同級生(女子)は、松田聖子の髪型を真似たり、明るい男女交際に励んだり、フルートを吹いたり、ミュージシャンを追っかけたり、勉学に燃えていた。
そんな中、爺っちゃんと呼ばれ、陰々滅々と 卓球台に向かうか(合宿なんて洒落たものはなかった)、キャンバスに 油絵の具で 妄想(美人画)を展開するくらいしか 能がなかった、冴えない私に、…
「パタリロ!オリジナルアルバム」と云うものを、貸してくれた女子がいた。
「新田一郎」氏の音楽は、それまで まったく知らなかったけど、…
パタリロ!(漫画)は、借りて読んだことがあり、抜けてる超能力猫「スーパーキャット」や、お茶目なロボット「プラズマX」、不気味な変装で格好つけて、クルクル回したステッキで 自分の顔面を 強打する 変な王子さま(パタリロ)は知っていたので、楽しめた。
彼女とは 卒業後、音信不通になってしまった。けれど 私は、既に解散していた スペクトラム(新田氏がいたグループ)の音に はまっていった。
「アルバ」や「四季」など、軽くて 気恥ずかしいような曲が、お気に入りだった。
現在は 聴くことができない。
テープは すり切れ、CDは 生活の足しに 中古店に売ってしまったので。…
新田氏のソロ「ガラスのスクリーン」の1フレーズを、ときおり 思い出す。
# 忘れられるさ 忘れることさ…
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