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2011-05-17(Tue)

木いちごの泪 ①

公園の 植え込みに、木いちごを見つけた。
芋虫を避けて、摘み採ろうとしたら、…
公園の 管理者らしき人に、止められた。
「いちごはいいけど、放射能かかってるぞ!」
「間違ったことは 言ってねえ!」

そう。東都には、
つぎあての服を来て お育ち遊ばした、てんしさま(天皇陛下)だけじゃなく、…
事故った 原子力発電所からの 放射性物質も、降臨している。

(以下は、玉蔵さんのブログから)

【皆さん、こんにちは】
【私は、肥田 舜太郎という 内科の医者です】
【94歳ですから、あまり、確かなように 話すことが 出来ないかもしれませんが】
【皆さんに、広島・長崎 原爆の 本当の、被害の中身を、お知らせします】

肥田 舜太郎(ひだ しゅんたろう)
1917年 広島生まれ。
1944年 陸軍軍医学校を卒業、軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。
1945年 広島で被爆。被爆者救援にあたる。
全日本民医連理事、埼玉民医連会長などを歴任。
現在、全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者中央相談所理事長。
自身の被爆体験を原点に、被爆者治療と核廃絶運動に関わり続け、今なお 精力的に講演活動中。
著書 『広島の消えた日 被爆軍医の証言』、『内部被曝の脅威 ちくま新書』など。

【ご承知のように、原爆は 放射線のエネルギーを もとにした爆弾です】
【今までの どんな兵器とも違う、放射線を燃料に使って 爆発させる】
【その被害を 受けた人は】
【やけどしたり 強い爆風で吹っ飛ばされる他に、放射線で 体を壊します】
【直接 爆発の下にいた人、いわゆる ピカを浴びた人は、頭の毛が 抜けたり、血を吐いたり、体に 紫色の斑点が出たり、特殊な 5つの症状で たくさん死にました】

【放射線の粒は 爆発した町に残って、地面の上に 降り積もった】

人は それを触った。
人が歩くと、放射能を含んだ 土ボコりが、飛び散り 舞い上がった。
そのホコリを、人は 吸い込んだ。

【また 水源地が侵されて、水の中に たくさんあるのを 飲んだ】
【それから あの、きのこ雲には、生のままの プルトニウムとか、ウラニウムと云う 放射線の粒が、中に いっぱい詰まっていて、それが 成層圏まで 舞い上がりました】
【しかし、小さな粒でも 重みがあり、降ってくる】
【だから、親を探しに 街に入った人や、妹や弟の 様子を見に入った人が】
【今の医学では 診断出来ない、 不思議な病気で 大変 苦しみました】

【それで 大部分の被爆者は】
【今から10年ほど前から、癌や白血病という 悪性の病気で、死んでいます】

【つまり、戦争の終わりに 被爆した人が、60年生きて】
【その間も、健康に 過ごせたのではなくて】
【しょっちゅう お医者さんに行って 入退院を 繰り返した】
【だけども 病気の本体は よくからない】
【そう云うことで 苦しんだ人が、最後は 癌や白血病で 命を取られる】
【放射線は そう云う性質を 持っているのです】

【直接 ピカを浴びて、やけどしたり 大怪我した人たちが いた】
【強い放射線で 殺された】
【これは、隠すことが出来ないので、アメリカは、認めたんです】

【ところが 後から街へ入った人が】
【今の医学では 分からない いろんな病気で苦しんだ、と聞いても】
【それは その患者を診た医者が、原爆を 悪く言う デマを飛ばしているのであって、体の中に入る わずかな放射線は 害がないと】

【原爆を 広島に落として、1ヵ月と2日目】
【原爆を作ったグループの 2番目に偉い軍人が来て】
【まだ マッカーサーが 日本へ上陸する前に】
【焼け残った 帝国ホテルの前に、外国から来た ジャーナリストを集めて】
【微量な放射線は 体に入っても 害はないと、世界に向けて放送し】
【日本の政府にも それを承知しろと】

