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2014-10-16(Thu)

できることを遣るしかない?

命が惜しくないから、無理ができた。
ヤケクソだから、笑っていられた。

『あなたが選んだ道だと』と、何度も言ってくれたね、春樹君。
よくもそんなことが言えるね、この私に?

他の、まともな選択肢があったのなら、
こんな馬車馬みたいな人生を、選んじゃいないよ。

いい加減なことばかりが、私の耳には聞こえたので、
私が、あなたの誘いに乗ることは、まずないでしょう。

『週に何回か、夜の商売をしながら、辻占を遣れば、
3年くらいで、本も出せる。
それくらいの目標を持たなきゃ』て、あんた。

喉が弱ってて、紫煙が苦手な私に、
酒場の酌婦は無理だろ。
それに、私は男女のこと(色)に関しては、一家言あるのだ。

『酒を注ぐだけで、身体を売らない』
そんな商売が成立していることが、私にはよく分からない。

娼婦というものの意義なら、分かる。
でも私に、その真似が出来る筈もない。
自分の肉は、売り物にならないと思っているのだから。

私は、見なくてもいい闇を見たのか?
…そうは思わない。

闇を勢いづかせるのは、
油断や孤立、不寛容さや傲慢さだと私は思っている。

クタクタで、もう注意力が追いつかなくて、
気を張っていても、油断してるのと変わらない状態かもしれない。
…これは、今は、どうしようもない。

孤立も、しているかもね。
こんなに疲れて、
足が、生まれたての仔馬みたに、フラフラになってても、警備員の仮装を続けている。

『休めば』と、非難がましく言う人はいても、
その手段を伝授してくれる人や、資金を援助してくれる人が、
ただの1人も、まわりにいない。

Rさんが、苦しい家計の中から、宝くじを10枚買って送ってくれたのは、
有り難かったな~
100円しか当たらなかったけど。
お礼に送った 200円の宝くじ(スクラッチ)が、当たってたら愉快だな。

笑うしかない。
せめて、寛容になるしかない。

自然や、もの言わぬ小さいものを、大切に思う心だけが、
今の自分を支えている。
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2014-09-30(Tue)

笑顔の理由

体力の限界を超えてしまった。
恒常的に3時間以下の睡眠で、
ガードマン(肉体的には男じゃないし)を務めるなんて、
無理がありすぎる。

ボスは、いい人だ。
経験も豊富だし、心も篤い。

先輩方も、皆さんが優しい。
挨拶を無視されるようなことは、滅多にない。

人員不足の中で、育ててもらった恩義を感じ、
コールセンターよりも、自分には辛い仕事だったが、
役に立ちたいと、奮闘してきた。

履歴書の写真は、
空腹のカバみたいだけど、
キーカードの写真は、
オカメ納豆の イラストそっくり(笑顔)。

自分が演技派とは、知らなかったが、
『コールセンターを辞めてしまえば、
 24時間勤務や 36時間勤務がこなせて、
 
 
 心身が楽になり、しっかり稼げるようになる』
上司達には、そう見えるらしい。

それは、
私の大嘘(自分には合わないと感じる仕事を、楽しそうに遣っている演技)が、
嘘に見えない、真に迫っているからでしょう?

好きな仕事にも、苦手な作業がついてくることもあろう。
であれば、
嫌いな仕事にも、楽しい作業が探し出せるかもしれない。
そう思って、生きてきた。

たまに休暇をとって、
森に行ったり、墓参りの旅に行く。
そんなことが、励みだった。
今は、それすら出来ない。
(パイナップル(生)と、玄米酵素と、サラダを食べる瞬間は、幸福を感じる)

先週、大怪我したけど、仕事に行った。
縫ってもらうことができず、
血が止まるまで 3日くらいかかった。
絆創膏を貼りなおすたびに、流血するが、やっと落ち着いてきた。

彼岸花が咲く時期に 怪我して、
上司達に笑われたことが(注意しろよと)、
演技賞をもらったに等しい。

私は、不注意だった訳じゃない。
最近、意識がふっと消えるのだ。
瞬間的に(歩きながらでも)寝てしまっている?

