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2009年12月1日から
子どもの頃、『赤い沼』と云う漫画を、友人から借りて読んだ。
鬼子母神の祟りみたいなホラーで、陰惨な場面が印象的だった。

鬼子母神を祀る祠の中には 悪鬼が封じ込められていた
捨て子だった孤独な娘が、
旅人に恋心を抱き、その男のために 祠の扉を開けてしまう。
そして惨劇が始まる……

私は、ホラー小説も スプラッター映画も、どちらかと云うと嫌い。
あの漫画も、好きだった訳では決してない。
でも、何故か忘れられなかった。

そして、何十年も経ってから 思い知るのだ。
あの娘は、殆ど私のようだと。


大津波が東日本の海岸を襲ったときに、
私は、自分の中の怒りが、津波になってしまったような気がした。

暴力・暴行の被害を受けても、かばってくれたり助けてくれる人はなく、
自業自得とか自己責任とか言われ、
優しくされるどころか、あざ笑われたり

それでも、グレたり群れたりする気力はなくて、
1人で何とかしなきゃならなくて、
親に殺される寸前までいったときに、抵抗してしまった自分が許せなくて、
そのときに破綻した心、成長が止まってしまった心を、
心以外のもので必死で補って

ずっと『感謝』を自分に強いたり、
休み方が分からなくなるほど、頑張って働いたり、

何度も『SOS』を、
先生と呼ばれる大人や 成功してて余裕がありそうな人に 出し続けてきたのに、
そういう、本来なら、人を 励ましたり 勇気づける立場に いるはずの人が したことは、

『努力が足りない』とか『気にしすぎ』だとか、
『もっと大変な人がいるのに甘えるな』とかの、薄っぺらい言葉をくれて終わりだったり、

金だけは たくさん奪っていき、ひどい奴は罵声を浴びせ、
休ませてくれた人は いなかった。
(一息つかせてくれたのは、自分も 大変な苦労をしているような人ばかり)

だから、怒りのエネルギーを、私は、極限まで溜め込んでいた。
弱ったものを踏みつけて笑っていられる 人間(日本)社会への怒り

それが、あのような大津波となって あふれ出てしまった気がして
申し訳ないと感じた。
(苦労している優しい人にまで、見境なく襲いかかるなんて)

それは 自意識過剰だろうと、
私に そんな力が あるはずないと、理性は考える。

だけど、
私の思い過ごしでは、なかったのかもしれない。

弱者に社会の矛盾を押しつけて、死ぬより苦しめ続けていたら?
そんな弱者の怨念が、国土を覆うほどに集まったとしたら?
それが 天変地異を引き起こさないと、誰が言える?


4月の上旬に、NOPの方に付き添われて役所に行き、
生活保護の申請をして、受理された。

数日後、家に調査に来た ケースワーカーと 婦人相談員に 私は、
「経済的に困窮しているが、もっと困っているのは、
 自分の心身と頭、判断力が低下していること」と言った。

恥を忍んで
被虐待の後遺症で、頑張り過ぎても、休めないことや、
自傷行為・希死念慮に苦しんでいることも告げた。

アパートの家賃が、5万3千円という生活保護の基準額を超えているので、
転居を勧められた。
『転居費用は支給される、でも、冷蔵庫や 洗濯機を買う お金は 出ません』
と言われた。

休める環境に、早く移りたかった。
25年も住んでいるアパートは、入居した当時から(!)床板が弱っていた。
床だけじゃなく、トイレも 風呂も 窓も傷んでて、安息には程遠い。
畳の部屋も 板の間も、書類や資料の山になっていて、
布団を敷くのにも 障害物が多くて、遭難しそうになる。

『洗濯機や 冷蔵庫が欲しいなら、保険の解約返戻金で買えばいい』
そのように、ケースワーカーと 婦人相談員に助言されたので、
私は それに従い、申請を保留にした。
しかし、保留というのは、実は『取り消し』だった。

結局、転居先も決まらず(基準額が、相場より安すぎるから)、
解約返戻金は、
約2ヵ月間の生活費と メガネの修理代で消えてしまった。
(洗濯機も 冷蔵庫も 買えぬまま)

その間、ケースワーカーは何も(新たな申請書類を用意することさえ)せず、
婦人相談員は、不動産屋を 何件か まわっただけ。

こちらから電話しても、
出張中ですとか、電話中ですとかで、行き違い。

なぜ、対応が遅い(再申請の手続きが、全然 進まない)のですか?
電話で ケースワーカーに問うたら、
『申請の意思が確認できなければ、進めることはできませんから』ですと。

保護を保留(便宜上 取り下げ)にしたのは、
ケースワーカーである あなた達のアドバイスで、
「洗濯機と冷蔵庫を買うため」だったでしょう?

