週刊新潮で、昔、連載されてた、山本夏彦さんのコラムが、読みたい。
今、週刊新潮では、ベストセラーの(新書「国家の品格」だか? を書いた)先生が、グラビアページに 書いてらっしゃるみたいだけど、
触手が動かない。
ミーハーの「読みたい」気持ちを、かきたてる構成に なってないから、読む気にならない。
山本夏彦さんは 確か「室内」と云う雑誌の編集者で、
その文章には、品行方正なだけじゃない、育ちのいい不良(石原裕次郎)みたいな 魅力があった。
山本さんの弟子・安部譲二さんは、小説で 傑作を世に出すべく 奮闘しているとの噂だけど、私が編集者なら、
安部さんに 写真コラムを 依頼する。
傑作小説を 著すのも良いけど、…
週に1回の コラムを書いたくらいで、才能が 枯渇するはずもない。
山本さんのコラムには、世相を 切り取り 論ずるだけではない、
読者の溜飲を 下げながら、魂を慰めるような 効果もあった。
誤りのない、こなれた文章を 読んだだけでは、
荒ぶる心は 鎮まらないのだ。
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