忍者ブログ

2016-10-29(Sat)

歴史の先生

先日、久々に 中近東文化センターを見学したので、
そのことを書きたかったけど、先日 薨去(こうきょ)された
(その施設を作った)
三笠宮 崇仁(たかひと)親王殿下に 感謝を込めて、今日は書く。


私は昔、どちらかといえば 皇室の人たちに好意が持てなかった。
国民の税金で、贅沢で安全な暮らしをしているらしいのが、
憲法に反してて、ずるい感じがすると、単純に思ってた。

皇子さまの伴侶になる人の口から、
『殿下の幸福に貢献したい』みたいな言葉が発せられるのを聞いたときなど、
この世の終わりのように暗澹たる気持ちになった。

祈りの王の妃、国母となられる方に、
公共の場で、何てことを言わせるんじゃ!
側近は寝てるのか?
教育係はおらんのか?
危機管理がなってないぞ!

税金で暮らす一族が、庶民に嫌われたら どう責任とるつもりじゃ!
生涯 外国旅行とか、晩餐会とか、そんなものに縁がなく、
テレビでスポーツ観戦する余裕もない、
そんな納税者から、夢を奪ってどうするんじゃ!


でも、あるとき、昭和天皇の弟殿下が ラジオに出演した。
大人として尊敬できる皇位継承者がいると分かって、私はうれしくなった。

CDにもなってる


3回の放送の中で、特に印象に残ったのは、
関東大震災後の混乱の中でおきた、虐殺に対する反省。
人種差別への反省。

同じ間違いを繰り返しては、歴史を学んだ意味がない。
歴史の軽視が、沖縄の犠牲にも繋がっている気がする。


基地問題についての動画

沖縄タイムス 10月21日の記事

沖縄タイムス 作家へのインタビュー

人種差別に関するインタビュー1

人種差別に関するインタビュー2

人種差別に関するインタビュー3

人種差別に関するインタビュー4

人種差別に関するインタビュー5

人種差別に関するインタビュー6

人種差別に関するインタビュー7

人種差別に関するインタビュー8
















PR

2016-09-30(Fri)

心の医師を求めて

  
Question : これは、いったい何でしょう?

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

Answer : 日向夏という果物の中から、夏の終わりに発見された生き物。


室内に安置された果実の皮は、
日光にも 雨にも 風にも 土にも触れず、厚くて堅いままだった。

そんな不自然な環境下で 誕生してしまった この子らは、
親の果肉の中で、一所懸命に成長したが、

厚くて堅い皮を、自力で突き破ることが出来ず、屈折してしまった。
外気に触れることなく伸びた茎が、太った青虫のように見えたのは、
食い過ぎで太って 皮膚がたるんだ 訳じゃない…

身をすくめることが、身を守る唯一の手段だと、信じたから。
(蛇腹のように背を縮めたい)と 願っていた 子どもの頃の私と同じ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

オカルト(地獄に通ずる道)である 『引き寄せの法則』 を 信じる人は、
私を『愚かな人生を 自ら選んだ』と 嘲笑う。

筋肉反射テストの達人であるB氏に言わせれば、私は、
『被害者のドラマを味わいたくて、関係者を振り回し続けた』エゴイスト。

超能力者を名乗るA氏の目に写った私は(闇の?)権威者で、
『かよわい精神科医や心理学者の群れを、イジメ抜いてきた』嗜虐者。

報われないのは、努力と感謝が足りないからとか、
成功者の真似をすれば、成功するとか、…

心の問題を、
体育や物理の問題のように扱う『成功法則』の指導者

かれらも、最初は
純真な求道者(困っている人を助けたいと願う人)だったのかもしれない。

でも、私と出会った時は、ほとんどが魔界への案内人みたいになっていた。
(その自覚がないのは、周囲を信奉者が取り巻いているから?)

