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2009年12月1日から
足が動いて、四谷の「蟻ん子」に行ける。
耳が聞こえて、歌とピアノの共演が聴ける。
目が見えて、しますえさんの絵画を見られる。

それだけで、この上なく幸運だというのに、
「リクエストがあれば」という言葉を耳にすれば、遠慮なく願い出てて、
『来年の舞台に出演する』という方の話を聞けば、うらやましいと言う。
そんな自分に呆れてしまう。

端正な美しい宝石のような、あの空間。
自分が そこに行けた縁の不思議さに、いまさらながら驚く。


シンプルな舞台に、
照明が美しく映えて、歌の世界を引き立てていた。

雄太さんのピアノは、
足の裏からも聴こうと、私は欲張っていた。
素人の悲しさで、その場では、きれい としか思わなかったけど、

心の栞を残そうと、
「蟻ん子」の記憶を キーボードで入力していて、泪が出たのは多分、

ピアノの響き も、
お土産に もらえたからだと思う。


朝吹さんのステージに、
最高にドラマチック! な 歌が 多かったのは、
幾つもの リクエストに 応えてのこと だったようで、

アンデルセン童話の 小夜啼鳥のように、
どこかの王様が 虜になって、ひとりじめしたくなるかも。

最強の歌姫(初音ミク)でも、決して敵わない。
それを、ときめき、と 言うのかもしれない。


しますえさんの「枯葉」を聴いて、あたたかいと感じたのは、
散りゆく恋でも、心に何かを残すからかな、などと思った。

映画(邦画)音楽のカバーは、
純然たる日本歌謡でありながら、粋で、

人に生まれたことは、
うれしくて、楽しいことだったと、思い出させてくれる 至宝。












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中近東の文化に触れられる施設がある

この建物に 立ち入る幸運に 恵まれたら、多分、
楔形(くさびがた)文字 の 石柱を 見ることができる。

刻まれた文章は、古代の法律を、
その上部の彫刻は、
太陽の神と、神が認めた王の姿を あらわしている。

太陽神は、福祉を実現するリーダーとして、
王に権威(権力)を授けている。

大昔の 異国の法律。
日本人である私には、理解しにくい条文も 多々ある。

でも、
弱者を助ける 正義のために働く、そういう人こそ、
天が認める権力者だと、
この法典(ハンムラビ法典)は うたっているのじゃないか?


 
 
 
 
 
 
10月28日、会社指定のクリニックで健康診断を受診。
警備員(夜勤あり)には、半年に1度の 健康診断が義務づけられている。

胸のレントゲン撮影があり、
背骨が カーブしていることが分かった。

半年前は、背骨は真っ直ぐだった。
退職が決まった。(1月中旬)



コンビニで売ってた「シルクバンド」なる物が付いた本。
鍼灸師(土田裕三)さんが考案したそう。
(足の指の 付け根に巻きつける)
冷えが治り、子宝を授かった人の喜びから、出版に至った由。

最初に見かけた日は買わず、
さんざん迷って、後日購入。
試してみたら良かった。

冷え症が改善した。
ただし、身体に溜まっている邪気が多いからか?
21センチの紐が、みるみるうちに、劣化してしまった。
艶がなくなり、何十年も使ったかのように、ボロボロに。
(最近やっと、劣化の速度が遅くなってきた)

1番の驚きは、シルクの細い紐を巻いて結ぶと、
自分の足先(指)が、可愛く見えたことだ。

これまで、どんなに頑張っても、自分を大切に思えず、苦しかったのに。
御蚕(おかいこ)さまさまである。
学業と仕事の両立、共に中途半端。
苦手な上司とは、アイコンタクトすら できない体たらく。
(目を反らしてしまう この私が)
(だって、こっちが挨拶しても、十中八九 返事がこないんだもの…)

それでも、今年がどんな年だったか?
と、自分に問えば、
「この、【四谷 蟻ん子】に 来られたことに感謝」
「しますえさんのCDを私に贈って下さった、元上司に感謝」に尽きる。
(CDを戴いたのは、もう何年も前だけど)