いつ それが、
『申請の意思が不明』に(あなたの脳内で)すり替わったのですか?

「あなた方2人に騙されて、資産を無駄にしてしまった気がする」
そう言った私に、

ケースワーカーは、嫌悪感を隠せないと云った 怒気を含んだ声で、
『明日 連絡します』と言った。

どれだけ忙しいのか知らないが、客観的に見て、
私に対する あなたの仕事は、手抜きだったのでは?

このような、
信頼関係も築けなかった ケースワーカーや 婦人相談員に、
世話になるしかないのかと思うと、暗澹としてくる。

私に 演技力があればいい。
こんなひどい現実は、芝居とでも思わねば 凌げない。



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【価値がないものは、この世に存在しない】
【存在するものには、すべて意義がある】
【どんな人も、存在するだけで尊い】

そう云う信念がない人が、自殺予防サイトを運営すれば、
犠牲者が出る。

自殺志願者が、某サイト内で、
(苦しい立場にいた私のスレッドで、私に向けて)自殺予告をしたのも、
『サイトの管理人』に 真剣さが足りなかったからだ。

『アドバイスに従わない(不服従な)者は、救えない』と云う、
あやまてる観念が渦巻いていたのも、

匿名をいいことに(こともあろうに)、
苦しみ 死に臨んでいた私を、討論のネタにして、あざ笑う連中が出たのも、

『苦しみは、本人の自業自得』と 決めつけてしまう、
仏教を曲解した人が、威張り腐っていたのも、

『弱った他者を、自分の売名や 憂さばらしに利用することを 恥じない』人が、
あのサイトを 運営していたからでしょう。

『縁なき衆生は、度し難い。そう語られる仏教サイトだから、異端者を 暴言で殺しても とがめられない』ような 流れになったのも、
『身銭を切って、場を提供しているだけでも偉いでしょ』と、
運営者が、自分を誇りつつも、利用者のことは見下していたからでしょう。

『責任は 投稿者にあり、管理者には ない。ここでのトラブルの結果、自殺者が出たとしても、死人に口なし』
そんな運営者の(自覚されざる)本心が、形になって現われただけ。
私には、そう思える。

人は、期待に応えたい生き物だから、
バンズインと名乗る人が、
名前を変えながら 吹き上がったのも、…
(最初は、私の味方のように振る舞い、
次に、サイト管理者の代理人のように振る舞って、私を叩きのめし、
後に、自分でスレッドを立てて、当初の目的を達成した)

多分 素直な人で、あの場(の氣)に呑まれ、
そこに集う人々(主に管理人に くみする読者たち)の期待に、
応えざるを得なくなったのでしょう。

仮想空間上、匿名だからこそできた、弱者の利用。
釈迦の教えって、そんなものじゃないでしょう?

他の人に対して、良い回答者を務めたからって、
私に対する 振る舞い(その悪影響)が、帳消しになる訳じゃない。

ただし、…私は 占いを遣る。
そのとき、相手の御身内が 乗り移ったようになることがある。
(その心境では 前金は要求できず、結果に満足した人から、その人に 余裕があるとき以外、謝礼を受け取れない)

ズタズタ ボロボロの 落ち武者の亡霊なみに、闇を抱えた私が、
バンズイン氏に対して、さしたる恨みを抱かずに済んでいるのは、
占うときの心に なったからだ。
(彼の御母堂に 同調したような瞬間があり、実母にも感じたことがない あたたかさを覚えた)

人さまには理解しがたい恩恵をもってして、バンズイン氏を許すとしても、
あのような場でも、提供して戴いたからこそ、このブログが生まれたとしても、
受けた ダメージと 恩恵を、秤にかけたら、
ダメージの方が、私には断然 重い。

◆ 以前、「同衾(どうきん:一緒に寝る)相手がほしい」などと 書いていた私だが、
それ以上に 強く思っていたことがある。

「大切な人を、私(と云う 危険な存在)から守りたい」
「1番大切な人には、会うことを避けたい」

そんな私だから、
つい 好きでもない人(むしろ 嫌いな人)に、関心を寄せてしまいがちだった。

嫌いな人に注目し、心を乱し、さらに闇に染まる。
それも、(会うことすら 避けてきた)愛しい人を 守るため?

ちょっと(否、かなり)、相手を弱く 見積り過ぎじゃない?
「出会いすら、回避」って、…

私と会っただけで、相手は傷つくのか?
どれほど弱い人ですか?
そんなに弱いのか、お前の相手は?

