某 不動尊にて、護摩修行を 見せて戴いた。(大変、勉強になった)
・ 予備知識のない 孤独な 素人を、救い得ない、伝統仏教の現実と
・ 生命の砦(とりで)として 機能していない、伝統宗教の現実と
・ 悩み 多き 者が、聖域で 失望したときの 惑(まど)い
そんな現実を 見せられるのは、
日頃 私が、このように 感じているから?
(日本は 平和な国では ない。…
心の世界では、いたるところで 戦(いくさ)があり、…
放火や、自殺や、人身売買が 横行している。
心の飢餓、奪い合い、無関心、無秩序、…
向上心を装った 不親切、…
目の前で 困っている人を、助けようとしない(救う人間を 選り好む)篤志家、…
辛い人を、冷たい目で見て(怠慢とか、甘えとか、自業自得と) 笑える狂気、…
そんなものに 満ち溢れた国が、平和? 冗談じゃない)
(この国が 平和なら、私のように 育つ人間(粗野粗暴、自暴自棄、自己否定が強く、人間恐怖症の人間)は、減るはずなのに、…減るどころか、むしろ 増えているみたい)
◆ 祈祷(御礼祈願)を お願いした。
1番 安い 3,000円の お札を買った。申し込み用紙に、名前と ふりがなを 書くように言われた。
開始時間までに 本堂へ と言われ、ポチ袋に入った 御供物(食べ物)を 戴いた。
本堂で、ぼーっと坐っていたら、信者らしい人が 集まって来た。
ホラ貝や、カネ、太鼓に、信者と 僧侶の 読経が 加わり、ロックな感じの 護摩修行が 始まり、わくわくしたけど、…
護摩壇の前で、何人かの名前が 読み上げられた際、
…私の名前が、読み間違えられた。
(何の為に ふり仮名を 書かされたのか、分からない…)
(ぬるい仕事しよるのう。がっかりじゃ)
健康と、経済と、人脈に 恵まれ、…飢えや、孤独や、絶望を 識らないで、聖職者に なったような人は、
流れ作業のような、気の抜けた 祈祷をして、人を 落胆させても、…気づくことも ないのか?
◆ おみくじを 引こうとしたら、御守りや、半貴石(水晶など)が 付いて、200〜300円だった。
おみくじだけで いい。余計な物は 欲しくない。
(護摩修行で がっかりした分、何かしら、…希望の種が 欲しかった)
余計な物が 付いて いない、おみくじは どこ?
…なかなか 見つからない。足が 疲れてきた。
やっと見つけた 100円みくじは、素人には、分かりにくい所にあった。
おみくじ箱は、黒塗りの筒で、風景に溶け込んで 見えにくかった。
朱色で【おみくじ】と 書かれた面が、後ろ向きに なっていた。
おまけ付きの おみくじが、やたらに たくさん 置いてあり、…シンプルな【おみくじ】箱は、1箇所のみで、しかも 分かりずらい。…
おまけを 望まない 素人にも、…なるべく、おまけ付きの 高い おみくじを、引かせたい ように感じた。(儲け主義の そしりは、免れまい)
おみくじは『凶』だった。
(見なくても 分かる)
(問題は、どうすれば、しおれた心を 元気にできるか)
『あれもだめ、これもだめ、…祈れば霊験あり』
これが、希望に なりますか?
(絶望につぐ、絶望につぐ、絶望を 生きてる者の)
護摩の受付で 戴いた 御供物(小さな 落雁)が、もしも 美味しくなかったら、…
呪いの言葉を 吐きながら、私は 帰宅しただろう。