【広島・長崎の被爆者は】
【アメリカの軍事機密である 原爆の秘密を、自分の体で 知った訳だから】
【これは アメリカの軍事秘密だから、人に 喋ってはいけない】
【書いて残してもいけない、もちろん 写真や、絵で描いてもいけない】
【もし違反した者は 厳罰に処すと、占領政策に、最初に それを宣言したんです】

【だから、広島・長崎で 被爆して、兄弟も親も みんな死んじゃった、財産も亡くなった、行き場もない、そこら辺で 倒れて 寝っ転がっていた たくさんの被爆者が】
【私は 広島・長崎で 原爆を浴びて、とても困っています】
【助けて下さいって 言えなくなった】

【アメリカが 日本に原爆を投下したことも、大変な罪悪ですけれども】
【それにも増して】
【戦争が終わって、自分たちの落とした爆弾で、医学で治しようもない 大変な病気を負っている被爆者に、生きる道を閉ざすようなことを アメリカはしました】
【それは 新しい爆弾の秘密が、よその国に漏れることを 恐れたからです】
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2011-05-13(Fri)

野いちごの候

見知らぬ青年「ろうぞ」
私「大丈夫です」
見知らぬ青年「すぐ次で降りますから」
私「ありがとうございます」

障碍者らしき青年が、列車内で 席を譲ってくださった。
私は、妊婦ではなく、重度の身体障碍者でも、高齢者でも、重傷者でも、重病人でもない。
ただ 疲れきっていた。

重い鞄を、網棚に載せる 力もなく、
(傘だけでも、手すりに掛けられて よかった)と 思い、
上着と 鞄を抱え、進行方向を向き、右肩を ドアに預けていた。

電車を降りた後に 出くわした青年たちは、
通路で 円陣を組み、立ち話に 花を咲かせていた。

五体満足と おぼしき彼等は、
通行人(私)が 近づいても、
人の顔を 見やるだけで、一歩も 退かなかった。

口を開く気力も なかった 通行人は、そこを 通り抜けるために、
カニ歩き(横歩き)せねば ならなかった。

『スクールに通って良かった』
『コンピュータのこと、分かってきました』
のぼせた若人(わこうど)の会話が、くたびれた通行人の 耳に届いたとき、
通行人の 心に湧いて出たのは、憤怒と侮蔑だった。
あの瞬間、私の心は 真っ黒だった。

余裕ありげな 人間たちが、
くたびれ果てた 人の道を阻み、
くたびれた その顔に目をやった。

その通行人が、美形でなく、
利害関係者でも なかったので、…
ふんぞり反ったまま、
内輪話に 夢中になっていた。

その 悪意なき 振る舞いが、弱った人間の心を、
(一瞬にせよ)悪鬼に変えた。

神(大いなる自然?)の心に まつらおう、
強い身体と 清い心を持ち、
自他を 害するのではなく、活かさんと 請い願う 通行人の心を、
悪鬼に変えるほど、
感性の退化(鈍磨)した 青年たちの魂よ、
何処へ 行くつもりか。…

(そんな 烏合の衆に こだわる)獣の心を もつ私に、
席を譲ってくれた青年は、
ドアに向かって 立っていたが、
1度だけ 振り返り、私を見た。

私が 微笑んで会釈したら、会釈を返してくれた。
その様子が、いたわりに満ちていた。

私などが 席を譲った日には、譲った相手に 気を遣わせまいとして、
別の車両へ 移動する。
譲った席を、振り返ったりしない。

けれど、純粋な愛に基づいて 生きている人は、
「あの人、大丈夫かしら?」と云う 思いだけに従い、
譲った席を 振り返るのだと、教えてもらった。

2011-05-08(Sun)

