私は、
(誰か、友人を よろこばせるため)と云った、免罪符のようなものがないと、
ものすごく不安になる。
(被虐待の後遺症)

先月は 友人2人に誘いをかけたが、
時間がないとのことで、1人で行かざるをえなかった。

とても楽しみにしていたのに、抵抗があった。
(龍宮城に2ヵ月連続で行くような感じ?)
多分、心理療法の治療抵抗みたいなものだ。

ピアノ、…素晴らしかった。(爽快だった)
ベース、…「ふ」と、心を持っていかれそうになるのは 何故?

しますえさんの「愛燦々」や「小さな木の実」や「月の沙漠」が聴けて、うれしかった。

「生きる」の歌詞、
(天国も地獄も 私は信じない)が好き。
それを聞いて、私は 現実に戻った。

2012-05-31(Thu)

残った生命

ペーパードライバーに なり果てるの防ぐため、半年に1度 通っている教習所で、DVDを見せられた。
「奪われた夢」という題名だった。

独立(個人タクシー開業)を 目前にしていた人が、
交通事故に遭い、社会復帰が絶望的になってしまった。

夜間、注意力が散漫な(疲労)状態で 自動車を運転していた人が、
バイクに気づかず、接触した 結果だと云う。

被害者は、奥さんの運転で、リハビリに通っている。
すれ違う車を 熱心に見るので、奥さんが 訳を尋ねたら、
「かっこいい」からとのこと。

住所の記憶も奪われ、
運転技能も失われ、
感情をコントロールする力も、なくしてしまわれたのに、

「車、運転が好き」と云う、
その人の個性、本質は、失われていない。

奥さんが運転する 車に搭乗し、
行きあう自動車(運転者)を「かっこいい」と思う被害者は、
スマート・ドライバーでは なくなってしまわれたけど、…

「初心 忘れるべからず」と、私に 教えて下さる (間接的な)教官だ。




2012-05-22(Tue)

ヤモリに見下ろされて しばし安らぐ

約3ヵ月ぶりに、バッチ・フラワー・レメディ(イギリスのハーブと水)を 飲んでいる。

山林檎、柳、柊(ひいらぎ)、ラーチ(落葉松)、オリーブ、レスキュー( スター・オブ・ベツレヘム(大甘菜) + ロック・ローズ(半日花) + インパーチェンス(鳳仙花) + チェリープラム(紅葉李) + クレマチス(仙人草) )、岩清水

専門家に手伝ってもらって 選んだのに、飲むまで1週間かかった。
原液(数滴)に、ブランデー(酸化防止用)と 天然水を加え、
(量を増やして)半月分の分量にするのに 手間どったのと、
「自分は、こんなに たくさんの 草花の生命(波動とか云う、精魂と云うか、子守唄と云うか…)を受け取るに あたいする人間か?」
と 自分に問えば、そうは 思えなかったから(躊躇したから)だ。

「分析なさるのは けっこうですが、100%正解とは 限らない その分析結果(判断)を、クライアントの心より 大事にして…」
「一切の例外を認めず、押しつけて、クライアントの気力を 喪失させる」
「そんなセッションになっては、意味ないですよね」
などと、カウンセラーに釘を刺す クライアントは、不遜かもしれないが、
クライアントは 疲れ果てているのだ。

精神安定剤代わり(過去と現在の ギャップを埋めるため、かつ、怒りを他者に向けないため)の自傷行為と罪悪感で、心身ともに疲弊している。
いつになったら 不安なく休めるのか、見当もつかない。
(こっちは必死だ)

カウンセラー側は、
『クライアント=困っている輩=
本人の責任=
当人の 考え方や 習慣を、世の中の 主流に合わせることが使命』
…のように 思っているかもしれないが。
「ちょっと待たれよ」

家庭的、頭脳的、身体的、経済的に恵まれながら、
暴力で 問題を片づけようとしたり、
弱い者に 面倒事を押しつけたり、
脳の働きが 時々遅くなる人間(私)の愚かさを、悪と見なして 断罪する(憎み 責める)ような人が、少なくなかった。
(私の 過去に於いては)

そう云う人たちこそ、より深く病んでないか?
そう云うリーダーが 統率する生物集団は、地球から愛されるのか?
(嫌われるのじゃない?)

人が 自然界に見捨てられないための ブレーキ(安全装置)となるように、
(私のような)歩みののろい者が、産み出されるのでは なかろうか?

それを、狂っている 世の中に『合わせようとする』ような指導(治療)は、
決して 実を結ばないと思う。

2012-05-08(Tue)

臨床心理士O先生に捧ぐ

クライアントは、主治医を疑いたくない。特に 心の治療中は。
(この先生は、信じられる)
(先生は、私の味方だ)
などと云う 安心感がないと、やってられません。

私は 過去の治療者たちへの 怒りや不信を、
貴方に 投影したくなかった。

★ 先月、突然 手が腫れ、痛み出しました。
(表皮に傷はないけど、トゲを刺したような痛み)
早く解決したくて、ナイフで切り出しました。

魚の目玉みたいなものが、埋まっていました。
透明な球体に、黒い芯が入った粒(つぶ)。
…これ何?

