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2011-03-22(Tue)

魔道に 片足 突っ込んで 天に唾する

料理を学ぶ所では、
「新鮮な素材を 選びなさい」と言われた。
家政科でも、マクロビオティックの料理教室でも。

鮮度を見るのは、確かに 大切なこと。
(うっかりすれば、命にかかわる)

だけど、そこで終わっちゃう教育は 哀しい。

必要以上に 鮮度に こだわると、心の健康が損なわれる。

「しなびた野菜でも、このようにすれば、こんなに美味しく戴けます」
…そこまで教えないと、特に 子どもは、
われさえ(自分の身内さえ)良ければいい人に、なりかねない。

◆『買い占めに走って 当然だよ、政府が頼りないんだから』と言われて、考えた。

ふだん、食糧品を買うときに、
1番 新しい物を、選んで 買う癖がついている人は、…
何かあったら、買いだめに走っちゃう だろうな、
…と 云う気はする。

『少しでも 新鮮で長持ちする食材を 買うことが、家計をあずかる 主婦の義務です。良妻の心得です』
…などと、短大(家政科)では、指導されたけど。

皆が、1番 新しいものばかり 買おうとしたら、どうなる?
期限切れで 廃棄処分になる物が、増えちゃう。

日本では、震災前は、
身の丈に合った、程々の たくわえなら できた。
(物を 備蓄できない私でも、かつえ(飢え)に 慣れる 訓練は できた)

TVの ニュースに、あわて ふためき、
トイレットペーパーなどを 買い占めたのは、
備えがなく憂いのある 病人さんだったかもしれない。
ちょっと想像力が 弱い人だったかもしれない。
心に 北風が吹いて、寒い人だったかもしれない。

先日、ドラッグストアの 棚の前で、年輩の婦人に、泣きそうな顔で 言われた。
「何を買ったらいいの? 何もないじゃないの」

「ねええ」
情けない声で、答えた。
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2011-03-21(Mon)

弱いところ

ひとり暮らしの 病の床で(大した病ではない。明日は這ってでも 職業安定所に行く予定)で、
唯一の 情報源だからと、ラジオ(停電時は使えない、ラジオ以外の機能は 故障ぎみの 古い ミニコンポ)を聞いていた。
けっこう凹む。

『ファイトォ!』
中島みゆきさんの歌ですかね。
もう頑張りたくない。
これ以上 頑張ると 悪鬼になりそうだから、
(理由は 分からないが、私の耳の5〜7cm上は とんがっている。いつ ツノが生えてきても 不思議じゃない感じ。左右対称じゃないのが 可笑しい)
…だから休みたいよと思ってるときには、きついな。

ライオンハーテェド(?)
すマップさんの歌ですかね。

獅子心王(大英帝国の英雄)は、身内には優しかったけど、異教徒には 残酷でしたよね?

獅子(ライオンのオス)じたい、自分が気に入ったメスに 連れ子がいた場合、その いたいけな 子ライオンたちを、食い殺しますよね。

弱者を かえりみない、猥談好きの元 宰相の メールマガジンのタイトルも、確かそんな名前(獅子の心を意味するもの)でしたよね。

かぜにたつライオン?
佐田雅志さんの歌でしょうか?
意味は分からないけど、激しく落ち込みました。

日本で生まれ、日本で学び、海外に飛んで行き、異国に根をおろす方も、いらっしゃることでしょう。
その逆の方も、いらっしゃるでしょう。
淡々と なさればいいことです。

(モデルが いるのじゃないかしら?
モデルとなった人は、自分の半生を 謳い上げたりは していないでしょう。
作家が、その人をモデルにして、自分の言いたいことを 歌になさったのでしょう)

佐田さんの歌は わりと好きだけど、…
耐え難いと 感じることもある。

佐田さんは、優しい人だと思うけど、…

思い出の中にさえ、帰るところがない人間の心は、
人に生まれて良かったと、思えた記憶がない人間の心は、
彼の詩で、ときどき傷つく。

パスポートも 持てない。
地を這うような暮らしも、悪かない。

大地に膝をついて、身にしみてくることもあるから。

2011-03-20(Sun)

親愛なる 杏樹さま

お手紙と 板チョコレートを 受け取りました。
地球の裏側から ありがとうございます。
あたたかい お気持ちに、感謝しています。

先日の地震で、
我が家では、物が散乱した程度でしたが、
(去年の12月に、私が行った)九段会館の大ホールでは、天井が落ちて、負傷者だけでなく 亡くなった方もいました。