元上司は、…
私が、死出の旅にでようか、逐電しようか、
思い詰めていたときに、
宴会で「長崎の鐘」をうたってくださった。

若者(後輩)たちが、アップテンポの流行歌で、
キャーキャー騒いでいた中で、だ。

次回の宴会では、三浦洸一さんの「踊り子」を、
その次の宴会では、伊藤久男さんの「イヨマンテの夜」を。

それまでの私は、のど自慢の男が嫌いだった。
(女子供を泣かせて、自分に酔って歌っている、そんな男が、身近にいたからだ)
殆ど、憎んでたと云ってもいい。

でも、私の上司だったその人は、ナルシストではなく、
苦労人(苦労に押し潰されず乗りきった、心が豊かな優しい方)だった。
穏やかで、純粋に歌を愛する人だった。

純粋に生きている人の放つ光(歌)が、
私をこの世に繋ぎ留めてくれた。

四谷 蟻ん子は、
まだ、人間になりきれていない私が 停泊できる港だ。
ないと困る。

しますえさんの深紅の衣装(スーツ姿)は、確かに素晴らしい。
しかし、セーター姿でも、魅力的に違いない。

サザンオールスターズの桑田さんが、コンサートに注文をつけられるのを嫌って、
「この曲やってほしい? 絶対やらねえよ!」と言ったりするように、…
しますえさんのステージは、もっともっと、
しますえさんの楽なスタイルでいい。

先日のステージでは、
「アマン」でも、「鶴」でも、「初日の夜」でも、
1曲だけで、壮大なドラマが そこに展開する。
 
4千4百円じゃなくて、
4万4千円くらい払わなきゃ、罰が当たりそうだ。

朝吹さんも、謙虚な お人柄は大好きだけど、
もう、技術的には超一流なのだから、
曲数は、師匠と同数か、少し多めでもいいくらい。

雄太さん(ピアノ)、
乗ってくると、息継ぎが歌手より激しい。
(命懸けなんだな)って思う。

シャンソンの魅力は、子どもたちには 片鱗しか分からないだろう。
ジャズやラテンと違って、ダンスに利用される機会も少ないようだ。
ラジオ(働く中高年や、オタクな若者がきく民放)で、取り上げられる回数も少ない。

だけど、銀巴里の灯(蟻ん子に 引き継がれた)は、
消えてもらっちゃ困る。
私が困る。
その日 私は、恩人に 恩返しする予定だった。
(数年前に、私の窮状を知った その人は、福沢諭吉の図柄の 日本銀行券を1枚、私に貸してくれた。
友人から お金を借りてまでして 生きようとは、思っていなかった私に、さりげなく)

銀行券を 返すことにし、
お礼に「蟻ん子」で歌を聴くのと、
夕飯をご馳走するのと、どっちが良いいですか?
尋ねたら、その人は、『蟻ん子』を選んでくれた)

ユニコーンの意匠の朝吹さんに、
「粋な わかれを しようぜ」と うたわれたとき、

(巧いな、こころにくいくらいの 絶妙の選曲だな)
などと、ヘンテコな感想が浮かぶ。
聴く耳が濁ってるのか?
忙しくて、心を 無くしかけているのか?

「航海日誌」を聴くと、
朝吹さんは、本当に この歌に 惚れ込んでるんだなーって思う。
まぶしい。

しますえさんも眩しくて、
衣装の色が、
晴れわたる空の色なのか、
清流のような青みを帯びた緑なのか、
(私には)区別がつかなかった。

「コマンサバ」 切なくも、明るい。
「初日の夜」 切なくも、あたたかい。
まだ私は、赤い風船を見ない。
(是非とも つかまえたい夢ってのには、出会っていない)

なぜか思ったのは、「鶴」を聴かなきゃてこと。
プレーヤーが壊れてるので、今は CDがきけない。

パソコンより、湯沸かし器より、冷蔵庫より、CDプレーヤーを先に買って、
戦争の愚かしさをストレートにうたう「鶴」を、私は聴き、血肉にしたいと思う。

「ジェラシー」の第1声から、朝吹さんが 飛ばしてるーと思った。
雄太さんの華麗なピアノの弦が、いつ切れたのか?
素人には分からないけど、
歌と ピアノが 一体だってことは わかった。
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