これは、
気力で(注意しようと思って)どうにかなる範囲を、超えている。

2014-08-31(Sun)

休日は2~3週間に1日だった

先週から、立て続けにミスを連発した。

① 日勤に遅刻。
  朝礼の15分前に、PHSから連絡。

  婦人隊のリーダー(24時間勤務明け)に、1時間残っていただいた。
  (9時~18時までは、婦人隊員が4人で警備に当たる契約をしている。
  3人しか居なければ、債務不履行となってしまう)

  目覚ましの音が鳴っても、起きられなかった。
  目覚ましをかけた(床に就き、眠りはじめたのが)、
  起床時間の1時間半前だった。

(この夏は、
アルコール依存症となった、弟の問題行動に、
母と義妹が、振りまわされてしまい、
まずい対応をして、弟を追い詰めてしまっていた。
彼女たちの心に響く言葉を探すのに、
けっこう時間がかかってしまった)


② 夜勤の仮眠で、目覚ましが鳴っても起き上がれず、
  配置に戻るのが遅れた。

  リーダーからの内線電話で、飛び起きた。

  リーダーが、もっと忙しくて、
  内線をかける余裕がなければ、
  私の起床は、更に遅れていた。

入館者が多い時間帯(朝8時、婦人警備員2名配置の現場)のこと。
もし何か問題が起きていたら、
(入館者が迷惑を被るような、混雑が起きていたり、
大地震や火事の対応が遅れていたら)

債務不履行(欠員)が、客先に発覚し、
現場が消滅したかもしれない。
(他のセキュリティ会社に取って代わられ、
全隊員(男女20人)が、職を失ったかもしれない)


③ X線検査で、持ち込み禁止品(小型の火器)を見逃す。
  幸いなことに、本人が申告して下さって、大事にはいたらなかった。

もしも、持ち主が、テロリストかスパイで、
凶器の持ち込み方法を模索中、だったとしたら、
それが、やがて、事件に発展したなら、
私は、共犯者のそしりをまぬがれない。


④ 日勤に遅刻。
  会社からの電話で、叩き起こされた。

  24時間勤務のリーダーに、
  1時間半 残っていただいた。


⑤ 日勤の日に、無断欠勤。
  会社からの電話が鳴っても(2度) 気づかず、眠り続けた。

  3度目の電話で、残されたメッセージ、
  『●●さんに来てもらい、勤務を代わってもらった。今日はもう来なくていい。
  部隊長が戻る頃に報告を入れて下さい』
  …を聞いたのが、9時半。

(来なくていい と言われたが、
休みだった●●さんに、お詫び(感謝)を言いたくて、
…心臓が破裂しないうちに、
…早く(その日のうちに)と、
…スーツに着替え、派遣先に向かった。
…●●さんが、お昼の休憩に行く寸前に、
…現場に到着した。

現場の皆さんが 親切なので、
自分は 幸運だと感じる。

シフトを組んでいる 婦人隊の上司が、
人員不足で 苦労している姿を見てたから、
「明日、休ませてほしいです。倒れそうです」と、
ずっと言えなかった。

そのことを、
部隊長と、婦人隊のリーダーに、やっと言えた。

2014-08-24(Sun)

心の世界は、見えないけれど

 

ブログ【ITスペシャリストが語る芸術】で、
ケイ(kay)さんが語ったこと(8月14日の記事)が、面白い。

半分、引用させて戴く。

【情報漏洩(ろうえい)事件は、ほとんどの会社で、今日にでも、今すぐにでも 起こる】
【その理由を述べる】

【ベネッセほどの一流企業ですら】
【大切な情報処理業務を】
【子会社の、しかも、派遣の、39歳にもなって】
【月給30~40万の 安い システムエンジニアに やらせていたのだ】

【2流、3流以下の企業なら、それどころではないだろう】

【つまり、コンピューター業務は】
【それほど 軽く見られているということだ】

【言ってみれば、大統領の護衛を】
【経費節約のために、道場で稽古したことしかない】
【しかも、柔道2~3級程度の ボディーガードに やらせているようなものだ】

【要人の護衛なら】
【一流の格闘家や、修羅場を潜ってきた】
【本物のプロフェッショナルを 当てるはずである】

【大手企業であれば 重要な情報処理は】
【少なくとも、その会社での 平均的な給与である】
【900万円クラスより上の システムエンジニアに やらせなければならない】
【超一流企業なら、もっと 有能な人間を当てても】
【少しも おかしくはなく、当然である】

【しかし、電算業務の重要性を 企業の老人達は】
【根本において 分かっていない(分かろうともしない)ので】
【真っ先に 経費削減の対象にするのだ】

【この 本当に重要な点が 問題にされることは 一度もなく】
【的外れな議論が されているのだ】

…中略…

【では、どうすれば良いか?】
【まず、上に書いたことが 当然と】
【認識することが 何より大切だ】
【そうすれば】
【解決策は 当然 見つかるのである】

…引用 終わり。


上記のような、
危ない橋を渡る ようなことを、
あらゆる分野の 偉い人たちが やっている。

…億万長者の介護を、
…生活苦の人に 遣らせたらどうなる?