パニックを防ぐため?
(国内では)官房長官が、原発事故について、危険地域を 最小に見積もった会見を 繰り返していますが、予断を許さない状況です。
東都でさえ、トイレットペーパー、懐中電灯、携帯ラジオ、水のペットボトル、缶詰などの買い占めが 起きています。

(被災者を 置き去りにして、自衛隊員が逃げ出し、
ある避難所が、パニックに陥ったニュースも 伝わって来ました。泪)

東京電力は、原子炉6機が 使えなくなったので、輪番停電を開始しました。

供給エリアを 5組に分け、1日に 3時間ずつ 電力供給を止める(組によっては、昼と夜、2回停電する)と云うものです。

非常事態ですし、2次災害防止のためなら、何でもしたい。

ただ、分かりにくい。
自宅や職場が、何組なのか?
インターネットなどで 調べないと、分からない。

分かったら、次は、…
今日の、明日の、私の組の 時間割は?
これも、インターネットなどで 調べるか、
ニュースで、運よく聞けないと、分からない。
(防災無線が 流れますが、私には 全然 聞き取れません)

停電中は、電車や 信号が 動かないことがあり、危険です。

東都の民は、この分かりにくい停電に 翻弄され、
福島第1原発の事故について、冷静に考える余裕を、持てずにいる気がします。

いまだに『日本は 原子力に頼るしかない』と、ラジオで断言する方がいます。

本気だとしたら、哀しいです。

地震大国JAPANの原発が、
チリ地震レベルの津波や、マグニチュード6.5を基準に設計されたことを、
どれだけの人が、知っていたのでしょうか。
(それが40年前の、アメリカの基準だったようで、最近では マグニチュード8に耐える仕様になっていたそうですが、今回の地震は マグニチュード9でした)

ラジオで、私が贔屓にしている サキヤマ・トシヤ氏(TBSの記者)が、
「原発をつくらないと、日本は、大量に所有している核燃料で、核兵器を作るのではないかと、世界中から疑われてしまうのです」
…と 解説していたのは、そんなに昔のことでは ありません。

東京電力は この4月から、電気料金を 値上げすると言ってました。
理由は、民間から(太陽発電などで余った)電気を買う システム整備のため。

自家発電装置や 太陽発電機を持たない 一般人にとっては、ただの値上げです。

すべての家庭や 事業者に、発電機を 貸し出した上で、そう云うことをするのなら 血が通ったシステムだと思えるけど、そうではない。
『富めるものを 更に豊かに、貧乏人は ますます苦しんでも 仕方ない』と云う 発想のようでした。

※ たとえば、手回し充電ラジオや、雑踏(人の歩いた振動)で 発電する技術があります。
それらを応用すれば、モグラ叩き式とか、足踏みミシン式とか、サンドバック式とか、…
多種多様な 人力発電機が 考えられます。

楽しい発電機を いろいろ試せる テーマパークとか、
内職用の発電機とか、
混んでる職安の 待ち時間の イライラ解消用 ゲーム式発電機とか、…
何故、出来ないのでしょうか?

原子力でいいのだ、原子力しかないと、
信じる人(専門家)が、多いからではないでしょうか。

昔、原発に関する本を読み、私は、少しだけ 覚悟していました。

長崎で原爆に遭い、玄米と味噌を 食べていて 後遺症を免れた人の話があります。
(玄米には、デトックス効果が あるらしいのです)

私は、玄米を発酵させたもの(ネットで「玄米酵素 作り方」で検索すると、ヒットすると思います。3日目を過ぎたら、保温し続けなくても大丈夫。24時間のうち、3時間程度 保温状態にすれば 10日もつ。少なくとも 我が家では)を、常食しています。

半分 気やすめですが、それで充分です。

私は いつも通りです。
大丈夫です。

お元気で、良い週末を。

Tentekomaimai

2011-03-19(Sat)

許されたい

原子力発電所については、チェルノブイリ事故の後で、いろいろ読んだり聞いたりして、
ずっと、やめてほしいと 私は思っていた。

『電気を無駄使いするのは、核廃棄物(極めつけの危険物)を 増やすことだぞ』などと云う 乱暴な言葉で、自分を戒めてもいた。
核廃棄物を ガラスで覆って 地下に埋めると言うCMは、狂気の沙汰に思えた。

