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2010-03-14(Sun)

青いチューリップ、青い魚、青いカバ

博物館に行った。

割引きで、入場料が 定価の8分の1だったから 行かれた。
うれしい。

ロゼッタ・ストーン(複製)や、ミイラの木棺蓋は 素通りして 私は、
青いカバ像と、
鳥のミイラと、
目が笑っているような 魚の絵皿と、
チューリップや ヒヤシンスが、舞い踊るような デザインの、大皿を探した。

最初に、鳥(トキ?)のミイラを 見つけた。
人に馴れて、愛し 愛された 鳥だったことが、伝わってくるよう。…

笑っているような 青い魚や、チューリップ、カバ(蓮の花や 鳥が描かれた 豊穣の御守り?)にも 会えた。
昔の人(エジプトや、トルコの人々)の思いが 残っているような、…
生まれてきたことを、よろこんでいるような 遺物たち。
ただ 凄い、と思う。

香料のサンプルが、5種類くらいあった。
龍涎香(りゅうぜんこう)と云う、黒い粉には、
マッコウクジラの 腸の結石 と云う、説明書きがあった。
(クジラの お香があるとは、…知らなかった)
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2010-03-13(Sat)

誰かに振られる夢を見た

JR N駅 18時20分頃

改札を入ると、前方に 白杖の方がいた。
上りホームに向かって、歩いておいでだった。
私も 上り電車に 乗るので、その人の 左斜め後方を 歩いて行った。
慣れた様子で 階段を下りて行く その人の、確かな足取りを 追いながら、…

「あ!」

その人は、右側通行をしていた。
階段の下には、大きな『逆向きの』矢印が、描かれていた。

階段には、左側通行を示す 矢印が、幾つもあった。
だから 晴眼者(見える人間)は、当たり前のように 左側を歩く。
人が まばらで、何ごともなくて、よかったけど、…
矢印と 反対方向(危険な位置)に、視覚障碍者を立たせたのは 誰なのか。…
考えたら、胸が痛くなった。

(↑上の文章・半角 約600文字を、250文字に 縮めて、ハトミミ・お国の目安箱に 送ってみた。

私のPHSからは けっこう不便で、何度も めげそうになった。
けど、何とか 送信した。

眼精疲労で、目のまわりが 痙攣しているのに ううう、…
怒りと 寂しさで、左手 親指が、暴走してしまったようだ)

2010-03-12(Fri)

苦い思い

天才コラムニストで編集者の山本夏彦氏が、
「何用あって 月世界へ」と書いていた。

その影響も あると思う。好奇心 旺盛の私が、宇宙飛行士のニュースには、興味がない。
書店で 山崎直子氏(訓練中の飛行士)の 本を見て 心が冷え、己の闇の 深さを知る。

経済 政治 宗教とは 別の次元に、…科学や 芸術がある とは思う。

用がなくても 月世界へ挑むのが、科学かもしれない。
命をかけた 任務(宇宙飛行士)と云う。

だけど、イカロスは(ろうで固めた翼で 太陽に 挑んだのは)、誰かを守るために、命を捧げた 訳では ないですよね?
止むに止まれぬ、冒険の熱に 突き動かされたような、…大がかりな遊びに、命をかけたのでしょう? などと言ったら、
お兄さんを、雪山で亡くした知人を、傷つけるかな。…
冒険家を 否定しているのじゃない。

(ただ 助けてほしかったのです。余裕のある大人に、昔の私を)

幸福の王子 のように、
虹色のさかな のように、
自らが 持っているものを(知恵や 才能や 美貌や 力を)、まわりに与えて、与え尽したら 枯れて行く(命運が尽きる)のが、…
裸では生きられない、変わった生物(ヒト)が、大自然に 見捨てられないで済む 在り方なのでは?
…などと、野獣は思ってしまうのです。

ハイチの孤児院(ハリケーンなどで 親を亡くした 子どもたち 百人がいた施設に、先日の地震で、約5百人が 助けを求めて来たと 1月23日付けの 新聞にあった)を 切り盛りしていた、
マリー・マルティン・オーシラスさんが、…
【神さまは なぜ このような仕打を】と 嘆いておられたと云う。