私が盗賊なら、
その介護人を利用して、ひと儲けしようと企むだろう。

…要人の護衛を、
…借金苦の警備員に 任せたらどうなる?

私が暗殺者なら、
当然、その警備員を色仕掛けにして、…
(以下 省略)

あらゆる分野で、責任重大な仕事を、
信じられないほど 安い賃金で、
請け負ってる人たちが 大勢いる。
 
日本と云う 国は、…
10億円出しても 買えないような 宝物を、
生活苦のガードマンが 守っている。

そう云う、
お伽話に 支えられてきた国。


世を忍ぶ 仮の姿で、最近、
超一流(と、新聞には 書いてある)企業の 警備を請け負う会社で、
契約社員に 身をやつしている私も、…

生活保護を受けている 知人たちより、
不自由な暮らしをしている。

満足に 炊事する時間がない。
洗濯機を買う 余裕もない。

夏(お盆)休みなど なく、
日曜も祝日も、平日と変わりがない。

3時間以下の睡眠で、呼ばれれば 駆けつけ、
体調と判断力に 不安を覚えつつ、
『体調良好』と申告すること(嘘)を 強いられる。…
 
『ケイさん』流に 言えば、
『月90万円くらい もらっても良い』仕事を、
 20万円以下で 引き受けている。

差額を補っているのは 何なのか?
…矜恃(きょうじ)か?
…意気地?

主婦も、
コンビニの店員さんも、
ビルを清掃する人も、…

ありとあらゆる場所で、
【価値】を守り【秩序】を保つために、
【たくさんの人】が、
信じられないほどの 低賃金で、働いている。

価値と報酬の ズレ(差額)は、
見えない資産となり、この国を 守ってる。
…ように思う。

2014-08-15(Fri)

憧れの人

 
「刻苦勉励、息つく暇なき 長距離ランナーの疾走が、ここに完結」

「僕の歯抜けの唇が、君の唇にくっつかなくても、君を愛していたと言わずにいられない」

…そんな、武田泰淳の(三島由紀夫への)追悼文を 思い出したのは、
ある人のメールを読んだとき。


◆ その人とは、
キャリア支援者(就職・転職を望む人に、助言や情報提供できる人)を養成する 訓練校で、出会った。

月10万円の給付金を得て、
『半年間、勉強と就職活動に専念できる』と、
生き生きしてる人が多かった場所。
(身内の介護など、皆さん、いろいろ ありながらも)

給付金を受けられぬ私は、
夜 コールセンターで働きながら(ろくに眠らず)、
長距離を通うだけで、精一杯。
友人を作る余裕は なかった。

別に良いのだ。
友だちを作るために 学校に行った訳じゃない。
コールセンターを辞めるのが目的で、
学校は その手段だったのだから。

本当は、昨年の10月の契約を更新せず、
転職したかったが、叶わなかった。

でも、
ろくに 挨拶も返ってこないような人の下で働くのは、もう嫌だった。

仲間外れにされて、
右往左往している 立場の弱い人間が、弱音を吐いたら、

責任者に、
『いやなら辞めればいい』
『辞めない理由が分からない』などと言われてしまう、
(…責任者って云っても、正社員じゃない方には、
私には分からない 大変さが あるかもしれないけどさ…)

そんな職場に、
しがみついていたくなかった。

職業訓練校に行くことで、
週20時間以上は 働かない契約になった。

完全には 辞められずにいるけど、
健康保険、雇用保険の対象外になった。

目的の半分は、達成できたし、
今年の初めには、会いたかった人にも会えた。
(長期療養から復職したその人と、間近で、顔を見て挨拶できた)
もう、思い残すことはない。


◆ 訓練校では、さまざまな授業があったが、
(心理分野だけでも 先生が5人以上)
私は、メンタルヘルス・マネジメント(心の健康管理)に 狙いを絞り、
その検定(Ⅱ種)試験に やっとの思いで受かり、
卒業論文のテーマも「心の健康管理」で通した。

就職に成功した人、
産業カウンセラーを目指す人、
キャリア・カウンセラーの資格を目指す人、
…さまざまだった。

成績優秀で、
カウンセラーとしての力をつけるための講座に通い、
(幾つもの資格試験を控え)
家庭人としても 責任が重い。
(その人の手を 必要とする家族が、複数いる)