そう、私は、核分裂をイメージした ロゴマークの会社(東京電力)と契約しながら、原子力発電を恐れ 否定していた。

ごめんよ、ウラン。
ごめんよ、プルトニウム。
ごめんよ、モックス。

心配してた。安全性を、ずーっと 疑ってた。

不本意であっても、原子力発電の恩恵にあずかりながら、原子力発電所を愛してませんでした。

恩恵にあずかりながら、ときおり「ありがたい」と思うことさえ まれで、…
『ないと困る』と、権利のように 考えがちだった。

原子力発電に対して 私は、
『お前なんか嫌いだ、不吉だ、でも俺のために働け!』
…家庭内暴力男みたいでした 。

すまぬことでした。ごめんなさい。

私が 眠りに落ちたときは、夢の中で 雪女になり、
地震と津波で 傷んだ原子炉を、氷より冷たい 手と息で、ねぎらおう。…


◆ 玉蔵さんの本を読んだのは、1年くらい前だっけ?
ブログも読み、穏やかな疎開先の様子が うらやましかった。

私も、空気が綺麗な(光化学スモッグのない)、大きな自然の懐で 暮らしたいと、ずっと思っていた。

でも、身軽になれず、動けなかった。

昔は ときどき ひとり旅をしたし、
どこででも 暮らせると 思ってたけど、
最近は、旅にも 行けなくなった。
南国(墓参り)にも、10年近く 行かれずじまい。

体力まかせの アルバイトは 出来なくなったし、
保険代理人としては、もう頑張れない。…
(謙虚に 資金を集め、リスクに備え、社会の 不安を減らす。
損害保険って、そう云う産業だった はずなのに、…
10年くらい前から、全然 違ってしまったような 気がする。
情けなくて、辛くて、悲しかった)

引っ越し資金も、旅の資金も、作れなくて、
ここが 終(つい)の棲み家かもしれない。

3月からは、明るいことを書きたいと 考えていた。

此処に(このアパートに)住めて 良かった(楽しかった)ことを、思い出していた。

自分のことを 大切に出来ないまま、これ以上 生きるのは、辛すぎる。

自分を許すことや、大切にすることが 出来なくても、
30年くらいは、何とか耐えられた(ごまかせた)けど、もう無理。
限界です。

だからって、
好きでもない自分を 愛したり、
顔も見たくない自分を、打算で 許せるはずもない。

だからせめて、住んでるところに、感謝を捧げようかと。

「ハナイバナの 小さな小さな花の 美しさに驚いた」こととか、
「タネツケバナの 強さと可憐さ」
「桔梗草の 逞しさと美しさ」
「何も 希望が ないときに、私を励ましてくれた、ナズナの 精緻なロゼット」
「水溜まりにやってきた 空色に光るトンボ」
「追い抜いて行った ヒバリ」
「満月の まわりにかかる 虹を見て 震えたこと」
「尻尾の切れた ヤモリの教訓」
「動く帰化植物、ギナンドロプシスの 地味で妖しい美しさ」
「押し入れに 入り込んでいた 白い仔猫」
「大きいヤモリと 小さいヤモリを 同時に見たときの楽しさ」
「小さな小さな クワガタたち」
「オナガのヒナ」
「金属を 叩きまわる キツツキ(コゲラ)の将来を 心配したら(変わり者 過ぎないかい? 嫁さん見つかるの? などと…大きなお世話でした)、ちゃんと 嫁さん見せてくれた」ことなど、…

心やすい人(人間)と 過ごす、素敵な時間も あったけど。
それは、私にとって、限りなく 夢に近い できごとで、現実と 思えない。…

花火のような お祭り。
1話完結の映画(ドラマ)みたい。
私の日常生活からは、浮いてしまっている。

私の足が、地に着いていないから?

自分を、危険な存在だと 思ってたから、
心やすい人に、危険が及んだら 大変だから、
1日だけ頑張った。
(ボロが出ないように)

長くても 3日が限度。
(獣の心を 眠らせて、やわらかい人間の 真似が できるのは)

許したい。
許せぬ。
…同時には無理だ、

その無理なことに、20年以上 挑んで来たのだ。
アホと云うか、徒労と云うか、…疲れて当然だよ。

誰にも 止められない。
誰の責任でもない。

自分を 産業廃棄物みたいに思い込み、(心理的に)隔離していた。

自分を 守る気になれず、
周囲を守るために、自分を 封じ込めていた。

無理をしても 身軽になれないと云うことは、もう分かった。…

美しいものを 見逃さない程度の 元気くらいは、取り戻したいと思う。

2011-03-18(Fri)