神さまのことは、ほとんど 分からないけど、…
人を助けるのは 人のつとめと、野獣は思う。

長い間 助けてと、言うこともできないで、
虐待の後遺症に いまだに苦しむ私は、
10年早く 治療を受けられたら、
20年早く まともなカウンセラーに出会えていたら、
30年早く 保護されていれば、
…などと、思っても無駄なのに、思うことが 止められない。

2010-03-11(Thu)

勇者の言葉で もちこたえる

夢人さま

体調が 戻られつつあるとのことで、何よりです。
ブログ(生きてるだけで丸儲けっ!!)の 読者でありながら、
神さまの話には ついて行けず、寂しくなることが あったのですが、…
昨日(平成22年3月10日)の記事の 神さまは、私にも(7割方) 分かりました。うれしかったです。

治療現場では、辛いことが ありました。
(奇妙な言葉を 耳にして)

夢人さんが 私を、
【地雷原を 歩くような、安全な道の ありかを、人に知らせる役目】と おっしゃった意味が、ほんの少し 分かった 気がします。

脳波を 測定されました。

『どれくらい、α(アルファー)波が 出ていないか、測定してみましょう』と 言われて、始まりました。
(まずいことに なりそう)な、気がしたのだけど、…黙って 検査を受けました。

「ピーピー鳴っても 気にせずに。それは α波が 出たときの音です」と説明の上、
心理療法の 前後と、最中の 脳波が、測定されました。

最初から 最後まで、ピーピー ピーピー、機械は 鳴き続けました。

ストレスたっぷり、つまり、赤で表示されるβ(ベータ)波 優位の 波形と、赤い円グラフを、先生は 予想していたのに、…

緑(α波)が、やけに目立つ 波形と、円グラフが、出てしまったのです。

機械の故障を 疑わず、
「どう理解しよう」と言った先生を、素直な人だと 思いました。

この【男前】な先生に、私は 賭けているのです。

私は(身体は 女ですが)、夢中で 働いていたときは(頭の中は)、殆ど 男でした。

今年 ようやく スタートした 精神の治療を、私は 仕事と とらえています。

そして 元ヤンキーで 高校 中退後、人生の荒波を くぐって 臨床心理士になり、
「主体は クライアント」と 言い切る 先生の、
【男気ある】仕事ぶりに、賭けているです。

「この先生となら、心の不発弾を、一緒に 処理できそう」と 思ったのです。

『この脳波は、訓練した アスリートの パターンに近い。鳶が鷹を産んだことに 気づかないまま ご両親は、この世を 去って行かれるのでしょう』
そんなことを 言われちゃいました。
(治療現場で、臨床心理士の先生に)

夢人さん、…
聞かなかったことに しようと思いました。けど、無理でした。
(不発弾がひとつ 爆発したようです。痛いです。そして悲しい)

人生は、傷つけ 奪いあう場ではなく、…
支えあい、与えあうものだと思いたい。思いたいのです 私は。

これは と思った治療者の 肥やしになるなら、実験台にでも 踏み台にでも、なって 差し上げましょう。

不発弾が 幾つか爆発しても、私は 心を健康にしたい。(自傷が 止む くらいには)

私の 治療が 済んだら、心理士先生の夢(NPO法人化・30年計画だそうです)の実現も、早まりそうな 気がします。

2010-03-10(Wed)

1年くらいで お釈迦にして、ごめん

傘の柄が、強風で折れ、千切れてしまった。
雪が、霙(みぞれ)に変わった晩。

防水加工なしの ウインド ブレーカーは 濡れて 冷たく、綿の手袋は 役に立たず、…

千切れた傘が 突風で、飛んで行かないように、
誰かの安全を 脅かす 凶器に ならないように、
かじかむ短い指で、必死に 傘の軸(細くて ひんやりした金属)を握り、雪道を 帰ってきた。

最後まで働いてくれた 傘に感謝。お陰で私は 無事だった。ありがとう。