…私に伴侶が見つかるかどうかは さておき、
 (男は弱い、傷つき死にやすい)って、恐がり過ぎてないか?
そう自覚するようになったのは、ごく最近のこと。

◆ 夜勤から 日勤に戻るに際して、唯一 の楽しみは、
Kさんに会うことだった。

私より 20歳くらい若そうな(恋愛対象には ならない 安全牌な存在で)、
いい男(冴えない おばちゃんにも 親切)だから。

けど、会えなかった。
彼は、心を病んで 休職中だった。

カウンセラーの先生は、
『いい人が潰れる職場なんて…』
『真剣に、転職を考えるべきです!』と言った。

そうかもしれない。
ただ、彼を病気にした原因は、私にもある。
(2年以上 通っていたら、私の出した毒氣も 職場に染みつく)

『辞めればいい。辞めない理由が 分からないけど?』
上司に そう言われたとき、心で叫んだ言葉があった。
「死にたいから(辛い場所に過剰適応して、逃げそこなっている)に 決まってるよ!」

(不安で心細い)
(ひもじい…)

今、私が勤めている会社には、4種類の従業員がいる。
・ ボーナスが支給され、組合にも入っている 正社員
・ 1年ごとに契約し直す(正社員と同程度の責任を 背負ってる感じの) 契約社員
・ 効率(スピード)アップのために、入力を専門に請け負う 派遣社員
・ 半年ごとに契約し直す パートタイマー(社会福祉協議会で『その仕事だけでは、生活保護以下の暮らししか出来ない』と言われている)

Kさんは、正社員だった。
大きな身体を、ときどき 申し訳なさそうに 縮めていた。

そこでは 99% 正社員になる可能性がなく、
そこでの賃金は どう頑張っても、契約社員の半分以下で、
卑屈になりがちな私でも、
Kさんに対しては、
(もっと堂々としてていいのに…)と思ったものだ。

【価値があるから、この世に存在している】
【どんな生命体も、生きているだけで尊い】
そう心得て、与えられた場所や、向き合わざるを得ない相手を 肯定する。
それが、大人のコミュニケーションの土台じゃなかろうか?

そんな私に 賛同してくれそうな人は、見つかりそうにない職場だけど、…
人の友が 見当たらなくても、
大自然の在り方にならい、イガミあいながらも (苦手なものとも)共存する道を探るのだ。
そして祈るのだ、Kさんの回復を。
映画「めぐみ」は、突然、愛娘がいなくなった家族の記録。

さらわれたのが、マッチ売りの少女みたいな、社会からあぶれた人間なら、さして悲しくないだろうと、マッチ売りに近い心境の者は思う。

マッチ売りに近い野獣は、何食わぬ顔で夢を語る。
働き者で、一家言は持っている人と、1対1で接するとき、何故か、その人の心を映すような夢を語る。

希望をもって、明るく努力・工夫・前進することが、健やかに行きることだと思いたいから、報われなくても、希望(理想か夢?)を見続ける。

誰かの港(人生)を訪れた船(幸運)は、私の港にもやがて訪れると云う、何の根拠もない言葉を心に持っていて、負けを認めない。

『暗い言葉を言い放つ人』が、人生を狭くするのを見てきたから、言葉には気をつけた。

『社会問題や、壮大な理想を語り、そのために行動できる人』が、身近にいる人や、目の前に居る人の心に、興味がなく、理想の実現が目的なのか、現実逃避が目的なのか、分からなくなっていたのを目撃し、心が痛かったことがあるから、
(同じ轍を踏まないように)生活圏にいる人を、大切にしたいと願う。

そんな私は、周囲に重宝がられる。

だけど、期待には、殆どこたえられない。
中身がないからか、生まれついての道化なのかもしれない。

映画「めぐみ」では、幸せな風景と 悲劇が、共に描かれる。だから悲しい。

特に胸が痛むのは、…
捜索を呼びかける、お嬢さんの写真入りのチラシを、
道に投げ捨てて行く人や、その上に足跡を残し、家や、学校や、職場へと、急ぎ去って行く人々の、
無慈悲(無関心)を前に、立ちつくす横田夫妻の姿。

私も、誰かの心を、知らずに土足で踏んで、忘れ去って いないだろうか?