スピリチュアル・カウンセラーを名乗る 歌手の解釈を ひもとけば、
『強姦されても感謝しなさい』みたいなことになる。
(冗談じゃないよ)

『将来、世の中の害になる』
『死んだ方が良い子ども』
そう言われて育った、そう信じ込んだ。

そう言ったのが実の親だった。
親を立てるには、親を正当化するには、
自分は犯罪者になるか、若くして死ぬしかないと思ってた。

そんなのは狂った考えだと思う。
でも、思考回路がそうなってしまってる。

苦しくて、心の医者を探した。
それが依存ですか?
それが甘えですか?
それが許されないことですか?

お日さまや、風や、土や、雨から、隔絶されたような場所で、
狂気に引きこもった親(2人)の支配下で、
知らぬ間に『魔道』に堕ち、
祈りより先に、呪詛を覚えた。

そういう人間(未成年だった私)が、健康になりたくて、病院に行ったら、
『泣いてるだけじゃ何もわからない。帰れ!』と怒鳴られた。

だけど、懲りずに探した。
尊敬に値する医師は、何処かにいるだろうと。

20年探しても見つからなかった。
途方に暮れ、とうとう『オカルト』に走ってしまった。

高額納税を誇っていた人の本を読み、
1ヵ月間に人様から『有り難う』の言葉を100個集める、という行を、
2年くらい続けた。
(乞食みたい…)と思いながら、藁にもすがる思いだった。

その本の著者が(無償の愛を説いていながら)
お稲荷さんのように、
信者(読者)に 見返りを要求する 『契約』の人だってことは、
理解していたつもりだが、

ついて行ったらどうなるか、…
私が実感したのは、
懇意になった薬局が、閉店したときだった。

(自分は無価値な存在)
そう思い込んでいたので、気づくのが遅れたようだ。
(親しくなった人が、悲しむまで、分からなかった)

本を薦めてしまった方々に、どう詫びれば良いか 分からない。
(世に仇なす…)という、昔の、
信じなければ 効かなかったはずの呪いが、こんな形で実現してしまった。

※ 浄化を祈念し、リンクを張らせて戴きます。
安部 浩之 先生 の 講座
日常三徳

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



1度は 枯れかけた 日向夏、頑張った。
(もう1本は、まだ 根を伸ばすことに 専念している)


 
 
 
 
 
 
 





2016-08-10(Wed)

コドモ ノ ツモリデ 言ッテミル

ずっと言いたかったけど、私には言えないことを、
反骨の詩人が言ってくれた。

アーサー・ビナード氏の話 ① 1時間2分55秒

上層部の人が、権力者に 餌付けされた 新聞や、
上層部の人が、権力者と ゴルフ仲間の テレビは、決して 報道しないが、
今 この国で 『我こそは 最高権力者』 と 胸を張っている人は、
自分の身内と、友達と、利害関係者さえ守れればいい。そう思ってるみたい。

アーサー・ビナード氏の話 ② 30分4秒

かつての 2・26事件の背景には、多くの娘が人身売買される程の貧困があった。
時の最高権力者は、
2・26に 決起した若者(中心人物)を 憎んだけど、
いつまでも 被害者意識に 凝り固まってた訳じゃない。

国民の幸福を祈り、力の弱い者、傷ついた者に 心を寄せる。

その意志を持たない人間、その心を持たない人間が、
『権力者』や『象徴』の 座に就いても、

「尊敬」や「人気」は、得られず、
多くの『恨み』や『怒り』や『憎悪』や『軽蔑』を 集めるだけ


そのことを、
昭和の天皇陛下は ご存じだった。だから 巡幸で、
全国に足を運ぶこともされたのだ。私(歴史を齧った者)の 知る限り、

弟の三笠宮殿下も、それを ご存じだ。

平成の天皇陛下のファンが 世界中にいるのも、
そのことを忘れず、体現している方だからでしょう?