エルム + オーク + …

明日から パートタイマーとして、オペレーター(ある 保守関係業務の電話受信)を 務めることになっているのに、のどが痛い。

(>_<) 就労支援相談員が 『風邪をひくのは、気がゆるんでるから』などと言ってたけど、それは 私には あてはまらない。
極度の緊張により、免疫機能が低下して、のど風邪ひいた感じ。
(免疫学に 詳しい訳でもないのに、私も 適当なことを 言っている)

情けない。…
時給850円(固定)であるから、めいっぱい フルタイムで働かないと、日干しになってしまう。
住宅手当が ある間に、多少なりとも 貯金しないと、…眼科(斜位)の 定期検診にも行けない。
体力も 向上させないと、歯車としての パートタイマーでない(それだけで 生活して行ける)仕事も、探せない。
…もの凄い プレッシャーなのですよ。

4月末に、バッチ レメディー(エルム、オーク、パイン、クラブアップル、オリーブ、ホリー、レスキュー)を、アドバイザーに選んでもらって 飲み始めた。
5月8日から、当座、立派な歯車に なりたいから。
…それを 嘲笑うかのように、のどが痛い。

住宅手当受給者は、月2回(平日)、就労支援相談員の 面接を受ける 義務がある。
今週、それがある。

『毎月20枚、履歴書 送っても、半年で 就職できない人がいた』とか、
『住宅手当の半年なんて あっと言う間。ほとんどの人は、その間に 就職できない』とか、
ネガティブな情報は、もう聞きたくない。

就労支援相談員と 云っても、
履歴書・職務経歴書ノイローゼで 参っているよーな人間を、命がけで サポートしようなんて 思っちゃいない。
その役職の意義を、深く識らない人が 担当なのだ。

30分間の 報告と雑談に、全力を尽くせば良いとしか、多分、認識してないから、
相手(困窮者)に 共感は出来ても、…
他者の中に 眠っている、歓喜の種に 必要な水(に 相当する言葉:言霊)を、与えられないのだろう。
他者からの 吉報がなければ、延々と ネガティブ・スパイラルを なぞるのでは?
だから『相談員である自分にも、責任があったと思う』と言いながら、…
そう言い訳すれば、責任を免れると思っているのでは?

カウンセラーを 志す人よ、
悩める者を 腐らせるな。
ひと生かす言葉を、選びたまえ。

2011-05-05(Thu)

写真の力

『まいさんへ

何年か前、DV男と離婚した子連れの超重量級の人が、お洒落と気配りでモテ女になり、再婚して恋愛カウンセラーになってメルマガ出してた。
彼女にメールしたの。凄く苦しくて“助けて”って。
忙しかったとは思う。返事が来たのは1月後でした。“個人カウンセリングにきて下さい”って。
何万もする個人カウンセリングなんか行けない!
ホントにデキル恋愛カウンセラーなら、灰かぶり娘から、大金の前金とらないでいいでしょ?玉の輿に乗せてから?回収したらいいじゃん?いつもごちそう食べてんだから。
彼女メルマガに連日、美食の話を書いてた。

悔しくて泣けた。能力誇ってても、貧乏人は相手にしないのね!ホントに不幸な人間を飯のタネには、ましてや美食のタネにはできないもんね!

腕、振ってますよー300回×2/day!
朝昼晩2000回でガンが消えたんなら、過食も治るかもしれないよね!?