★ そう云えば、約1ヵ月前、杖を削っていて、
(トランス状態に陥った?)
左手に ナイフを突き刺すまで、興奮(恍惚)状態が 収まらなかったのです。

★ 血が止まるのを待って、傷口を水で洗い、バンドエイドで密閉しました。
1週間くらい 不便でしたが(雑巾などを絞るとき、当たるところだった)、
化膿せず 傷口がふさがり、
ありがたく思って 忘れていました。
(よく見ると、跡が残ってます)

★ 表面は 治ったように見えても、
奥(肉)の方に、ナイフの破片か 何かが、残っていたのでしょう。

その異物を(私の身体は) 肉のようなもので包んで 丸くして、
皮膚の新陳代謝に委(まか)せて、排泄することにしたようです。

痛い時間を 早く終わらせたい自我(エゴ)が、
切開して えぐり出すと云う、乱暴な手段に出たために、
流血する羽目になり、再度、バンドエイドの世話になったけど、

(1ヵ月くらい?)放置しとけば、
自然に取れたような 気が、しないでもない。

心の傷(異物が残ってるヤツ)も、
無理に 切り開くのは、乱暴だと思うのです。

切り込むことで、
また血が出たり、…手当てを要する と云うか、
ややこしい状態になる可能性が あるから。

クライアント(心の負傷者)に、
治療者を 選ぶ余裕は 殆どありません。
クチコミ・マスコミの情報や、書籍・インターネットなどで 見当をつけて、
ボロボロの心を 奮い立たせ、
ヨレヨレの頭を 頼りに、
なけなしの金銭を 懐に、
はるばる(しばしば、足が痛くなるほど 歩いて) 訪ねたりするのです。

心の傷は 目に見えないから、…
クライアント(私)の外見に、
過去、あなた方(精神科医や、心理カウンセラー)は、やすやすと 欺かれたり、振りまわされました。

クライアントが、まだ 若くて(美しくは なくとも)、
弱音を吐けなかった(子どもを産むのに適した年代だった)頃、

その者が 何年も、
恐怖と 怒りと 絶望感に さいなまれ、
(死にたい)と 強く願い、
自分の努力だけでは、現状を打破できないと感じ、
恥を忍んで 相談に行っても、…
ほとんど まともに取り合ってもらえませんでした。

外見のふてぶてしさ、思い詰めた状態、
万年学生みたいな反骨精神(権威だからって、弱ってる者を舐めたら許さん と、心の底で 思っている私)が、

相手には『攻撃的』に見えたのか、
怒鳴られることも、珍しくなかったです。

ひどい言葉に、長く強く 晒されて生きて来たから、
傷が癒える前に、これ以上、傷つけられたら、
正気を保つ 自信がないから、
身構えてしまってた だけなのに。
(貝の中から、触覚だけ出してる カタツムリ)

主治医探しの途中で、私が頂戴した、
迷言(その一部)を、ここに記しておきます。

『先生』と呼ばれる権威たちが、死にたかった私に対して、こんなことを言っていた。
ご自分を 守るために!

クライアントを貶め、自死へ追いやるような、
ひどい言葉を言われるクライアントが、私の外に いませんように。

(もし いたとしても、気にしないこと!)
(無責任な決めつけに 左右されず、しあわせに暮らすこと!)
(たった1度の人生は、しあわせでいいのだ!)

暴言A『泣いてるだけじゃ分からない。帰れ!』
暴言B『アナタのように、余計なことを言う人は治らない』
暴言C『気にしすぎだよ。どうしても欲しいと言うなら、安定剤を処方してもいいけど』
暴言D『本当に辛い人は、アナタのように喋れない』
暴言E『多重人格だね君は。僕に会うのが遅すぎたね』
暴言F『こんなに優れた医師である僕を 愚弄するのか!』
暴言G『アナタのように 素直じゃない人は治らない』
暴言H『ヤクザのとこに行き、殺してもらうといいですよ』
暴言I『親がこの世にいるうちは、能力を発揮できない』

私は、自分を 肯定することをあきらめ、
他者を肯定することで生きてきました。
強い自己否定の上に、他者を全肯定するのは 殆ど曲芸ですが、
他の方法を 知らなかったのです。
無理したためか、(生まれつき?)性格に よじれがあります。

『男は、タフでなければ生きられない。優しくなければ生きる資格がない』と云う言葉を、
(生物学上は女である)自分への 戒めに使ってましたし、
異性(男)が化粧・女装するのが、不思議なほど 好きです。
(昔、夢の遊民社の写真集を買ったのは、野田さんの女装姿が 気に入ったから)

武道の見学に来た おさなごを 肩に乗せたとき、
この上ない幸福感に包まれました。
(女が 子どもをあやすとき、肩車は あまり使わないと思うのですが)
(自我が芽生えつつある子どもを 肩に乗せることに、無上のよろこびを覚えるのは、母性愛とは違う、父性愛のような気がします)

先生に会えるチケットも、あと1枚(1時間分)となりました。
型破りで、私の味方であろうとして下さった先生に、
敬意と感謝を表さずにおれません。

先日、兄弟と同じ判断を下されたのは、ショックでしたが。
『自分に厳しく、他人にも厳しい姉』と、この春 末っ子に言われた。
まったく同じ言葉を、貴方から言われてしまいました。

私が理論武装じみたことをするのは、
人から批判(否定)され続け、心が ズタズタに 裂けているからです。
その逆を生きたくても 方法が分からなくて、
批判する人より たくさん気づいていなければと、計算機のように 頭で生きているのです。

戦火(被害者意識の強い人々)の中、逃げ惑うカタツムリ。
恐怖のあまり(貝から) 目しか出せないカタツムリ。