こわいときは カタカタ震えて 縮こまる

こわい話だから 子どもは読まないでね。
神経過敏な人も 読まないでね。
心的外傷の話だからね。

文章がまずくて、受け取る人によっては 笑い話かもしれないけどね。
ここは、怨霊に なりかかってた私(餓鬼)が、
みずからの 鎮魂のために 設けたブログです。

私のことを【育成ゲームのキャラクター】と勘違いしてる人は、
読まない方がいいですよ。
私が 怨霊に なりかけてるのは、
そう云う人への 激しい怒りによるところが大きいです。

面白半分に読んで、闇にとらわれても知らないよ。
増やしたくないんだよ 私は。
心のアンテナが 地獄に向いてるみたいな、私の同類を。


◆ 私が住んでる地域の、住宅手当や総合支援資金貸付の窓口は 社会福祉協議会だった。

職業安定所に【第二のセーフティーネット 支援ガイド】なるものがあり、
職安の人に尋ねたら、
社会福祉協議会が 窓口ってことも、職業安定所の書類が 必要ってことも(関係者なのに)ご存じなくて、
『市役所に聞いて下さい』と言われた。

市役所に聞いて、社会福祉協議会に たどりつくまでも、時間がかかった。

心身共に疲れて、民生委員や 地域包括支援センターの社会福祉士からも 理解を得られない(傷つく対応をされてきた)人間、ひとりで 手続きしないといけない人間には、心が萎えるようなことが 多すぎる。

地元の社会福祉協議会で、私の担当になった人は、電話で話したときから、
言葉は丁寧だけど、冷たい感じのする人で、
出来れば お会いしたくない人だと、私は思った。

会ってみたら、30代くらいのその人は、手慣れた様子だった。

私も、できるだけ感情的にならぬように、心がけた。
お世話になるのだから。
助けていただくのだから。

だけど、
私の去年の収入が、総合支援資金貸付の利用者たりえるか 微妙だった。

結果としては、だめになった。

(担当者によれば、提出した書類の順番が 逆だったら、通ったかもしれないとか)

そう分かったときの、担当者の顔(表情)の冷酷さに、私は凍りついた。

「では、私のような人間は、どこで救済されるのですか」
『ハローワークさんでやっている、長期失業者支援か、就職活動困難者支援が受けられるかもしれませんね』
「ああ、今月で終わる事業ですね」
『・・・』

どちらの制度も、私は対象外。パンフレットを読めば分かる。

私の担当になってくれた 社会福祉協議会の人は、
私と云う人間を、支援したい訳じゃなかった。

自分が(窓口になっている制度で)支援するに足る人物か、私を値踏みしていたのだ。

だから、彼の労力に 報いない、期待外れの人間だと分かったとき、
あからさまに 私に、憎悪の目を向けたのだ。
『死ねば? 社会のゴミめが』と云うような顔。

◆ 暴力によって出来た胎児を、欠陥心臓では 普通に産めない恐れがあるので、中絶したとき、
手術前の検診中、予告なく、いきなり、私の頭を、手で持って、動かした ナースがいた。

ベットに固定されていた、私の頭は 混乱した。
向けられた 目の前には、子宮内を映す、超音波の画像があり、
ゆらゆらと動く 胎児の姿があった。

『これが あなたが殺す 子どもです』
ナースと ドクターによる、中絶手術に臨む女への 懲らしめだった。

『あなたは人殺しです』
『あなたはこれから この子どもを殺すのです』
『一生 後悔しな』
そう云う 精神的暴力。

あのときのナースと ドクターと、
社協の青年の態度が、
私には 同じに思え、心底おそろしかった。

弱ってる人間を、助ける役目を担いながら、
弱ってる人間を、2度と這い上がれないんじゃないかと思うような奈落へ、
人に生まれたことを後悔させる崖下へ、突き落とすことして、憚らないのだから。

住宅手当の申請は、まだ通る可能性が 残ってるから、
今日も 社協に行かなきゃならない。

住宅手当(家賃の補助。全額ではない)が もらえたら、
就職できるまで 月2回(半年間)、
社協に出向き、担当者の 面接を受ける決まりになってる。

今日は 仕方ないけど、
次回からは、担当者を 替えて戴きたい。
当地の社協の人は、皆 同じ心構えで 仕事をしている可能性がある。
担当者を 変えてもらっても、同じことかもしれないけど、

担当者も きついはず。
担当者も、私と会うと、心が荒んでしまうと思う。
(彼のキャパシティーを 超えてると思う)
担当者のためにも、いずれは(電話で)担当者の変更を 願い出よう。