…そんな人が、何故 私と、
…卒業後に、メールを 遣り取りしてくれたのか?
…うれしかったが、謎だ。


◆ 小学校でも、中学校でも、
魅力的な人がいた。

何故か そう云う人と、私は、
お互いの 心に触れるような、
1対1の 時を 与えられたが、…
数年後には、音信不通になった。

(憧れの人は、
思い出の中に しまい込み、
こわさぬように 触れずにいたい)
そんな気持ちも、私には根深くあるが、…

中学の時の人とは、
(私が 卑屈でなければ、友人で いられた) ような 気がする。


◆ もう 後悔したくないから、
カウンセラーを目指す その人との縁は、
大切にしたいと思った。

カウンセラーの 助手の 卵を育てるような、
心理学の予備校で、学んだ。

先生に 褒められるような人ほど、
先生と同じ『リスク』があると、私は感じた。

…クライアントの心を踏みにじり、死に追いやる可能性を 忘れちゃダメだと。
…謙虚でいることを学ばない カウンセラーは、危険だと。

なぜかと云うと、
カウンセラーの世界には、死角があるから。
タライまわしや、責任逃れが可能なのだ。

忙しさや、
専門外であることを理由に、
責任逃れができる。

そう云うことを 恥と思わない方が、
先生として、教えてることもあるからだ。

…そうでしょう?
…N村M彦さん。

貴殿が 私にしたことは、
(勉強会に 熱心に 誘いながら、
弟子の暴走(嫉妬と嘘)を 見抜けず、抑えられず、
ボロボロに傷ついていた私を、
木で鼻をくくるような言葉ひとつで 排除した)

…貴殿の業界では、
…とがめられることでは なかったようですね。

心の専門家と云いながら、
利害関係者と自分と、身内の心しか見ない。
それで 許されると思ってる、

…そんな世界の、
…貴殿は王様だったのでしょう?


◆ 上手く伝えられないけど、
クライアント(弱ってる人間)から、
こたえを引き出すのは、
カウンセラーの特権では ない。

悩める人にとって、
1番まずいのは、孤立だ。

孤立の解消は、
カウンセラーじゃなくてもできる。

友人でも、隣人でも、家族でも、森の木でも良い。
むしろ その方が望ましいと、私は思う。

【謙虚さ】を失った カウンセラーは、
死神と同じだ。

そのようなカウンセラーは、
健全な 人間関係を必要としている クライアントの、
【希望の光】に ならない。

問題が複雑でも、
【目の前にいる人を 生かす】ことを、
最優先に 考えて戴きたく思う。

カウンセラーにしか 解決できない問題?
そんなものはない。

その人には、
カウンセラーである前に、
【どうすれば 目の前にいる人を 生かせるか】を、
考える人で いてほしい。

私が美しいと思った その心を、
何より 大切にして戴きたく思う。

【心がひろく 優しい人】である姿を、
弱っている人に見せて、
【安心】させる人で あり続けてほしい。


◆太宰治 ゆかりの地に 流れつくまで 私は、
三島サンに 憧れていた。

彼の勤勉さ、
恥を知る心、
礼節を愛する心、
お子さんを肩車している写真、
素の言葉、…
(暴露小説に書かれた 裏の顔さえ、心の美しさを現わすものだった)

私が幸運だったのは、
(彼の小説を理解できなくても)
彼を愛した人たちの言葉に満ちた本を、
手に取れたことだろう。

武田泰淳氏や、
ドナルド・キーン氏のような、
魅力的な人が いることも、
三島サンから 教わった。

私は 三島サンより、長生きしたけど、
まだ 肝が坐らない。


◆ 昨日は 木曜日、
夕方4時50分頃、
詩人(アーサー・ビナード氏)が、ラジオに出る日で、
1週間に1度の楽しみだった。

先日、警備隊の上司が、部隊長に電話をしていた。
『訓練が必要です。
彼女の都合を確認し、
良いと言ったら、
木曜日に早出してもらって、実施します』

電話を切った上司は、
『木曜日、早出して』と 私に命じた。

早出したら、ラジオが聴けなくなる。…
週に1度の 部下の楽しみを奪った 上司の強権発動が、悲しかった。

相手の都合を聞かず、
私的な時間に 仕事しろと命ずるのは、
「確認」ではない。
「権威の誇示」である。

私は、3週間 休みなしで、
5連続夜勤+2晩連続コールセンター勤務+2連続夜勤の明けだった。

翌日は 休みだが、
1日だけでは、回復しきれないくらい、
疲労困憊していた。

そんな私に、
1時間早く出勤せよと命じることが、
よくもできますな。

その人は、親切な人で、
善意が暴走したのだ。

25時間勤務や、36時間勤務で、
脳が疲労しておいでなのだ。
…確認と、命令の違いも、わからないほどに。