前にもらった新庄とパンダちゃんの写真、枕元に置きました。
(*^^*)はぐれパンダでも、かっこいい人から真剣に優しくされたら、明るく元気になれたんだよね。
美食マニアの超重量級でも、ラブ注入してくれるヒトをゲットしたら恋愛カウンセラー』


***様

そうですね、重量級でも、…
お洒落で 見た目が優しく、話し方も やわらかく、
美味しい空気を 醸し出してくれる人なら、需要は あるでしょうね。

***さんの長所、…
(悔しいと 激怒しながらも)

> 忙しかったとは思う
…とか、

> ホントに不幸な人間を飯のタネには、ましてや美食のタネにはできないもんね
…と、発想できるところ。

その分、感情を抑えて、苦しかったかもしれませんが、…
人の陰気(恐怖、怒り、不安、嫉妬などの感情)を、エネルギー源にする(見えない)存在がいて、
人間を 操っている…と云う 噂もある 浮き世にあって、
貴女は 守られていたと 思います。

(私の勘では)腕振り体操の、コツが つかめて、
毎日 千回くらい、自然にできるように なった頃には、
貴女の摂食障害は、消えてます。
(60歳以下の 健康維持には 2百回でよいと 本には書かれていますが、
長い年月、自傷で 心身を苦しめてきた場合、80歳レベルの回数:千回以上が 望ましいかもしれません)

「焦らず、怠らず」で、お願いします。

新庄剛志さんと、熱く見つめあう 子パンダ。まっこと 愛らしい。
(4年前の新聞だから、原紙は すっかり セピア色に なりました)

2011-05-02(Mon)

子どもだった

さまざまなヒントを戴いた ケイ(Kay)氏のブログから、そろそろ卒業し、
ネットに接続する時間を、極力 減らしたいと思いながら、なかなか そうできない。

5月1日の【皇后陛下の自己犠牲と愛】を読み、
(そうだろうな)と うなずいた言葉と、
(やだやだ、ああやだ、以前の私は こんなだった)と 思うところがあった。

(以下 引用)

【今日の昼間、たまたま 来客とテレビを見ていたら、皇后陛下が 10歳の時に書かれた 作文の話をされていて、それが非常に印象深かった】

【それは、古事記の中にある、倭建命(ヤマトタケルノミコト:日本書紀では 日本武尊)の妻の 弟橘媛(おとたちばなひめ)のお話である】
【倭建命の乗った船が 海神の怒りにより 大浪で難破しかけた時、弟橘媛が 身代わりとなって 海に沈み、倭建命の命を救ったというお話に、わずか10歳だった 美智子様は、自己犠牲と愛は 等しいものであると 感じたという】

【このお話は、第26回 国際児童図書評議会(IBBY) ニューデリー大会の基調講演で、お話しされた中にもある】
【この中で、皇后陛下は「愛と犠牲という 2つのものが,私の中で 最も近いものとして,むしろ 1つのものとして感じられた,不思議な経験であったと思います」と 語っておられた】

【10歳の少女が そのようなことを考えたとは 驚くべきことだが、それで 私が思い出すのは、ドクター・ハマーの呼び名で知られた、アメリカの国際的事業家 アーマンド・ハマーのことだ】
【ハマーは、子供の時に1つの誓いを立て、寝る時に 何度も繰り返したという】
【彼は、神に、「自分に できる限り、素晴らしい人たちを 助ける力を 与えてください」と 祈ったのだ】

【アルベルト・シュバイツァーは、20歳の時、「30歳までは 自分のため、それ以降は 人のために生きよう」と誓い、30歳で、学者、音楽家としての 地位と名誉を捨て、医大に入学した】
【アルベルト・アインシュタインは言った。「自分以外の者のために生きるようになって初めて、我々は 真に生きはじめる」と】

【こうして見ると、自己犠牲の生贄は、自我であると思う】
【普段の生活の中でも、自我を十字架に磔にして 生贄に差し出せば、我々は 愛と一致していくのだろう】
【それを 真我(神我であるキリスト)の復活と言うのに違いない】

(引用 終わり)

『できる限り、素晴らしい人たちを 助ける力を 自分に与えてください』?
子どもらしい純真さだ。

つい最近まで、私も 願っていた。
『自分は できれば、素晴らしい人を 支えるために、この身を 使いたい』と。…

子どもだった。
『素晴らしい人』と、『そうでない人』が いると、思っていたとは。