梅さん(仮名)は、神仏の道に進みたくて、心理学博士で祈りの実践家の 押し掛け弟子になったと、一昨年の晩秋、誇らしそうに書いていた。

そんな彼女を、うらやましいと思った。

彼女と その師が、私にしたことは 些細なことで、インターネット(ウェブメール)上の やりとりに過ぎない。

やった側に、悪意があった訳じゃない。
2人が、忘れ果てても、不思議じゃない。
2人が、私の心を踏みつけて行った、証拠はない(メールひとつ残してない)。

私も早く完全に忘れたい。

梅さんが、立派な神仏の取り次ぎになることを、祈っていたけれど、…
2人が、私にしたことに、痛痒を感じないような心で生きているなら、行き詰まるだろうことは 予測できた。

心理学博士 兼 祈祷家の、ファンの興味の半分は「心理学」だったと思う。

ファンクラブの会長が、異端(私)を忌み嫌い 追い出した横暴さと、…
祈祷家筋の大先生が出て来て、ファンクラブの会長を 追い出した横暴さは、…良く似ている。

支持してくれる人々がいて、組織としては安泰ですか。

自分たちに かかわり 傷つき、前以上に壊れた者の 哀しみを、高みから見下ろし、自分たちは 正義の体現者だと、あくまで おっしゃいますか。
お幸せなことです。
昨年の秋から この冬にかけて、献血のお願い葉書が 2通来た。
貧血でNGになることもあるし、最近は傷の治りが遅いので、年に1回くらいしか 献血には行っていない。

採血用の針は太く、絆創膏をはがすと、くの字形の穴が 肌に開いてしまう ことがある。
小さな傷でも、開いていると、治りは遅い。

採血の後に 貼られる絆創膏は、止血用の分厚いもので、2時間くらいで はがすように言われる。
(昔は、帰るときに 新しい絆創膏をくれたけど、最近は それがない)

今日は、たまたま用事が早く済んだ。
寒い時季は、献血できる人が 少ないらしいから、…夕刻、献血会場に、足を運んでみた。(約半年ぶり)

御飯は 午後1時に食べ、睡眠は 4時間半とったと、問診で答えたけど、…本当は 朝から何も食べておらず、睡眠は2時間くらいだった。

嘘をついたのは、…要らぬ心配を されたくなかった からです。済みません。
肝炎や HIVその他には、感染していません。
検査目的ではなく、(献血後に戴く)ドーナツ目当てでも ありません。

貧血ではなく、血圧(128-83) 脈拍(75)とも、正常だった。

検査ドクターは、
「雪の日に ありがとうございます」
「もう少し眠らないと 早くお婆さんに なっちゃいますよ」
「何度も来ていただいて ありがとうございます」などと言う方で、
こんなに私が丁寧に 扱われていいのか?
…と 恐縮してしまった。

採血担当の看護師さんは、刺した針で 血管を探ったり、質問に 頓珍漢な 返答をくれたり、こちらに お尻を向けて 壁にもたれ 足をブラブラさせるなど、私(ドナー)を 舐めきった感じで(もの好きな 変人と 軽んずる様子で)、不愉快 極まりなし。
けど、彼女が病棟の看護師でなくて よかったと思う。
患者さんは 配慮に欠ける 看護師さんと接したくないだろう。私以上に。
かつて、写真コラムの天才 山本夏彦さんが、書いていた。
「アメリカ全土に、原爆の写真を降らせたい」
「アメリカが何をしたのか、知らしめたい」と云う主旨のことを。

その熱い言葉は、私の心に刺さった。

以前、「めぐみ」と云う映画(アニメーション)の上映会場で、青いリボンに 安全ピンをつけたものを、戴いた。
青は、拉致被害者と 家族を隔てる、海と空を 表わす色だと、その時に知った。

汚れてきたので 作り直し、人にも配ろうと思い、リボン30cmと 安全ピンを買った。
不器用な私には、片手間では できぬ手仕事だった。
思ったより難しく、時間もかかったけど、何とか2個作り、お礼状や 誕生祝いのカードなどの、郵便物に入れた。

青い色が、拉致被害者と 家族をつなぐ、海と空の色になるまで、…私は リボンを 結び、縫い、知人に 配りまくろうと思う。

めぐみさんが、私と同じ頃に 生まれた人だから。

あんなに大切に 育てられていた人が さらわれて、未だに帰れず、…死ねばいいなどと 言われ続けた私が(オ前ハ、世ニ 仇ナス、末恐ロシイ 化ケ物ダカラ、早ク シヌベキ デ アル ト云ウ 呪縛ト 共二)、この地(日本)に 生きている皮肉。
まったくもって、いたたまれない。

かの国では まだ戦が、終わっていないのでは?
横田さんや曽我さんの身に 起きたことは、日本人の誰にでも、起きていたことかも しれないのでは?
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