心理士先生に 会うと、
「今日の気分は?」と 尋ねられたが、
だいたい いつも、…
『底無し沼に、鼻まで 浸かってる感じ』とか、…
『火山の中で、マグマに 包まれているよう』とか、…
最後に会った日が 1番ひどくて、
『何も見えない 真の闇』だった。
…当然と云えば 当然だ。
治療の途中で、(経済的事情で)治療者と、断絶するのだから。
生き残りをかけた、戦闘中である。
私の敵(命を脅かす 悪意なき存在)は、…人格に 障碍を負った人々。
(私自身も、人格が、破れ 綻びているが、家族や、いきなり 長電話を かけてくる知人よりは、軽症だ)
孤独な 戦い。
立ち上がることすら、難儀になっている。
やっと見つけた、杖。…
それが、心理士と云う 名札をつけた、人だった。
それを、私は、…再び失うのだ。
【勉強すること】を、すすめられた。
良いと言われた テキストは、
【パーソナリティ障害(人格障害)のことがよくわかる本】
【境界性パーソナリティ障害のことがよくわかる本】
2冊とも 購入し、読み、…げんなりした。
「ボーダーと云う障碍は、必ず治る」
「治療できる専門家は 少ないし、理解している専門家も 少ないが、治る障碍で、治った人の人生は、豊かなものになる」
…と、心理士先生は、お別れに、言ってくれたけど、
『見捨てられることへの不安』と、
『未熟なパーソナリティ』が、
この障碍の 根底にある、なんて 書いてあるから、
「誰がじゃ?」と、言いたくなる。
自分に 当てはまると 思える点は、
自傷行為など、ごく わずか しかない。…
『捨てられること』など、恐くはない。
親から 殺されそうになったり、それより ひどい目にも 遭ってきた者に、そんな可愛い感情(見捨てられる ことへの 不安)が 残っているなら、その人は 夢想家だ。
(私は、現実を 無視できない)
私が『未熟な人格』であるならば、…
犯罪者となって、絶望を、他者に 押しつけたり、
他人を(平然と)巻き添えにして、とうに 自殺している…気がする。
心理学や 精神医学を 牛耳っている人は、
人間(障碍者)の 誇り(尊厳)ってものを、考えないのか?
まあ いいや。
今日は 真っ暗闇でも、明日は 分からない。
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