アーサー・ビナード氏、ブチ切れ 9分35秒

でも、今の最高権力者は、そのことを お忘れのようだ。
沖縄に対しても、福島に対しても、広島に対しても、長崎に対しても、

「重荷を減らし、苦しみを長引かせまい」 という、優しさが見えない。
権力ピラミッドの 上の方に 自分が立っているのは、

『選ばれた人間の特権』 とでも 言わんばかり。

奴隷も同然の、働いても楽にならない国民が 多数出ているのに、
そういう人が、もっと苦しくなりかねない法律を 作ってる。

『ゴルフをしなければ、ストレスが 解消できない』 そうだけど、
そのような(私たち 貧しい人間から、遠く隔てられた 贅沢な場所で)
金持ちにしかできない遊びに 打ち興じなければ、発散できないほど繊細とは。
地獄の亡者の友人(私)も、同情を禁じ得ません。

子どもの時分に、読んでくれる大人が、いなかったのですか?
【蜘蛛の糸】という物語。
芥川龍之介が、子どもに読ませたくて書いた お話しですよ。

自分だけ(仲間だけ)助かろうとしたら、助からないのです。
色々な人間、色々な生き物が、共存してこそ この世が楽土となり得るのです。

これはいらない、あれはいらない。
そうやって切り捨てているもの、
ゴミ同然の 傷んだ爪や髪、…だと思ってたものが、
実は、肝臓だったとか、動脈だったとか、…
そう云うことが、あるかもしれませんよ。


かつての 2・26事件の頃と同じこと、
もう 起きてしまっている!

学費が払えずに、
身を売る(風俗産業に身を投じてしまう)若い人の 数の多さたるや。


それを 政治の落ち度 と 思わず、
(原因である 『格差社会』 を、改善しようと せずに!)
ひたすら 原発の再稼働に 突き進み、
危険な 戦争のための 乗り物(オスプレイ)の 宣伝に励み、
アメリカの(侵略)戦争の お供に、自衛隊を 差し出そうとしている 最高権力者。

私の目には、
武器商人にしか 見えません。











2016-07-28(Thu)

梅雨の日の怪

先日の参議院選挙の日、

7時5分頃に会場に行ったら、入場を待つ人の行列に出会った。
受付の横で、30人くらいが 並んで待っていた。

朝早くから、たくさんの人が、投票所に集まっている。
はじめて見る光景だった。

『変えたい』 と 思っている人が たくさんいる、
そう感じた。

今の政府の姿勢を 良しとしない人が、たくさんいる
…ような気がした。

つまり、
強き(大金持ちや 影響力の大きい有名人や 武器商人)を 助け、
弱き(力を秘めてるが、障碍があるなどして助けを必要とする人)を 挫くような、

権力者が、自分の身内と、利害関係者だけを 守ろうとするような。
…そんな政治は もう嫌だ!
…と、思う人の 数と熱が、

権力者の身内と、利害関係者の、
数と力を、
上まわっているような、気がしたのだが。

与党が圧勝?!

紅白の玉入れみたいに、
自分の入れた票が、反映されるのを、
確認できる システムに、して戴けませんかね?

それと、
『これこれ候補は、かくかく しかじかの理由で、マイナス1票 』 とか、
『この人に 政治を任せるのは、このような訳があって 嫌です ✕ 』 とか、
そう云う意思表示も、させて戴けませんかね?


 
(今年の林檎は 元気だ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016-06-30(Thu)

6月の林檎



先月、赤い2個の林檎を戴いた。
ありがたく美味しく頂戴し、芯を割ってみると、
根を出している種が2個あった。

室内で大事に育てて、虫の産卵場所にされる……などと云う、
昨年の愚は 繰り返したくない。

だから、外に出すことにした。
(網製の状差しを リサイクルした カゴ(?)に入れて、吊るした)

北の窓辺でも、朝陽は あたる。
網戸越しに、網カゴ入りの幼木を見ると、…
色も判然とぜず、殆ど影絵のようだ。

ぼんやり。
でも、生きている。
うれしそう…に、私には見える。